コショウ (コショウ科コショウ属:常緑つる性中低木:樹高 〜 メートル:花期 〜 月)
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薬効
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風邪 |
健胃 |
香辛料に |
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分布生育場所 |
科名:コショウ科/属名:コショウ属
和名:胡椒/学名:Piper nigrum L.
インド南部トラバンコーア地方原産
インド、インドネシア、マレーシア、ブラジル、スマトラなど熱帯地方で栽培
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見分け方・特徴
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雌雄異株の常緑性木本で、栽培種は両性花をつける株が栽培される
つるは7〜8メートルに伸び無毛、葉は、互生、卵円形で厚く革質
花は、裸花、雄しべ2、雌しべ1、果実は、球形で房状に垂れ下がり、赤く熟す
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採集と調整
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赤く熟したコショウの果実を、水に浸し果皮が柔らかくなったら、すり潰して、果皮を水で流して、乾燥すると、表面が灰白色の種子だけになるのが白コショウで辛味が黒コショウより強い。
黒コショウは、果実が成熟するにつれ、緑色から黄色、赤色に熟すので、緑色の混じった未熟果を、天日で数日乾燥してから、足で踏み潰して、果皮を除き種子だけにしたものが黒コショウで、香りがあり味わいがある
薬用には、白コショウを用いる
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薬効・用い方
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有効成分:辛味成分のピペリンとカビシン、精油のピネン、リモネン、フェラドレン、シトロネラールなど
風邪の発汗には、白胡椒末(一般に市販)0.2〜0.4グラムを湯で溶き飲用する
健胃・食欲がないなどには、白胡椒0.2グラムを湯で溶いて食前に飲用する
香辛料としては、ソース・ソーセージなどの製造、一般に料理などに使う
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その他 |
名の由来は、中国唐時代(659)の「唐本草」に胡椒の記載がある。
「本草綱目(ほんぞうこうもく・1590」に、「胡椒はその辛辣(しんらつ)なること椒(しょう)に似る」、「胡椒は西戎(せいじゅう)に生ずる。形は鼠李子(そしり)のようなもので、食物の調理に用いると味が甚だ辛辣だ」という記述がある。
この、椒(しょう)とは、山椒(さんしょう)を表し、西戎(せいじゅう)は、中国の西の方、胡の国を言い、胡の国の山椒から、胡椒(こしょう)の名になった
日本の記録には、天平勝宝8年(756)6月21日聖武天皇77回忌に、宮中から東大寺に収められた薬品の献納目録の「種種薬帳(しゅじゅやくちょう)」の60種類の生薬の6番目に、胡椒の記載がある
また、英名のペッパー(Pepper)は、紀元前5〜6世紀の、ピッパリ(Pippali)が、インドの梵語で、これから、ラテン語ピーペル(Piper)に、さらに、英名のペッパー(Pepper)になった
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