サクランボ              (バラ科サクラ属 :落葉高木:樹高 〜10メートル:花期 〜5月)

薬効
疲労回復 健康酒
分布生育場所

科名:バラ科/属名:サクラ属
和名:桜ん坊/別名:セイヨウミザクラ/学名:Prunus avium L.
黒海沿岸〜カスピ海沿岸原産の落葉高木、明治に渡来
日本各地で、サクランボとして栽培

見分け方・特徴

日本各地で、サクランボを収穫する目的で栽培
葉は、互生、楕円卵形、葉縁には鋸歯がある
花は、4〜5月にサクラに似た、白花い5片花をつける
花後、長い柄に核果(かくか)が、紅色〜淡黒色に似た紅色に熟す
採集と調整
一般には、八百屋などで、サクランボを購入
薬効・用い方
有効成分:リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸の有機酸、果糖、ブドウ糖などを含有

サクランボ酒
サクランボ酒は、疲労回復などの薬酒に、サクランボ500グラム、砂糖100グラム、ホワイトリカー35度約1リットルを、3ヶ月以上冷暗所に漬け込み、1日約50CCを飲用
その他
名の由来は、サクラに似た花を付け、赤い果実に親しみを込めて、桜ん坊(さくらんぼう)の名になった
別名セイヨウミザクラ、また、オウトウ(桜桃)は、中国産シナノミザクラで、サクランボに似た実をつける

サクランボは、明治7〜8年政府が、多数の品種をヨーロッパから輸入した
明治42年には、山形県農事試験場で本格的に栽培が始まり、山形のサクランボとして知られる
山形で栽培されるサクランボの品種は「ナポレオン」が約8割で、「佐藤錦」、「日の出」、「黄玉」で生産される

サクランボは、西アジア原産の落葉高木。セイヨウミザクラ(西洋甜櫻桃)/オウトウ。 甘果オウトウの原産地は、アジア西部・黒海近辺。酸果オウトウの原産地は、アジア西南〜欧州東南地方。