サワオグルマ           (キク科キオン属:多年草:草丈 〜90センチ:花期 〜5月)

薬効
利尿 食用
分布生育場所

科名:キク科/属名:キオン属
和名:沢小車/学名:Sencio pierotii Miq
本州、四国、九州の日当たりの良い湿地、田の畦などに群生する日本特産種

見分け方・特徴

茎は中空で直立、高さ50〜90センチ
葉は、根生葉は厚く大きい、茎出葉は披針形、先端は尖り茎を抱き、全体が無毛
花は、4〜6月に茎頂に数個の黄色頭花が散房状につく
花は、キク状で、黄色管状花の周りに黄色舌状花冠を多数つける
花後、果実は痩果、円柱形、白い冠毛で飛ぶ


採集と調整
開花期に全草を採取して洗い、日干しにして乾燥させる
花は、採取してそのまま日干しで乾燥させる

山菜として、4〜6月頃の若葉、若い茎を採取


薬効・用い方
花を、乾燥したものを、サワオグルマ茶に、紅茶こしのネットに約半量の乾燥花を入れて、熱湯を注ぎ、紅茶の用に飲用する、利尿作用があるという

利尿には、全草の乾燥したものは、5〜10グラムを1日量として、水0.4リットルで半量まで煎じて、1日数回に分けて服用する

4〜6月頃の若葉、若い茎を摘み取り、てんぷらなどの揚げ物、茹でてさらして、和え物、おしたし、汁の実、油いためなどにして食べる、特有の香りが楽しめる山菜として知られる


その他
サワオグルマは、日本特産種で、名の由来は、乾燥した山地に自生する、オカオグルマと区別する意味で、沢や湿地に自生するから、サワオグルマの名になった