生薬名

アロエ

 

 

生薬英名

Aloe

 

 

生薬ラテン名

ALOE

 

 

生薬和名

ロカイ(蘆薈)

 

 

基原植物

Aloe ferox Miller(アロエ) , Aloe africana Miller(アロエ) , Aloe spicata Baker(アロエ)

 

 

部位

葉の液汁

 

 

局方収載

 

 

食薬区分

専ら医薬品(根・葉肉は非医)

 

 

生薬成分

アントロン類:barbaloin, aloinoside A,B アントラキノン類:aloeemodin, chrysophanol など    クロモン誘導体:aloesin など

 

 

成分(化合物)

Barbaloin(バルバロイン)

 

 

性状

本品は黒褐色~暗褐色の不整の塊で,外面はときに黄色の粉で覆われ,破砕面は平滑でガラス様である. 本品は特異なにおいがあり,味は極めて苦い.

 

 

用途

瀉下剤,健胃薬,常習便秘薬原料

 

 

調製法

 

 

エキス収率

 

 

文献情報

 

 

処方

漢方処方にはない

 

 

モデル試料  

 

 

遺伝子情報  

 

 

日本薬局方情報

定量法

 

 

確認試験法

 

 

確認試験法(TLC)

 

 

乾燥減量

 

 

灰分

 

 

酸不溶性灰分

 

 

エキス含量

 

 

精油含量

 

 

純度試験

 

 

その他

 

 

NMR情報  1

 

 

漢方処方情報

 

 

生物活性情報

 

 

植物名

アロエ

 

 

ラテン名

Aloe africana Miller

 

 

科名

Liliaceae

 

 

和科名

ユリ科

 

 

一般名

アロエ

 

 

一般英名

Aloe

 

 

品種等

 

 

分類

 

 

画像

 

 

形態的特徴

 

 

生態的特徴

 

生育特性 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

写真ライブラリー

写真ライブラリー

文献情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

生薬名

アロエ

組織培養物及び効率的増殖法

植物体栽培及び植物の効率的生産法

さく葉標本情報

トランスクリプトーム・ゲノミクス情報

稀少植物情報

保有資源情報

導入年

保有研究部

導入番号

名称

Barbaloin(バルバロイン)

別名

構造


Barbaloin.mol

分子式

C21H22O9

分子量

418.40

IUPAC

CAS

1415-73-2

Other DB

CHEBI

CHEMPDB

KEGG

C10305

NIKKAJI

J34.737J

PUBCHEM

SID:12491

文献情報

NMR情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

(LC/GC)MS情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

この化合物を含有する生薬名

アロエ(ALOE)

生薬名

アロエ

試験名称

定量法

分析条件

定量法 本品の粉末約0.1gを精密に量り,メタノール40mLを加えた後,還流冷却器を付けて水浴上で30分間加熱し,冷後,ろ過し,メタノールを加えて正確に50mLとする.この液5mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に10mLとし,試料溶液とする.別に定量用バルバロインをデシケーター(減圧,酸化リン(Ⅴ))24時間乾燥し,その約10mgを精密に量り,シュウ酸二水和物40mgを加えた後,メタノールに溶かし,正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に10mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液5μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のバルバロインのピーク面積AT及びASを測定する.

バルバロインの量(mg)MS × ATAS × 12
MS
:定量用バルバロインの秤取量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:360nm)

カラム:内径約6mm,長さ約15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:30℃付近の一定温度
移動相:水/アセトニトリル/酢酸(100)混液(74261)
流量:バルバロインの保持時間が約12分になるように調整する.

システム適合性
システムの性能:定量用バルバロイン10mg及びシュウ酸二水和物40mgをメタノールに溶かし,100mLとする.この液5mLを量り,エテンザミドのメタノール溶液(1→2000)1mLを加えた後,メタノールを加えて10mLとする.この液5μLにつき,上記の条件で操作するとき,バルバロイン,エテンザミドの順に溶出し,その分離度は2.0以上である.ただし,測定波長は300nmとする.
システムの再現性:標準溶液5μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,バルバロインのピーク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.

備考

生薬名

アロエ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試験名称

乾燥減量

分析条件

乾燥減量〈5.01〉 12.0%以下.

備考

生薬名

アロエ

試験名称

エキス含量

分析条件

エキス含量〈5.01〉 水製エキス 40.0%以上.

備考

生薬名

アロエ

試験名称

純度試験

分析条件

() 樹脂 本品の粉末0.5gにジエチルエーテル10mLを加え,水浴上で加温した後,ろ過し,ろ紙上の残留物及びろ紙をジエチルエーテル3mLを用いて洗い,ろ液及び洗液を合わせた後,ジエチルエーテルを留去するとき,残留物の量は5.0mg以下である.
(
) エタノール不溶物 本品の粉末1.0gにエタノール(95)50mLを加え,還流冷却器を付けて水浴上で30分間煮沸し,温時に質量既知のガラスろ過器(G4)を用いてろ過し,ろ過器上の残留物はエタノール(95)で洗液が着色しなくなるまで洗い,残留物を105℃5時間乾燥するとき,その量は0.10g以下である.

備考