ペプシノーゲン

ペプシノーゲン

【英】pepsinogen

【独】Pepsinogen

【仏】pepsinogene

ペプシン*pepsinの酵素原であり,不活性型である.高等動物の胃粘膜の主細胞で合成され,分泌される.針状結晶として単離された.この酵素原は約40,000の分子量を有し,胃液中の塩酸またはペプシンによって活性化される.その際,アミノ末端側の約40個のアミノ酸*からなるペプチド*peptideが遊離される.このペプチドの中には多くの塩基性アミノ酸が含まれている.また,このペプチドはペプシンの作用に対する阻害物質として働き得る.