韓医師

韓医師(かんいし)とは、韓方専門医師の略で韓国伝統医学である韓医学を実践する医師のことで、大韓民国における国家資格である。日本の日本医師会のような任意加入ではなく、医療法大韓韓医師協会に加入が義務付けられている。中国語や日本語では漢医師と表記される。

目次

1 歴史

2 韓医師資格取得方法

2.1 韓医師養成施設

2.2 漢方専門医

3 参考文献

4 関連項目

5 外部リンク

 

 

歴史

  • 91410月29日 朝鮮総督府が朝鮮総督府警務摠監令第10号で按摩術、鍼術、灸術経営業取締規則が制定され、これら類似医療業者の免許取得要件は普通学校(現・小学校)1年修了者(19231026日以後は3年修了者)であり、各分野ごとに免許が交付された。1
  • 194841日 東洋大学館が4年制の乙種大学として開講。
  • 1951年 国民医療法第59条に類似医療業者(鍼士、灸士、按摩士、接骨士)制度、漢医師制度設立。
  • 19533月 東洋大学館をソウル漢医科大学に変更。
  • 19553月 ソウル漢医科大学に薬学部を設置し、東洋医薬大学に改称。
  • 19601128日 保健社会部は保社部令第56号に類似医療業者令を設定し鍼士、灸士、按摩士、接骨士の資格試験を規定する。
  • 19627月 国家再建最高会議は国民医療法第59条を削除し、医療法附則経過規定(鍼士、灸士、按摩士、接骨士の既得権者に対する管理規定)を設定し鍼灸士制度を廃止する。
  • 196312月 政府法で東洋医薬大学は4年制から6年制(予科:2年、本科:4年)の東洋医科大学に改称。
  • 19653月 東洋医科大学は慶熙大学校医学部韓医学科に併合される。
  • 1977年 慶熙大学韓医科大学付属病院で研修医制度が開始。
  • 1986年 医療法を改正し漢医学を韓医学に名称変更。
  • 1986年 韓方医療保険が適用される。
  • 2001年 韓方専門医制度が作られ、2002年に第1回試験が行われた。
 

韓医師資格取得方法

韓医科大学ko:한의과대학)の韓医予科に進学し2年間の課程を修了し、韓医学科に進学後、国家試験に合格する。

韓医師養成施設

慶熙大学校

 

漢方専門医韓医師免許取得後、韓方専門病院で韓方研修医として4年間(インターン1年、レジデント3年)の研修を行う。