桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう) | ||||||||
適応症 | 神経痛(しんけいつう) | 半身不随 | リューマチ | 五十肩 |
目標 | 冷えて痛み、麻痺(まひ)感があるもの。あるいは屈伸困難なもの。 |
構成 | 桂枝(けいし):3 | 芍薬(しゃくやく):3 | 大棗(たいそう):3 | 生姜(しょうきょう):3 | 甘草(かんぞう):2 |
朮(じゅつ):4 | 附子(ぶし):0.5 |
備考 | 本方は、四肢関節の疼痛(とうつう)、麻痺感、冷え、運動障害を目標に各種の運動器・神経疾患に用います。微熱、盗汗、朝の筋肉のこわばり、また寒冷により疼痛が増悪するような症状を特徴とします。
本方には、附子(ぶし)が配合されており、熱感を強く自覚するもの、強い炎症症状を伴う急性熱性疾患あるいは、充血体質者でのぼせの強い人には適応しません。本方適応症状に似て、のどが渇き、夜間排尿回数が多い人には八味丸(はちみがん)を用います。 |