オギ            (イネ科ススキ属:多年草:草丈 〜250センチ:花期 〜10月)

DATA

科名:イネ科/属名:ススキ属
和名:荻/別名:オギヨシ/学名:Miscanthus sacchariflorus

2009/09/14 新潟市西区西川沿い
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北海道、本州、四国、九州の河原、沼。水辺などの湿地

イネ科ススキ属ススキ(薄/芒)
イネ科チガヤ属チガヤ(血茅)
イネ科イネ属イネ(稲)
イネ科トウモロコシ属トウモロコシ(玉蜀桼)


ススキに似た湿地に自生する大型の多年草
地下茎は長く横に這い節から茎を出して群生する、茎の高さ100〜250センチ
葉は長さ50〜80センチ、幅1〜3センチの長針形
ススキとの違いは、湿地に生える、株立ちしない、穂の出る頃に茎の下部の葉が枯れる、穂が長く穂の小穂に長い針のような毛(芒/のぎ)が無い

名の由来は、花穂(花序)の銀白色を馬の尾に見立て、大型の草を木に見立てたことから、尾の木(おのき)の名になり、転嫁して尾木。その後中国名の荻(おぎ)の漢名をあてたという

万葉仮名では、オギの名に、乎岐、乎疑、乎支、乎木などをあて、狼尾の字もあるという

万葉集など奈良時代の文献にも出ていて、古くは屋根葺きの材料として使われていた