麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう) | |||||||
適応症 | 気管支炎(気管支カタル) | 肺炎 | 百日ぜき | ぜんそく(気管支ぜんそく) | 小児ぜんそく |
目 標 | 咳嗽(がいそう)激しく、発作時に頭部に発汗して喘鳴(ぜんめい)を伴い、喉が渇くもの。 |
構 成 | 麻黄(まおう):3 | 杏仁(きょうにん):3 | 甘草(かんぞう):1 | 石膏(せっこう):7 |
備 考 | 本方は、激しい咳嗽(がいそう)と口渇(こうかつ)を目標に気管支ぜんそくに用いられますが、小児ぜんそくにはとくによく用いられます。
本方は、頓服ないしは比較的短期間使用されるもので、長期にわたって服用するときには、神秘湯(しんぴとう)が適します。虚弱者や老人には禁忌ですが、乳児、小児には特別な場合を除いて使用できます。 乾燥性の激しい咳でも、老人などの虚弱者には、麦門冬湯(ばくもんどうとう)が適します。 また、本方を気管支ぜんそくに用いる場合に、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)と合わせて用いるといっそう効果があります。 |