ホソバイワベンケイ(ベンケイソウ科イワベンケイ属:多年草:草丈 〜25センチ:花期 〜8月)
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薬効 |
解熱・解毒 |
膿傷などの外用 |
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分布生育場所 |
科名:ベンケイソウ科/属名:イワベンケイ属
和名:細葉岩弁慶/別名:アオノイワベンケイ/学名:Rhodiola ishidae
北海道、本州中部以北の高山帯の岩砂礫地に自生
北海道、本州中部以北の亜高山〜高山帯の岩礫地に自生するイワベンケイ
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見分け方・特徴
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本州中部以北の高山帯に岩砂礫地帯に自生る雌雄異株の多年草
根茎は太く短く、1〜6本の花茎を伸ばして株をつくる
茎葉は肉質で太く厚い、茎の高さ7〜25センチ
葉は密生してつき長さ1〜5センチ、幅0.5〜2センチ、倒披針形〜線状倒披針形、先端は三角形、上半部の鋸歯があるが全縁に近いものまである
花は、7〜8月茎頂に淡黄緑色の小花が集散状に多数かたまって咲く
花弁、がく片は各4個、がくの長さ2.5〜3.5ミリ、雄花の花弁は長さ3〜4ミリ、雌花の花弁は2.2〜2.7ミリと小さく目立たない
雌株の子房は受粉すると赤くなり美しい
果実は、袋果3〜4個、長さ1〜1.4ミリ、種子は半円形 |
採集と調整 |
夏〜秋の葉を採取して、洗い、水分をふき取ってから、生のまま使用する
花の咲いている時期に、全草を採取して日干しにして乾燥させます。 |
薬効・用い方 |
有効成分は、傷面を被覆する作用が認められる、糖質のセドヘプツローズなどを含む
全草の乾燥したものは、解熱・解毒などに、適量を水で半量まで煎じて服用します。
新鮮な葉は、火であぶり、表皮を剥いで、膿傷などの外用に患部に塗布します。 |
その他 |
名の由来は、茎葉は多肉質で、ちぎっても、なかなか枯れない意味から、伊岐久佐(いきくさ)と呼ばれ、生きる草の和名になった
その後に、武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)のように、枯れない強い草という意味から、弁慶の名が頭について、ベンケイソウという名になったという由来がある
また、物類称呼(ぶつるいしょうこ・1775)では、ベンケイソウの漢名、景天(けいてん)を、京では、ベンケイソウ、江戸では、イチヤクソウと呼ぶという記述がある
ベンケイソウの花の咲いた茎を糸でつるしておくと、乾燥したあとでも、雷鳴があると必ず色が増すので、強い草という意味から、弁慶草と名がついたという記述もある
古名では、イキクサ(伊岐久佐)やチドメ、フクレグサの名があるという |