ゲットウ
(ショウガ科ハナミョウガ属:多年草:草丈 〜3メートル:花期 〜7月)
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薬効 |
芳香性健胃薬 |
香辛料 |
毒虫刺され |
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分布生育場所 |
科名:ショウガ科/属名:ハナミョウガ属
和名:月桃/学名:Alpinia speciosa K.Schum
九州南部の大隈半島〜沖縄、小笠原の海岸近辺の山野に自生
中国南部、台湾、インド、マレーシアに分布
ショウガ科ハナミョウガ属ハナミョウガ(花茗荷)
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見分け方・特徴
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高さ2〜3メートルになる大型の常緑多年草
根茎は太く、葉は、披針形、長さ40〜70センチ、幅5〜10センチ、濃緑色、毛が密生する
花は、5〜7月頃、花柄を出し先端に円錐花序に長さ15〜30センチに、唇弁の黄色と紅色の線状の筋のある花を多数つける
花は、約4センチ、唇弁の外側は白色、内側は黄白色、紅色の線状の筋があり、下向きにつく
果実は刮ハ、卵球形、長さ2センチ、熟すと赤くなり、中に長さ約4ミリの黒い種子が多数ある
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採集と調整
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秋に熟した果実から黒い種子を採り、日干しにして乾燥する
乾燥したものを生薬名で、白手伊豆縮砂(しろていずしゅくしゃ)、大草ずく(だいそうずく)と呼ぶ
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薬効・用い方
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有効成分は、種子は、芳香性の精油、精油分には、パルミチン酸、シネオール、ピネン、アルファ・カリオフェレン、セスキテルペンアルコールなどを含む
根茎には、ジヒドロ-5.6-デヒドロカワイン、5.6-デヒドロカワインを含む
健胃薬として、種子を1日量2〜3グラムを粉末にして服用する
沖縄地方では、民間療法として、毒虫に刺されたときには、根茎を切り火にあぶってから、患部に直接すり込む。胃腸薬として、粉末にした種子を1日量3グラムまで服用するという
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その他 |
ゲットウは、古い時代に中国南部や台湾から渡来した帰化植物として考えられている
名の由来は、台湾では、月桃(ゲットウ)と呼ぶことから、そのまま日本読みにして、ゲットウの名になった
沖縄地方では、ゲットウは普通に自生していて、路傍や垣根の周辺に植えられていて、方言には、サンニン、サニン、サミ、サニなどと呼ばれている。これらの方言は、台湾産月桃からつくる砂仁(さじん)という生薬名に由来する
中国では、ゲットウを花が美しいことから、艶山姜(えんざんきょう)の漢名で呼ぶ
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