シイタケ                    (キシメジ科シイタケ属:   :   〜20センチ:花期 〜 月)

薬効
かぜ 動脈硬化 がん一般
分布生育場所

科名:キシメジ科/属名:シイタケ属
和名:椎茸/学名:Lentinula edodes
ブナなどの枯れ木、伐り木など樹木に自生。各地で栽培

見分け方・特徴

表面は、淡褐色か暗褐色。
傘は、腎臓形で亀裂することもあります。
傘の下のひだは、柄から傘の外に沿って密に並びます。
柄は、繊維質でやや赤褐色をしています。
熟すと褐色のしみが出ます。


採集と調整
ブナ科のイタジイ、ツブラジイ、クヌギやコナラなど、渋(タンニン)を含んだ広葉樹の枯れ木や伐り株に自生するものを採取します。

シイタケを日干しにして乾燥したものを、香蕈(こうしん)といいます。


薬効・用い方
シイタケには、栄養素が多く含まれていて、アミノ酸のエリタデニンは、コレステロール値を下げる働きがあります。
乾燥シイタケには、レンチオニンが含まれ、太陽光でビタミンD2になり、動脈硬化や、くる病の治療に用いられています。

風邪や咳止め、二日酔いなどには、乾燥シイタケ1日量20グラムを、適量の水で煎じて服用します。

シイタケ水:細かく刻んだシイタケを水に漬けて、一晩おいて飲用。
シイタケ酒:開いた乾燥シイタケ50グラム、ホワイトリカー1.8リットルを1ヶ月以上冷暗所に保存。
材料を引き上げ、布で濾して、6ヶ月熟成します。
コレステロール、高血圧、制がん作用、滋養強壮などに効果があるとされます。

シイタケに含有される多糖体が、ガン予防に有効とされて、製薬メーカーから、精製されたガン治療薬が出ています。


その他
名前の由来は、シイタケが生える木の、イタジイやツブラジイなどの木を、シイといいます。
これから、シイに生える茸(きのこ)という意味から、シイタケと呼ばれるようになりました。