構成 |
桂枝(けいし):4 |
延胡策(えんごさく):3 |
牡蛎(ぼれい):3 |
茴香(ういきょう):1 |
甘草(かんぞう):1 |
縮砂(しゅくしゃ):1 |
良姜(りょうきょう):0.5 |
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備考 |
本方は比較的痩せ型で虚弱な人が、胃が痛んだり、胃酸を吐いたり、胸やけや悪心(おしん)などの症状があるときに用います。普段から神経質で甘い物を好む人、冷え性の人に多く見受けられます。
胃かいよう、十二指腸かいようの対症療法として有効ですが、根本的治療には、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)などの柴胡剤と合わせて用います。
平素強健な人に多い暴飲暴食によると思われる疾患にはあまり効果はなく、このような急性の胃腸カタルには、黄連湯(おうれんとう)や平胃散(へいいさん)を考えます。
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