麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう) | |||||||
適応症 | 感冒 | リューマチ | 気管支炎(気管支カタル) | 鼻アレルギー | 神経痛(しんけいつう) | ||
目標 | 微熱があって頭痛や頭重を伴い、悪寒(おかん)と全身倦怠感がひどく、無気力なもの。 |
構成 | 麻黄(まおう):3 | 細辛(さいしん):2 | 附子(ぶし):1 | |
備考 | 本方は、特徴のある感冒薬で、おもに老人や虚弱者の感冒に用いますが、若い人でも疲労や冷えによって体力の低下を伴うものには使用できます。
本方の、適応する人は、1.虚弱で生体防衛反応の低下した人。2.悪寒と全身倦怠感を主訴とする人。3.その他、咽頭痛、稀薄で水様の喀痰(かくたん)、咳嗽(がいそう)、排尿量の増加、沈んで力のない脈を認める人です。 本方は、鼻アレルギーに大変有効です。小児の鼻アレルギーには、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が適応しますが、小青竜湯で効果がない人や大人には本方がよいようです。 |