頻尿
当院には頻尿の次のような症状で20代~60歳代の方が多数ご来院されています。
●幼少のころより頻尿でお困りの方
●心因性頻尿(神経性頻尿)でお困りの方
●膀胱炎をきっかけに頻尿や膀胱の辺りの不快感・残尿感を感じている方
●パニック障害・不安障害などで頻尿を感じている方
当院の鍼灸治療の特徴
女性鍼灸師による頻尿の専門治療
当院の治療は女性鍼灸師による頻尿の専門治療です。頻尿の治療では腰周りや下腹部へも治療をするため、同じ女性同士の方が安心して緊張感なく治療をお受けいただけるかと思います。
私自身も以前には頻尿で悩んだ経験があります。その時の経験や感じていた思いも治療に活かして、頻尿を専門に治療を行っております。
尿意の感覚を調整する鍼灸治療
頻尿の鍼灸治療は膀胱からの神経の活動の乱れを整えることを中心に治療します。
膀胱からの神経の活動が正常に整ってくると、頻繁に起きる尿意の感覚が次第におさまり膀胱に溜められる尿の量が増えていく為、排尿量が増え気持ち良くトイレをすることができるようになっていきます。薬の副作用により、尿の出方が悪くなり残尿感や不快感が気になる方にも効果的です。
§ 膀胱からの尿意を伝える神経の興奮を鎮める
§ 尿意の感覚・膀胱の感覚を調整し違和感・残尿感の改善
§ 膀胱の尿を溜められる量を増やし、気持ち良い排尿を促す
§ 膀胱の活動に関わる自律神経の働きを整える
§ 冷え性・むくみやすいなどの体質を根本から改善する
頻尿のツボへの治療
頻尿の治療では、東洋医学に基づいて頻尿のツボへ効果的な鍼とお灸をします。また、頻尿の度合いや気になり具合によって軽い低周波(痛みはありません)の治療を加えます。
泌尿器や頻尿に関わる経絡・ツボへの治療が尿意を伝える神経の興奮を鎮静し、膀胱の働きを整えたり、体内を流れる水分の調節をします。
頻尿の改善に大切なこととは
気持ちが落ち着いて安心できること
「トイレが近いのを気にしてはいけない…」と思っていませんか?尿意を頻繁に感じたときに起こる心の葛藤に気持ちが疲れてしまったという患者さんも多いようです。頻尿の治療は身体への治療だけでなく気持ちの面でも安心できることが大切だと考えております。患者さんが日常生活の中で感じたこと、困ったことを自由にお話しいただいてできるだけその不安を取り除き、「きっと大丈夫!」そう思っていただけるよう丁寧にサポートしております。
自律神経の働きを整えること
膀胱という臓器は心で感じていることが現れやすい臓器です。「緊張した時にトイレが近くなる」という経験は誰もが感じたことがあるかと思います。心と体の働きをつないでいるのは自律神経の働きです。自律神経の働きが乱れると感覚に乱れが生じて、尿意という感覚を敏感にキャッチしてしまうこともあります。ご自分では自覚されていなくても、日常生活のなかで知らず知らずに気持ちの負担や緊張、肉体的疲れが溜っていて尿意という感覚がバランスを崩している方も多くみられます。
冷え・むくみをの改善
頻尿の患者さんの多くに冷えやむくみの症状がみられます。この中には冷えやむくみを自覚されている方もされていない方もいらっしゃいます。冷え・むくみは頻尿の原因や頻尿を悪化させることにつながりやすいため、同時に治療することで症状の改善がより効果的になります。
頻尿の症状をぶり返さない為にも大切なポイントです。
残尿感・不快感への効果も
§ トイレに行ったばかりなのにまだ尿が残っているような残尿感
§ 膀胱炎のような下腹部の痛み・不快感
§ 膀胱の辺りが常に気になりトイレに行きたいような感覚
残尿感・不快感は女性ホルモンとも関わりがあります。
頻尿は女性の生理周期の影響を受けることがあり、生理前になると頻尿の症状が悪化することもよくあります。原因の1つに、女性ホルモンのバランスが乱れて膀胱の働きが低下することが考えられます。これは、膀胱の働きがエストロゲンによっても影響を受けるためです。
そのため、更年期には頻尿の症状だけでなく、残尿感・膀胱の辺りの不快感・膣の乾燥や痛み骨盤底筋のゆるみといった、女性のデリケートなエリアの不調が現れやすくなります。
お一人おひとりに最適な治療内容
頻尿は幅広い年齢の方が感じる症状です。その原因は様々であり、どなたにも同じ治療内容ではその効果は半減してしまうと考えております。当院では、現れている「頻尿」という症状の背景にある原因を主に東洋医学に基づいて見極め、お一人おひとりに最適なツボ・経絡への鍼灸治療を行っております。私は、まずは頻尿の改善を感じていただけるように、さらには心因性の傾向が強い方、更年期の影響もある方、むくみや冷えやすい方など、それぞれの体質・症状に合わせて治療を行い、お身体全体の体調の良さを感じていただけるよう、治療を組み立てております。それにより、頻尿の鍼灸治療の効果を多くの方々に感じていただいております。
頻尿から解放されてラクになりませんか?
当院に治療に通われている患者さんからは
●「治療を受けたら気持ちも安心できてトイレも気にならなくなってきています。」
●「尿意を感じても、気持ちが落ち着いてラクに過ごせるようになりました。」
とお喜びいただいております。
頻尿や残尿感などの悩みはなかなか気軽に話題にできないという方も多く、1人でお悩みを抱えてしまうケースも多いようです。頻尿でお困りのことがありましたら、鍼灸治療を試してみませんか。頻尿の症状を経験した女性鍼灸師(赤岩優子)が治療を担当しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。メールでのご予約お問合せはこちらです。
頻尿の原因
§ 過活動膀胱:過活動膀胱のページをご覧ください。
§ 膀胱炎などの尿路の感染や炎症:膀胱炎のページをご覧ください。
§ 尿路結石:腎臓でできた結石が流れ,尿路を刺激することで頻尿の症状が起こります。
§ 残尿(排尿しても尿が膀胱に残ること):排尿しても尿が膀胱に残ってしまうため次に溜められる膀胱の容量が少なくなってしまい、結果的に頻尿になる症状です。
§ 多尿(尿の量が多い)
§ 心因性(神経性):膀胱や尿道に問題がないのにトイレの事が気になってしまう症状です。トイレに行けない状況の時により強く尿意を感じやすいのが特徴です。
§ 腫瘍:腫瘍によって膀胱が刺激を受けて尿意を感じやすくなります。
§ 薬の副作用:血圧を下げる薬や心臓の薬には、利尿作用のあるものがあります。服用されている方で頻尿や夜間頻尿の症状でお困りでしたら、医師へご相談の上、薬を見直してみるのも1つの方法です。
§
頻尿のメカニズム
頻尿の状態では、膀胱にまだ尿が少ししか溜まっていない状態でも「トイレに行きたい」という尿意が起こります。そのため、膀胱に溜められる尿の量が少なくなり、トイレに行きたいと思ってトイレにいっても少ししかでない…ということになります。
膀胱からの「トイレに行きたい」という感覚を伝える神経の働きが乱れると、膀胱自体に何も問題がなくても、また尿が少ししか溜まっていなくても神経が尿意という感覚を伝えます。膀胱の尿意を伝える神経が興奮した状態です。
神経が興奮すると、少しの刺激でもその感覚を伝えようとするため、尿意が何度も何度も脳に送られるため「トイレに行きたい」という情報を脳が受け取り「トイレの事ばかり考えてしまう」「膀胱の辺りが常に気になる」という状態が起きてくるのです。
膀胱炎
当院の膀胱炎の鍼灸治療の特徴
当院では膀胱炎・繰り返す膀胱炎・膀胱炎をきっかけとした頻尿や残尿感の鍼灸治療を専門に行っております。膀胱炎に最も効果の高いツボや経絡への鍼灸治療で、膀胱の働きに関わる神経を整え、膀胱の働きを整えていきます。また、東洋医学に基づいて症状や体質を診てお身体全体のバランスを整える治療ですので、今起きている膀胱炎の症状改善から膀胱炎の予防、膀胱炎を繰り返しやすいといった方の体質改善にも効果的な治療内容です。
女性鍼灸師による丁寧な治療
膀胱炎による排尿時の辛い痛み、下腹部が常にジワンと痛み落ち着かない不快感・違和感、頻繁にお手洗いに行くことの煩わしさはとても辛いところです。
私自身も以前は膀胱炎を繰り返しやすく、抗生物質の治療で逆に体調を崩していた時期がありました。同じ女性として膀胱炎でお困りの方のお力になれるよう、自身の経験と思いを鍼灸治療に活かして治療しております。膀胱炎の症状でお困りな事がございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。
東洋医学による治療
東洋医学では、膀胱炎を溜まった「湿」(しつ)による「熱」(ねつ)の症状としてとらえます。治療では、「湿」や「熱」を取り去り、膀胱炎の症状を改善します。
「湿」は体内を流れる水分のようなもの。この「湿」は冷えを呼びやすい性質があります。また「熱」は「気」の流れの滞りを主な原因として起こります。例えば、冷え症・職場が寒い・水や生ものを扱う仕事をしている・飲酒の機会が多い・お刺身などの生ものや冷たい飲み物を好んで食べる…といった環境やライフスタイルなどに加えて、ストレスを感じやすい・イライラしやすい…といった気持ちの面も実は大きな影響があります。
膀胱炎のツボにお灸の効果
膀胱炎の方の多くに「冷え」の症状がみられます。ご自分で「冷えている」と感じていない方でも、下腹部の奥や腰・おしり・などが冷えている方が多くみられます。
当院では、膀胱炎のツボを中心としたお灸で「湿」を取り「冷え」を改善する治療も併せて行っていきます。身体を温めて免疫力を高める鍼灸治療は、膀胱炎の予防にもつながります。
繰り返しやすい膀胱炎に
膀胱炎を繰り返す原因の1つに膀胱からの情報を伝える神経の働きが敏感になっていることが考えられます。実はこういった症状の患者さんは大変多いのです。この場合膀胱自体はすでに炎症がおさまっているケースが多いのですが、症状が気になるため薬の服用を繰り返し、逆に体調を崩されてしまう方もいらっしゃいます。「もう薬を飲みたくない…」と当院にご来院される方も多くいらっしゃいます。
「神経の働きを整える」のは薬ではなかなか難しく副作用も多いのですが、鍼灸治療では得意な分野です。
当院の鍼灸治療は身体に優しく、穏やかに神経の興奮を鎮めていく治療法です。
これ以上薬を飲みたくない…といった方にもおすすめの治療法です。
膀胱炎を繰り返さないために
膀胱炎を繰り返さないためには、身体が持っている本来の働きを十分発揮できるように整えておくことが大事です。冷え症や疲れやすいといった体質などの改善・飲み物の摂り方、など日常生活の中で身体のバランスが良い方向へ整うようにできるポイントがあるかも知れません。
もし、生活の中で気になることがありましたらお気軽にご相談いただければと思います。
当院の鍼灸治療では患者さんのお身体が本来持っている自然治癒力を引き出し、免疫機能や自律神経・女性ホルモンなどのバランスや体質を整える治療で、身体がラクに過ごせるようサポート致しております。
膀胱炎の症状は
§ 頻尿(トイレが近い)
§ 排尿しても尿が残っている感じがする(残尿感)
§ 排尿時の痛み
§ 尿がにごる
§ 血尿(尿に血液が混じる)
膀胱炎は女性がかかりやすい症状です。膀胱に溜まった尿が通る管を「尿道」といいますが、尿道の長さは男性が平均16~20㎝に対して、女性が平均3~4㎝とその長さがかなり短いのです。その為身体の構造からみて、女性は尿道口(尿の出口)から細菌が侵入しやすく、膀胱炎にかかりやすいと言われています。
私たちの身体は通常、膀胱からの排尿という働きによって定期的に細菌も尿と一緒に押し流されているため、細菌の感染・増殖が起こりにくい仕組みになっています。また、尿道や膀胱の内側の粘膜には、細菌に対しての免疫力(感染しても症状がでないように身体が防御する力)があります。そのため、身体の状態のバランスが取れていれば、たとえ細菌が侵入したとしても自己の持つ免疫力が細菌と闘って、やっつけてくれるのですが、身体の状態がバランスを崩している時は細菌の力に負けてしまい、細菌が増殖し膀胱炎の症状が起きてくるのです。
膀胱炎の原因
1. 疲れ(免疫力の低下)
私たちの身体は、風邪などが長引いて体力が落ちている時や疲れがたまっている時は、身体を守ろうとする免疫系の働きが悪くなります。すると細菌に感染しやすくなったり、身体に侵入してきた細菌の繁殖が容易になります。身体の免疫系が細菌との戦いに負けてしまうのです。
2. 冷え
「冷え」が大きな原因となります。私たちの身体は、「冷える」とそれだけで免疫力が低下してしまいます。「冷え」を感じやすい冬場や身体が冷えたと感じた時に膀胱炎になる方も多いのではないでしょうか?また、トイレを我慢しすぎると細菌が尿道・膀胱に長くとどまることになり、膀胱炎になりやすくなります。