延辺朝鮮族自治集

中華人民共和国 吉林省 延辺朝鮮族自治州

略称:延辺州、延辺

旧称:間島

吉林省中の延辺州の位置

吉林省中の延辺州の位置

簡体字

族自治州

繁体字

延邊朝鮮族自治州

拼音

Yánbiān Cháoxiǎnzú Zìzhìzhōu

カタカナ転写

中:イェンピェン
朝:ヨンビョン

朝鮮語

연변 조선족 자치주

朝鮮語ローマ字転写

Yǒnbyǒn Chosǒnjok Chach'iju(M-R)
Yeonbyeon Joseonjok Jachiju
RR式)

国家

中華人民共和国の旗中華人民共和国

吉林

行政級別

自治州

建置

1952

改制

1955

州委書記

張安順

州長

李景浩

面積

総面積

43,474 km²

海抜

2,691 (白頭山) m

人口

総人口(2009)

218.7 万人

経済

GDP(2008)

379.6億元

一人あたりGDP

17,374

電話番号

0433

郵便番号

133000

ナンバープレート

H

行政区画代碼

222400

市花

眞達莱

公式ウェブサイト http://www.yanbian.gov.cn/

延辺朝鮮族自治州(えんぺんちょうせんぞくじちしゅう)は、中華人民共和国吉林省に位置する朝鮮族自治州。州人民政府所在地は延吉市。現在、全人口のうち漢族が過半数以上の59%を占め、朝鮮族の割合は39%に低下している。

様々な場所で漢字ハングルが併用されており、地元の延辺朝鮮語では漢字の朝鮮語音に従って연변と表記され、北朝鮮でも同様の表記がされる。一方、韓国では漢字の韓国語音表記を採用せず、中国語音を音写した옌볜と表記される。[1]

目次

 1 地理

2 歴史

3 行政区域

3.1 年表

3.1.1 延辺専区

3.1.2 延辺朝鮮族自治区

3.1.3 延辺朝鮮族自治州

4 経済

5 交通

5.1 航空

5.2 道路

6 教育

7 マスコミ

8 脚注

9 関連項目

10 外部リンク

 

 

 

 

地理

自治州の西南部に白頭山が聳え、この山から流れ出る豆満江を境にして朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)咸鏡北道と接し、東部はロシア沿海地方、北部は黒竜江省牡丹江市と接する。西部は同じ吉林省の吉林市通化市である。

白頭山は満州族にとっても朝鮮民族にとっても聖なる山とされている。全体に山がちの地形で、豆満江流域にわずかに平地が開けている。

歴史

古代の高句麗渤海の故地であり、とくに敦化市には渤海初期の都城・東牟山があった。渤海の壁画古墳として名高い六頂山貞恵公主墓(敦化市)はこの時代の遺跡である。渤海の都はその後、上京竜泉府(黒竜江省牡丹江市)に遷ったが、自治州内には東京龍原府(琿春市)、中京顕徳府(和龍市)が置かれていた。渤海滅亡後は女真の領域となり、代には建州衛が置かれた。

代に入るとこの地は支配者である満州族の聖地と見なされ一般人の出入りが禁じられた。そのため人口密度が極端に低い状態が続き、そこへ貧困から当地に密入国する朝鮮族が増え不法に定住を始める。清代後期に延吉庁と琿春庁が置かれ、満州国時代には間島省が設置された。

中華人民共和国が成立すると、1949年に吉林省延辺専区が設けられ、1952年に「延辺朝鮮民族自治区」となり、1955年には「延辺朝鮮族自治州」となる。1958年に敦化県(当時)を併せて拡大された。文化大革時期には州長であった朱徳海(朝鮮族)が「地方民族主義の金持ち」として紅衛兵に迫害され、死亡したこともある。

行政区域

6県級市・2県を管轄する。

延辺朝鮮族自治州の地図

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1b/Administrative_Division_Yanbian.png/550px-Administrative_Division_Yanbian.png

延吉市

図們市

敦化市

琿春市

龍井市

和龍市

汪清県

安図県

年表

延辺専区

延辺朝鮮族自治区

延辺朝鮮族自治州

経済

延吉市は木材の生産地で、鉱物資源が豊富なことでも知られる。ロシア北朝鮮国境に近い琿春市は国境開放都市に指定されている。

1992の中国と大韓民国(韓国)の国交樹立以降は、自治州には韓国からの直接投資が急増し、中国の辺境地域としては最も高い経済成長を達成している。

2003の生産総額(GDP)は対前年比10.1%増の171.5人民元、一人当たり生産総額は7841元であった。産業構造は第一次産業14.2%、第二次産業46.5%、第三次産業39.3%となっている。対外貿易輸出は対前年比28.8%増の2.8米ドル、輸入は5.3%増の1.3億米ドルであった。 韓国、日本等へ出稼ぎに出ている人が多くいる。1980年以後に生まれた人(80)の中にはエリートが多く、3か国語が話せる人が多くいる。

交通[

航空

道路

教育

マスコミ[ソースを編集]

脚注

1.     ^ 韓国では同じ漢字文化圏である中国、台湾、香港、日本、ベトナムの地名・人名を表記する際、原語音を音写したものを使用するため。

関連項目

外部リンク

[隠す]

吉林省の行政区画

省都:長春市

副省級市

長春市

地級市

吉林市

四平市

遼源市

通化市

白山市

松原市

白城市

自治州

延辺朝鮮族自治州

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=延辺朝鮮族自治州&oldid=61119931」から取得

カテゴリ: