生薬詳細

生薬名

テンマ

生薬英名

Gastrodia Tuber

生薬ラテン名

GASTRODIAE TUBER

生薬和名

天麻

基原植物

Gastrodia elata Blume (オニノヤガラ) 植物詳細

植物名

オニノヤガラ

ラテン名

Gastrodia elata Blume

科名

Orchidaceae

和科名

ラン科

一般名

一般英名

品種等

分類

画像

形態的特徴

生態的特徴

生育特性 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

写真ライブラリー

写真ライブラリー

文献情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

生薬名

テンマ

組織培養物及び効率的増殖法

Gastrodia_elata-Ref-1 組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名

オニノヤガラ

ラテン名

Gastrodia elata Blume

文献コード

Gastrodia_elata-Ref-1

出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)

Cai YP et al, Chinese Traditional & Herbal Drugs 32: 445-447 (2001)

要約(和訳)

塊茎または腋芽からプロトコームを誘導した。このプロトコームを分割することでクローン増殖が可能となった。

目的

Gastrodia elata Blumeの新しい増殖法の開発

材料(品種,系統,産地,由来)

中国語のため不明

外植片

中国語のため不明

初期培養

シュート増殖

発根

馴化条件

鉢上げ・定植

栽培条件

再生植物体の形質

分析した成分

成分の抽出法

分析法

備考

植物体栽培及び植物の効率的生産法

さく葉標本情報

トランスクリプトーム・ゲノミクス情報

稀少植物情報

保有資源情報

導入年

保有研究部

導入番号

部位

塊茎

局方収載

食薬区分

専ら医薬品

生薬成分

精油:vanillin, vanillyl alcohol など その他:Vitamin類など

成分(化合物)

性状

本品は不整にやや湾曲した偏円柱形~偏紡錘形を呈し,長さ515cm,幅25cm,厚さ12cmである.外面は淡黄褐色~淡黄白色を呈し,輪節及び不規則な縦じわがある.質は堅い.折面は暗褐色~黄褐色でつやがあり,角質様で膠状を呈する. 本品は特異なにおいがあり,味はほとんどない. 本品の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの束針晶を認め,でんぷん粒を認めない.

用途

漢方では鎮痛,鎮静,強壮薬としてめまい,頭痛,精神不安,手足の疼痛,膝腰のの痛みなどに用いる.

調製法

エキス収率

文献情報

処方

半夏白朮天麻湯

モデル試料  21

遺伝子情報  

日本薬局方情報

定量法

確認試験法

確認試験法(TLC) 各種試験法詳細

生薬名

テンマ

試験名称

確認試験法(TLC)

分析条件

本品の粉末1gにメタノール5mLを加え,15分間振り混ぜた後,ろ過する.ろ液の溶媒を留去し,残留物をメタノール1mLに溶かし,試料溶液とする.この液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/メタノール/水混液(821)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに希硫酸を均等に噴霧し,105℃で1分間加熱するとき,Rf0.4付近に赤紫色のスポットを認める.

備考

Merck社製とWako社製TLC plateの比較および、7cm10cm展開の比較


画像データ

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/233.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

1分間加熱 Merck 社製 TLC plate7cm展開) 展開時間 15分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/234.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

1分間加熱 Merck 社製 TLC plate10cm展開) 展開時間 29分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/235.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

1分間加熱 Wako 社製 TLC plate7cm展開) 展開時間 10分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/236.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

1分間加熱 Wako 社製 TLC plate10cm展開) 展開時間 17分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/237.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

10分間加熱 Merck 社製 TLC plate7cm展開) Rf値 0.42(赤紫色) 展開時間 15分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/238.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

10分間加熱 Merck 社製 TLC plate10cm展開) Rf値 0.44(赤紫色) 展開時間 29分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/239.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

10分間加熱 Wako 社製 TLC plate7cm展開) Rf値 0.44(赤紫色) 展開時間 10分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/240.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

10分間加熱 Wako 社製 TLC plate10cm展開) Rf値 0.43(赤紫色) 展開時間 17分 ①中国(2008年9月入手) ②中国(2007年7月入手) ③中国(2005年5月入手)

乾燥減量 各種試験法詳細

生薬名

テンマ

試験名称

乾燥減量

分析条件

乾燥減量〈5.01〉 16.0%以下(6時間)

備考

灰分 各種試験法詳細

生薬名

テンマ

試験名称

灰分

分析条件

灰分〈5.01〉 4.0%以下.

備考

酸不溶性灰分

エキス含量 各種試験法詳細

生薬名

テンマ

試験名称

エキス含量

分析条件

エキス含量〈5.01〉 希エタノールエキス 16.0%以上.

備考

精油含量

純度試験 各種試験法詳細

生薬名

テンマ

試験名称

純度試験

分析条件

() 重金属〈1.07〉 本品の粉末3.0gをとり,第3法により操作し,試験を行う.比較液には鉛標準液3.0mLを加える(10ppm以下)
(
) ヒ素〈1.11〉 本品の粉末0.40gをとり,第4法により検液を調製し,試験を行う(5ppm以下)

備考

その他

NMR情報  

漢方処方情報

半夏白朮天麻湯 漢方処方情報

処方番号

処方名(漢字)

半夏白朮天麻湯

処方よみがな

はんげびゃくじゅつてんまとう

処方局法収載

医療用処方

処方成分分量

ハンゲ 3   ビャクジュツ 1.5-3   チンピ 3   ブクリョウ 3   バクガ 1.5-2   テンマ 2   ショウキョウ 0.5-2(ヒネショウガを使用する場合2-4   シンギク 1.5-2   オウギ 1.5-2   ニンジン 1.5-2   タクシャ 1.5-2   オウバク 1   カンキョウ 0.5-1 (シンギクのない場合も可) (ソウジュツ2-3を加えても可)

処方用法・用量

処方効能・効果

処方原典

処方出典

処方エキス収率ファイル名

文献情報

生薬名

ハンゲ , ビャクジュツ , チンピ , ブクリョウ , バクガ , テンマ , ショウキョウ , オウギ , ニンジン , タクシャ , オウバク , カンキョウ

副作用情報

Kampo CONSORT Statement

生物活性情報

Amyloid beta cell death 生物活性情報

試験名

Amyloid beta cell death

研究領域

脳・神経系

試験レベル

Cell-based

プロトコール

ddYマウス胎生14日齢胎児脳より大脳皮質を摘出し分散培養した。培養1日後、10uM Amyloid-beta(25-35)と試験エキスを同時投与し、48時間後の生細胞数をCellTiter-Glo 試薬 (Promega #G7571)にて測定した。

結果タイプ

コントロール細胞の生存を100%Amyloid beta(25-35)処置による細胞生存を0%とし,試験薬物による変化を%で示し細胞死阻害活性とした。(正数値が大きいほど細胞死阻害活性が高い)

PubMed ID

備考

活性試験結果情報

% inhibition