首凝りのほぐし方 首こりを改善するには、凝り固まった首周りの筋肉をほぐすのが効果的です。ツボであれば腕や足、肩や手など、首周り以外にも刺激すると効果のあるツボがあります。 首こりに効くツボ7選 首こりには頭痛やめまい、吐き気、肩こりなど、他の症状を伴う場合もほとんどです。これらの不快な症状を緩和するツボを7選紹介します。 ①【耳のツボ】天牖(てんゆう) 天牖の場所は、耳の後ろの骨の出っ張りのすぐ下にあるくぼみに位置します。押し方は親指の腹で回しながら優しく押すのがポイントです。 天牖は首こりはもちろん、頭痛やめまい、吐き気などの症状も和らげてくれます。 ②【腕のツボ】手三里(てさんり) 手三里は腕を曲げたときにできる外側のシワから、手の方向へ指3本分の場所にあります。手三里は押すと痛いと感じるツボです。押すときには親指の腹で優しく刺激します。 手三里は首周りの筋肉をほぐして、首こりを和らげてくれます。また、デスクワークなどによる肩こりや腕の疲れを取るのにもおすすめのツボです。 ③【腕のツボ】曲池(きょくち) 曲池は腕を曲げたときにできる外側のシワの先端部分の場所にあります。曲池を押すときは反対の手で肘を掴むように持ち、親指の腹で刺激します。 曲池は首や肩の血行を促進する効果が期待でき、痛い首こりや肩こりの症状を和らげてくれます。血行不良による頭痛やめまいなどにも効果があるといわれているツボです。 ④【手のツボ】落枕(らくちん) 落枕は手の甲にあり、人差し指と中指の付け根の間に位置します。落枕は親指の腹で刺激しながら、ゆっくりと首を回すのがポイントです。 落枕は寝違えによる首こりの症状を緩和するときに使うツボです。落枕を刺激することで、首の可動域が広がり痛みが和らぎます。 ⑤【肩のツボ】肩井(けんせい) 肩井は腕を上げたときにできる肩のくぼみの中間に位置します。肩とは反対の手を肩井にのせて、指の腹で揉むように刺激しましょう。拳で優しく叩いて刺激する方法もあります。 肩井は身体全体の血流の流れをよくして、首こりや肩こりの症状を和らげてくれます。首こりや肩こりからくる吐き気も解消される効果が期待できるのも特徴です。 ⑥【首のツボ】天柱(てんちゅう) 天柱は首の後ろにある筋の左右にあり、後頭部の髪の生え際に位置します。天柱を押すときは人差し指で頭に向かって押し込むように刺激します。 天柱は首こりや肩こりの他にも、頭痛やめまい、寝違えによる首こりにも効果のあるツボです。 ⑦【足のツボ】湧泉(ゆうせん) 湧泉の位置は足指を握ったときにできる凹んだ部分です。湧泉は両手の親指で少し強めに刺激します。円を描くように揉みほぐす方法でも問題ありません。 湧泉は足ツボでも有名で首こりや肩こりはもちろん、めまいや吐き気など、さまざまな身体の不調を改善する効果が期待できる万能ツボです。 首こりに効くツボの使い方は? 首こりに効果が期待できるツボの使い方を紹介します。どちらも自宅で簡単にできる方法なので試してみましょう。 ツボ押しマッサージ ツボ押しマッサージのポイント 手の指の腹を使って指圧する 息を吐くときに押して吸うときに緩める ツボは痛みを我慢してまで強い刺激を与えるものではありません。気持ちいいと感じる刺激で押すのがポイントです。 セルフお灸 お灸によるツボの刺激も効果が得られるおすすめの方法です。セルフでできるお灸はドラックストアでも取り扱いがあります。 セルフお灸のやり方 お灸にライターなどで火をつけツボにのせる 4~5分放置したらお灸を取る 水を入れた灰皿に使用済みのお灸を入れる セルフお灸はお風呂の直後や食事の前後30分などは避けて行いましょう。ツボの位置がわからなくならないように、お灸をのせる前に目印を付けておくのがおすすめです。また、我慢できない熱さを感じたらすぐにお灸を外して火傷を防ぎます。 横内稚乃先生 鍼灸師 天牖、肩井、天柱などの首回りのツボにセルフお灸をする時は、やけどや衣服が燃える、髪が焦げる等のトラブルに十分注意が必要です。首こりや肩こりがひどい場合は火を使わないお灸を使用しましょう。ドラッグストアなどで市販されていることもありますのでお店に問合わせてみてくださいね。 首こりに効くセルフマッサージのやり方 首こりに効果のあるセルフマッサージのやり方を紹介します。仕事の休憩時間や寝る前など、首が痛いと感じたら首筋のこりをほぐして症状を和らげましょう。 胸鎖乳突筋マッサージ 胸鎖乳突筋は首を動かすときに使う筋肉です。凝り固まった筋肉をマッサージでほぐせば、スマホ首の症状も和らぎます。 胸鎖乳突筋マッサージ方法 耳の後ろから首筋、鎖骨に向かってさする 鎖骨を肩にむかってさする 1と2を左右それぞれ3回ずつ行う
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