ラインウィーバー・バークの式
ラインウィーバーバークノシキ
【英】Lineweaver‐Burk equation
【独】Lineweaver‐Burk Gleichung
【仏】e´quation de Lineweaver‐Burk
基質濃度〔S〕と酵素反応*の速度での関係を示すミカエリス・メンテンの式*
→式1
の両辺の逆数をとり変形すると,
→式2
となる.これが,ラインウィーバー・バークの式で,1/〔S〕に対して1/vをプロットすると直線が得られ,VやKmが容易に求められる.この直線と縦軸との交点は1/V,横軸との交点は-1/Kmとなり,これから酵素反応の最大速度および基質に対するミカエリス定数が得られる.この作図法をラインウィーバー・バークのプロットあるいは二重逆数プロットdouble reciprocal plotという.この作図法は,競合〔的〕阻害*や非競合〔的〕阻害*のような阻害様式を解析したり,多基質が関与する酵素の反応様式を解析する場合にも有用である(Hans Lineweaver,1907生;Dean Burk,1904生はともにアメリカの生化学者).