目 標 | 患部が発赤腫脹して、疼痛(とうつう)を伴うか、または化膿しているもの。 |
構 成 | 枳実(きじつ):3 | 芍薬(しゃくやく):3 | 桔梗(ききょう):4 | 甘草(かんぞう):3 | 生姜(しょうきょう):3 |
大棗(たいそう):3 |
備 考 | 本方は、排膿散(はいのうさん)と排膿湯(はいのうとう)を合方したものです。化膿性の腫れものに用いますが、患部が発赤腫痛して灼熱(しゃくねつ)様疼痛を伴うものには、消炎鎮痛作用を発揮して散らす作用があります(排膿散)、化膿症の盛りを過ぎて緩症になった開放性の化膿症に対して排膿を促進させる(排膿湯)という両方の作用があります。
化膿を繰り返す場合には、本方よりも十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)が適します。 |