生薬詳細

生薬名

サンショウ

生薬英名

Zanthoxylum Fruit

生薬ラテン名

ZANTHOXYLI FRUCTUS

生薬和名

山椒

基原植物

Zanthoxylum piperitum (L.) DC.(サンショウ) 植物詳細

植物名

サンショウ

ラテン名

Zanthoxylum piperitum (L.) DC.

科名

Rutaceae

和科名

ミカン科

一般名

サンショウ

一般英名

Japanese pepper

品種等

分類

木本植物

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/WHOLE_PHOTO_DATA/WHOLE_PHOTO_FILE/thumbnail/57.jpg

形態的特徴

高さ1.53mの落葉低木で,雌雄異株.葉の基部近くの枝に,対生ときに単生する刺がある.刺のない品種にアサクラザンショウ,ブドウザンショウがある.葉は1119枚の小葉からなる奇数羽状複葉で,互生する.小葉は長さ15cm,幅0.52cmの卵形または卵状だ円形で,鈍鋸歯があり,先は浅く2裂する.45月に枝先に円すい花序をつけ,緑黄色の小花をつける.果実は13個のだ円状球形の分果に分かれ,赤色でしわがあり,くぼんだ小点が観察される.分果は径4mmのだ円状球形の種子を含む. アサクラザンショウ:枝に刺がない.果実の色合いから赤芽系統,青芽系統があるが,主に青芽系統が栽培される. ブドウザンショウ:アサクラザンショウに似るが,果皮が厚く,種子離れが良い.

生態的特徴

暖かいところが良く,積雪地や寒風の厳しいところには適さない.1月中は氷点下にならず,夏場も25℃を超えないところが良い.夏期に乾燥するところは不適である.傾斜地で,日照時間がやや短く,西日の当たらないところが良い.標高300500mの南東斜面が適地と考えられる.

生育特性 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-021.gif

寒さの区分

IV VI

日照条件

II 以上

暖かさの区分

100 140

土壌分類

IIIII

土壌適正

適度な保水力が必要.埴質壌土に砂質壌土に適する.肥沃地に適する.

遮光

土壌の過度の乾燥がなければ,遮光の必要性はない.

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/saibai_kubun.jpg

写真ライブラリー

写真ライブラリー写真ライブラリー(Zanthoxylum piperitum (L.) DC.(サンショウ))

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収穫物

筑波研究部標本庫1985年産

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果実

筑波研究部ロックガーデン

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生育期

筑波研究部ロックガーデン

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葉(とげ)

筑波研究部ロックガーデン

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筑波研究部ロックガーデン

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収穫物

筑波研究部ロックガーデン

文献情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-021.gif


Jiang, L. et al., Differences in the Volatile Components and Their Odor Characteristics of Green and Ripe Fruits and Dried Pericarp of Japanese Pepper (Xanthoxylum piperitum DC.). Journal of Agricultural and Food Chemistry (2004), 52(13), 4197-4203.
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Aihara, T., Principle of Zanthoxylum piperitum. III. The structure of sansho.ovrddot.ol-II. Yakugaku Zasshi (1950), 70, 409-11.
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生薬名

サンショウ

組織培養物及び効率的増殖法

Zanthoxylum_piperitum-Ref-1 , 組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名

サンショウ

ラテン名

Zanthoxylum piperitum (L.) DC.

文献コード

Zanthoxylum_piperitum-Ref-1

出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)

山本.静岡県農林技術研究所研究報告. 森林・林業編 :39-43 2012

要約(和訳)

2種類のサンショウの腋芽増殖条件を検討したところ、添加ホルモン、発根条件で差異があった。

目的

選抜したトゲの少ないサンショウの効率的なクローン増殖のための培養条件を明らかにする。

材料(品種,系統,産地,由来)

静岡県内に自生するトゲのないサンショウ2個体

外植片

当年枝を70%エタノール、1%アンチホルミンで表面殺菌し、腋芽を含む10mm程度の切片

初期培養

BA0.5mg/L添加したWP固形培地で5000Lux16時間日長、25

シュート増殖

A個体ではゼアチン0.5mg/LB個体ではBAGA30.5mg/Lの組み合わせでシュート長と増殖が優れた。

発根

IBA0.5mg/LNAA0.02mg/L添加したWP固形培地にトレハロース5-10/L添加培地。

馴化条件

赤玉土:バーミキュライト:ピートモス(311)、25℃、5000Lux16時間日長、7日間密閉。

鉢上げ・定植

80%遮光、ミスト潅水

栽培条件

再生植物体の形質

分析した成分

成分の抽出法

分析法

備考

Zanthoxylum_piperitum-Ref-2 組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名

サンショウ

ラテン名

Zanthoxylum piperitum (L.) DC.

文献コード

Zanthoxylum_piperitum-Ref-2

出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)

Imaizumi K., et al., Biosci. Biotech. Biochem.57 (4)591-593 (1993)

要約(和訳)

Asakuraサンショウの葉の香気成分分析は、ヘッドスペースガスクロマトグラフィーを用いて行った。 これは、茎頂培養系統のAsakuraサンショウの大部分はわずかな変異株を除いて、二次代謝産物のアロマ生産性に関して、親植物と同じ特徴を保持していることを示している。 しかしながら、選択された変異体培養系統の全体的な香気成分のレベルは、対照の培養系統では低いままであるが、5回目の継代培養で徐々に増加することが見出された。 このように、茎頂培養と選抜を組み合わせると、高い香気放出を有するAsakuraサンショウの改良に非常に有効であることが分かった。

目的

Asakuraサンショウの茎頂培養由来植物、親植物および実生苗から得られた異なる葉からの香気解析の比較

材料(品種,系統,産地,由来)

記載なし

外植片

滅菌した頂芽および腋芽から得られた茎頂組織

初期培養

3%ショ糖、1μM NAAおよび1μM BAPを含み0.9%寒天で固化した改変MS培地に置床し、2000Ixの照明下で培養

シュート増殖

発根

馴化条件

5-10cmに伸長した植物体は、ポットに入れて温室で栽培した。

鉢上げ・定植

栽培条件

再生植物体の形質

分析した成分

成分の抽出法

分析法

備考

植物体栽培及び植物の効率的生産法

栽培情報 植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名

サンショウ

ラテン名

Zanthoxylum piperitum (L.) DC.

種苗および品種

剌なし系統のアサクラザンショウ(青芽系統)が栽培されている。このほかに、アサクラザンショウから派生したと思われる、果皮が厚く豊産性のブドウザンショウが栽培されている。

繁殖

接ぎ木による栄養繁殖。サンショウは変異性が強く、実生の場合は系統を維持できないため、優良系統を接ぎ木により繁殖する。

栽培適性

気温は温かい方が良い。また、夏期に乾燥する地域には適さない。

播種,定植および育苗

台木の育成:台木には、サンショウ、フユザンショウ(Z. armatum DC. var. subtrifoliatum Kitamura)、イヌザンショウ(Fagara mantchurica Honda)の実生1年生株を用いる。保存しておいた種子を、3月上旬に苗床に条間10 cm で播種する。発芽したら、株間10 cm 程度に間引きを行い育苗する。夏期には乾燥を防ぐために敷き藁を施す。生育が良けれぽ、翌春には台木として使用できる。フユザンショウ、イヌザンショウの台木は、サンショウに比べ生育は遅いが、根が深いため樹としての寿命は長くなる。また、連作障害が軽減されるともいわれている。 接ぎ木:香りが良く豊産性の親株より、23芽のついた10 cm 程度の枝を採取し、接ぎ穂とする。春接ぎの場合は、3月上旬までに接ぎ穂を準備し、3月上旬~下旬に接ぎ木を行う。秋接ぎの場合は、9月上旬から接ぎ穂を準備し、9月下旬までに接ぎ 木を行う(接ぎ穂を保存する場合は、乾燥を避けて510℃に保つ)。接ぎ穂と台木の形成層を密着させ、テープで固定する。 定植:秋定植は葉が落ちてから、春定植は萌芽前に行う(暖地の場合は秋定植)。サンショウは連作を嫌う性質があるので、前作の場所から離すようにする。予め4 m間隔で、径1 m、深さ80 cm の穴を掘り、1穴当たりに完熟堆肥4 kg、苦土石灰1 kg、乾燥鶏糞2 kgを施した後、定植する。結実を促進するために、20本当たりに雄株1本程度を定植する。

肥料

管理

夏場に乾燥するようであれば、寒冷紗などにより遮光を行う。12月~翌年2月にかけての休眠期に、混んだ枝の剪定を行う。ただし、切り過ぎは樹を傷めるので注意が必要である。また、枝を四方に広がるように誘引し、定植後3年で樹形を整えることで、その後の収穫作業が行いやすくなる。  成り疲れを防ぐ目的で、5月上旬に35割程度を摘果する。この時期のものであれぽ、青果として出荷できる。

病害虫駆除

立枯病、さび病、ハダニ類(ミカンハダ二が主)の他アブラムシ等の害といった、ミカン果樹に類似したものがあらわれる。

収穫・調製

乾燥果実としての収穫は定植5年目以降より行えるが、713年目が最盛期と考えられる。寿命の長いものは50年に達するが、栽培の経済寿命は15年前後と思われる。7月中旬~8月下旬にかけて果実が色づいた頃に収穫する。収穫後、ムシロの上に広げて天日千しするか、50℃程度で機械乾燥する。乾燥途中で分果が開裂し種子がこぽれる。 採種:秋に完熟した種子を採取する。乾燥すると発芽率が悪くなるので、5倍量程の砂に混ぜて地中に保存する。

収量

1本当たり(10年株)乾燥果実で、33.5 kg

参考情報(生物活性)

参考情報(生物活性)ファイル

特性分類表 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-021.gif

栽培暦 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-021.gif

栽培方法関連データ http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

栽培方法関連写真データ http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

種子発芽情報データ http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

備考

備考ファイル

さく葉標本情報

トランスクリプトーム・ゲノミクス情報

稀少植物情報

保有資源情報

導入年

保有研究部

導入番号

部位

成熟した果皮

局方収載

食薬区分

非医

生薬成分

精油:dl-limonene, citronellal など      辛味成分:sanshoöl, sanshoamide など その他:xanthoxylin, xanthoxin , tannin など

成分(化合物)

性状

2 3 分果よりなるさく果で,各分果は偏球形を呈し 2 片に開裂し,各片の径は約 5 mmである.果皮の外面は暗黄赤色暗赤褐色で,油室による多数のくぼんだ小点がある.内面は淡黄白色である.特異な芳香があり,味は辛く舌を麻ひする.

用途

方向性健胃薬 苦味チンキ原料

調製法

7 月下旬ごろ果実が黄色を帯びてきたときに,花穂全体をつみ取る.乾燥前に花軸を除去し,むしろ干しをする.乾燥した後,子実を分離して果実のみにする.

エキス収率

文献情報

処方

椒梅湯,大建中湯,当帰湯,楊柏散

モデル試料  44

遺伝子情報  

日本薬局方情報

定量法

確認試験法

確認試験法(TLC) 各種試験法詳細

生薬名

サンショウ

試験名称

確認試験法(TLC)

分析条件

本品を粉末とし,その0.5gに薄めたエタノール(710)100mLを加え,密栓して30分間振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする.この液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液10μLを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(混合蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/エタノール(95)/水混液(821)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに紫外線(広域波長)を照射するとき,Rf0.7付近に灰赤色~赤色を呈する1個のスポットを認める.

備考


画像データ

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/63.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

Wako社製TLCplate, 7cm展開 Rf値 0.73(灰赤色~赤色) 展開時間 11分 ①日本・兵庫(200810月入手) ②日本・鳥取(20081月入手) ③日本・奈良(200711月入手) ④韓国(200612月入手)  

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/64.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

Wako社製TLCplate, 10cm展開 Rf値 0.74(灰赤色~赤色) 展開時間 21分 ①日本・兵庫(200810月入手) ②日本・鳥取(20081月入手) ③日本・奈良(200711月入手) ④韓国(200612月入手)  

乾燥減量

灰分 各種試験法詳細

生薬名

サンショウ

試験名称

灰分

分析条件

灰分〈5.01〉 8.0%以下.

備考

酸不溶性灰分 各種試験法詳細

生薬名

サンショウ

試験名称

酸不溶性灰分

分析条件

酸不溶性灰分〈5.01〉 1.5%以下.

備考

エキス含量

精油含量 各種試験法詳細

生薬名

サンショウ

試験名称

精油含量

分析条件

精油含量〈5.01〉 本品の粉末30.0gをとり,試験を行うとき,その量は1.0mL以上である.

備考

純度試験 各種試験法詳細

生薬名

サンショウ

試験名称

純度試験

分析条件

() 種子 本品は,異物〈5.01〉に従い試験を行うとき,種子20.0%以上を含まない.
(
) 果柄及び枝 本品は,異物〈5.01〉に従い試験を行うとき,果柄及び枝5.0%以上を含まない.
(
) 異物〈5.01〉 本品は種子,果柄及び枝以外の異物1.0%以上を含まない.

備考

その他

NMR情報  

漢方処方情報

大建中湯 漢方処方情報

処方番号

処方名(漢字)

大建中湯

処方よみがな

だいけんちゅうとう

処方局法収載

医療用処方

処方成分分量

サンショウ 1-2   ニンジン 2-3   カンキョウ 3-5   コウイ 20-64

処方用法・用量

処方効能・効果

処方原典

処方出典

処方エキス収率ファイル名

文献情報

生薬名

サンショウ , ニンジン , カンキョウ , コウイ

副作用情報

間質性肺炎 , 副作用情報

処方名(漢字)

大建中湯

処方の由来

不明

副作用の概要

間質性肺炎

文献情報

医薬品・医療機器等安全性情報 No.288

接触性皮膚炎 , 砂状便 , 総説

副作用情報

処方名(漢字) 大建中湯
処方の由来
副作用の概要 総説
文献情報 香取征典, 塚本理史,上之園秀基, ツムラ大建中湯エキス顆粒(医療用)に関する副作用発現頻度調査, Progress in Medicine, 32 (9) 1973-1982, 2012

Kampo CONSORT Statement

 

生物活性情報

Amyloid beta cell death