アスマン通風湿度計
アスマンツウフウシツドケイ
【英】Assmann aspiration psychrometer
一般に用いられているアウグスト乾湿球湿度計に起こりがちな欠陥を除き完全な気温,気湿を測ろうとして,1887年R. Assmannが考案した乾湿球湿度計*をいう.この湿度計の外部はクロムなどでメッキしてあるので日光などの輻射熱をさえぎることができる.また2本の湿度計の球部は,頭部についている風車の回転で常に一定の気流中(約3.7 m/秒)にさらされている.通風をはじめて示度が安定する約5分後に乾球,湿球の温度差を読みとり,通風乾湿用湿度表を用いて相対湿度を求める(Richard Assmannはドイツの気象学者,1845‐1918).