低血圧
一般に最高血圧が100ミリHg以下の場合を低血圧といいます。もちろん年齢による考慮をはかることは必要です。その種類も、症候性のもの、本態性のもの、起立性のものに分けられますが、その大部分は本態性低血圧です。
本態性低血圧は体質性低血圧ともいわれ、一般に内臓の発達が不十分で、いわゆる無力体質、筋肉その他が弱い人に多く、疲れやすい、体がだるい、根気がない、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、動悸(どうき)、息切れ、食欲不振、胃がもたれる、便秘する、手足が冷える、女子の場合には、月経不順などの症状を呈し、また、乗り物に酔いやすく、しもやけやあかぎれができやすく、女子では冷え性の人が多いようです。
やせている人が多いため、胃下垂、内臓下垂を伴っていることが多く、胃かいようや気管支ぜんそくを起こすことがあります。
漢方では、胃腸を中心とした消化機能の衰えを治し、根本的に体力をつける処方を使い、症状の改善をはかることになります。
「低血圧」 (民間薬)
コンフリー(ヒレハリソウ)
マツ
薬用植物名
採集時期
成分
薬効
用法説明
マツ
新葉(初夏)
テルペン精油・ピネン・ジペンテン・リモネン
強壮・脳梗塞・ボケ・痴呆・心筋梗塞・動脈効果・高血圧
@松(赤松が一番いい)の新葉青々としたものを採取A刻んで天日干してカラカラにするBミキサーで粉末にして保存C5グラムに水0.5リットルを30分細火で煮出して飲用Dまたは、お茶のようにお湯を注いで飲用。
薬草の用い方は
「健康を維持するための薬草・用法から」
・
健康補助食品・飲料
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「低血圧」 (漢方薬)
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
真武湯(しんぶとう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
六君子湯(りつくんしとう)
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)