シンチスキャナ

シンチスキャナ

【英】scintiscanner

 

略してスキャナscannerともいわれる.人体に投与されたγ線放出核種の分布を描記するために用いられる核医学用診断装置の一種.γ線検出器に指向性の強いコリメータ*をとりつけ,目的とする身体の部分を二次元的に走査することによって放射線の強度分布を記録する.検出器にシンチレーション検出器を用いそれを走査(スキャンscan)したことからこの名がある.1950年代から70年代にかけて盛んに用いられたが,現在ではガンマカメラ*にとって代わられた.