アーモンドアーモンドアーモンド
アーモンド          (バラ科モモ属:落葉高木:樹高 〜6メートル:花期 〜3月)
薬効
滋養 食用
 
分布生育場所
科名:バラ科/属名:モモ属
和名:扁桃(へんとう)/巴旦杏(はたんきょう)/学名:Prunus dulcis
ペルシャ(イラン)〜西アジアが原産地といわれる
冬が暖かく、夏に乾燥する地域が栽培が適している

アーモンドの花アーモンドの実
見分け方・特徴
高さ5〜6メートルになる落葉低木
桜(さくら)の咲く前に桜のような美しい花をつける
桃(もも)に近い植物で、桃のようには果肉が発達しない
7〜8月頃に、成熟すると割れて、核(種子)のアーモンドが1個入っている
採集と調整
実は、落下しないので木をゆすぶり落とす
薬効・用い方
アーモンドには、種子の外観は同じでも、かむと苦い味がするものを、苦扁桃(くへんとう)と呼び、かむと甘い味がするものを、甘扁桃(かんへんとう)と呼び、甘扁桃(かんへんとう)を、アーモンドとして食用にする
有効成分は、ビター種/苦扁桃(くへんとう)は、アミグリンを含みが、スイート種/甘扁桃(かんへんとう)は含まない。また、苦扁桃(くへんとう)・甘扁桃(かんへんとう)とも、たんぱく質20〜25%、脂肪油45%〜50%を含み、甘扁桃(かんへんとう)は、糖10%を含む

アーモンド/甘扁桃(かんへんとう)は、滋養料として食用、料理やお菓子の材料に使う
その他
名の由来は、アメンドウの名は、ポルトガル語のアメンドウから転訛した呼び名
中国の漢名の巴旦杏(はたんきょう)を使う(巴旦杏(はたんきょう)は、ペルシャ語のバタンに由来した呼び名)
また、扁桃(へんとう)は、果実も種子も見た目が、扁平なので、扁桃(へんとう)の名で呼ばれた
約310年目の「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)1697」には、アーモンドの記述があり栽培していた記録が残っている。
「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)1697」には、「近代(ちかごろ)、蛮種に阿米弁糖(あめむどう)というのがある。樹は高くなく、葉は狭小、花は細やかで淡紅、枝に粘着したように繁重して、?/英(はなぶさ)を作(な)す。この実は小さく扁らで、肉が少なく、味は苦い。但核仁の味は甘く、油が多いので、果(くだもの)に充てるとよい」