鼻腔(びこう)の周囲の骨の中にある大小の空洞を副鼻腔といい、ここに膿(うみ)の溜まる病気を副鼻腔炎といいます。普通、蓄膿症といわれるのは、慢性の副鼻腔炎をいいます。
蓄膿症は、急性副鼻腔炎を繰り返しているうちに慢性化したものが多いのですが、インフルエンザ、はしか、チフス、肺炎、鼻の湾曲、虫歯などが原因の場合もあります。
症状としては、急性のように激しくはありませんが、濃い鼻汁がたくさん出たり、鼻詰まりがしたり、頭痛がしたりして、記憶力、思考力が鈍くなり、さらには鼻の通りも悪くなり、ときには悪臭がしたりします。激しい痛みや高熱がでることはありません。
アレルギー体質の人は、かかりやすいといわれますので、スポーツなどにより体質改善に努めることも大切です。 |