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診察

脈診診察

診察を開始します。
ベットに仰向けになって頂きまして、現在の身体の状態を東洋医学の診察方法(※1四診)で把握し、証(東洋医学的診断名)を決定します。この時腹部に刺鍼する場合がありますが、軽い刺激ですので痛くありません。
※1

望診・・主に顔、皮膚、舌の色や状態、身体各部の形や色、動作等をみて診断材料とします。

聞診・・臭いや声の状態を診断材料の一つとする診察法です。

問診・・主訴や現病歴、既往歴、身体の状態などを細かくお聞きして診断材料とします。

切診・・お腹(腹診)や背中(背診)の状態、ツボや経絡の状態(切経)、両手の脈の状態(脈診)を診て証決定の重要な判断材料にします。

治療

刺鍼

ここでは基本的な型でご説明いたします。
四診により決定した証に基づいて適切な手足の経穴(ツボ)に刺鍼します。最初は本治法と呼ばれる病の本質に対する処置を手足の経穴(ツボ)に行います。その後、病の本質から寒熱の影響を受けた経絡や部位、腹部の補助穴、特功穴などに刺鍼します。

次にうつ伏せなって頂き、同様に背腰部及び身体後面を、証に基づいた選穴をし、適宜刺鍼していきます。ここでも仰向け時同様、病の本質から寒熱の影響を受けた経絡や部位、補助穴、特功穴などに刺鍼します。鍼灸経絡治療の特徴は全身の状態を良くした上での局所または症状に対する治療ですので、同時に複数の愁訴が軽減或は消失する事もよくあります。これは症状が別であっても本質が同じである事が多い為に成し得る事柄です。
 

刺鍼肩

※妊娠中などでうつ伏せが出来ない方は側臥位(横向き)や座位(座った)状態で治療いたします。

最後に症状の消失、或はどのくらい軽減したかの確認と、脈を拝見させて頂いて治療は終わります。治療が終わりましたらお着替えいただいて終了です。

 

施術内容/治療の流れ

ここでは鍼灸治療の基本的な治療の流れを紹介いたします。

受付、ご案内

①ご来院頂いたらまず受付・問診票に必要事項をご記入していただきます。(守秘義務必守)

②カーテンで仕切られているベットへご案内いたします。
そちらで治療用の患者着にお着替え頂きます(右写真)
③着替えが済んだらお声をかけてください。術者が中へ入りします。

終了

予約について

当院は予約優先になっております。
予約なしでも対応させて頂くことは出来ますが、事前予約の患者様が多数おられますので、ご来院前の電話確認をおすすめいたします。
また施術者の指名が出来ます。ご希望の方はご予約時にお気軽に申し付け下さい。

当院の鍼灸治療

経絡治療って?

不妊鍼灸

マタニティ鍼灸

女性特有の症状

美容鍼、美顔鍼

自律神経失調症

中高生の鍼灸治療

肩こり、寝違え、むち打ち

腰痛、ぎっくり腰

頭痛、片頭痛

めまい、耳鳴り

便秘と下痢

不眠症

食欲不振、過食

 

目次

東洋医学の特徴陰陽論、五行論気(き)、血(けつ)、津液(しんえき)虚実(きょじつ)、寒熱(かんねつ)、補寫(ほしゃ)臓腑(ぞうふ)、経絡(けいらく)、経穴(けいけつ)病因(病気になる原因)四診法(東洋医学独特の診察方法)病気のメカニズム(全ての病は精気の虚より始まる)同病異治(どうびょういち)、異病同治(いびょうどうち)参考文献

東洋医学の疾病観について~経絡治療って何?
以下でお悩みの方はどうぞご相談下さい。

 ・妊娠率を上げたい ・自然妊娠したい  ・基礎体温を正常化したい   ・生理周期の正常化
 ・生理周期の正常化  ・生理周期の正常化  ・卵子の質を向上させたい  ・ホルモンバランスを整えたい
 ・冷えを改善したい  ・不妊専門医院の治療と併用して鍼灸治療を受けたい  ・不妊専門医院の治療効果を上げたい  ・薬の副作用を軽減したい
 ・妊娠しやすい身体作りをしたい  ・2人目不妊で悩んでいる  ・不育症を改善したい  ・身体の血行を良くしたい
 ・子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症で悩んでいる  ・多膿胞性卵巣がある  ・高プロラクチン血症がある  ・甲状腺の異常があると言われた
 ・NK細胞値が高い  ・抗核抗体、抗リン脂質抗体がある  ・妊娠中の種々のトラブルの改善、安産、安胎  ・妊活中、マタ活中の方
 ・これから妊活・子宮の温活を始めようと思われている方  ・将来妊娠できるか不安に感じておられる方など    

ご予約/お問合せについて

ご予約/お問合せにつきましては、各院それぞれにお問合せ下さい。
また施術担当者の指名も出来ます。ご希望の方はご予約時に遠慮なく申し付け下さい。
一定の期間施術可能な人数に限りがありますので、ご検討中の方はお早めのご予約をおすすめ致します。
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。

東洋医学からみた不妊

東洋医学からみた女性生殖機能の生理・病理

東洋医学の生理病理において、婦人病は昔から「血の道」「血の道症」などと言われている様に、多くは「血(けつ)」に関連する病症が非常に多く見受けられます。東洋医学では全ての疾患を陰陽五行、臓腑経絡に結びつけて考えていきますが、不妊症も例外ではありません。

では、その「血(けつ)」に最も関係が深い臓はというと、それは「肝」です。「肝は血を蔵す」と古書に記されていますが、「肝」はその「血(けつ)」を必要に応じて「女子胞(じょしほう:女性生殖器系)」に送っています。そして女子胞はその「血(けつ)」の力で女性生殖機能を正常に保っています。ですから「肝」の蔵する「血」が少なかったり(血虚)、「血」の流れが悪くなったり(瘀血)して、充分に女子胞へ「血」が供給されないと不妊症や各種婦人病の様々な症状が現れやすくなるという事になります。また、「肝は筋を主る」ともいいます。実は「女子胞」は「筋」で出来ていて、その関係はかなり親密なものになっています。

一方で「腎」という臓があります。この臓は下焦(臍の下:下腹部)に存在し、その機能の1つに生殖機能があります。古書では子供は腎に宿るとされ、遺伝的な要素も含まれるとされています。また腎の他の機能の1つに下焦を安定させる力も存在します。この下焦を安定させる力が弱いと下に落ちる現象、すなわち流産につながり易くなるという事になります。腎の陽気は命門の陽気ともいいます。 

不妊症について

古書には「肝血と腎の陽気(命門の陽気)とが合して胎児が出来る」と記されています。
そして妊娠1ヵ月目には足の厥陰肝経という経脈が、2ヶ月目には足の厥陰肝経と表裏関係(陰陽の関係)にある足の少陽胆経という経脈が、それぞれ胎児を養うとも記されています。足の厥陰肝経は「血」を「肝」に集める働きがあり、「肝」は「血」を必要に応じて女子胞に送っています。
「腎」はその陰気の働きにより、上にある「心包」からの陽気(命門の陽気)を引き降ろして下焦を温め、同時に下焦(下半身)を引き締め安定させています。したがって、「肝」と「腎」の状態が悪いと不妊になりやすいというのがわかります。この肝と腎の機能が衰えている状態を肝虚証といいます。

icon肝虚証の場合は特に冷えが多い陽虚寒証の方がよくなく、これは「肝血」の不足と「腎の陽気(命門の陽気)」の不足により女子胞が冷えている為に妊娠出来ないという状態です。また、この証の人は流産しやすいし、不正出血も起こりやすい状態です。

icon肝実瘀血証というのもあります。これは何らかの原因により「肝血」の停滞がおこり、女子胞の血行が悪くなり堅くなって冷えている状態です。

これら上記二つが不妊症の基本的な病理になります。他にも個々においては水の停滞や臓腑の疲弊や緩みなどが絡み合っている場合や単独で作用している場合もあります。ここでは割愛させて頂きますが、詳しくは施術担当者へ気軽にお尋ね下さい。

最近では食文化の乱れや日常生活においての様々なストレス、不摂生、過度の労働などにより女性生殖機能が低下し、子供が授かりにくいという女性の方が増えてきています。また同時に男性側の生殖機能の低下も指摘されています。

施術内容

※1 四診
望診・・主に顔、皮膚、舌の色や状態、身体各部の形や色、動作等をみて診断材料とします。
聞診・・においや声の状態を診断材料の一つとする診察法です。
問診・・主訴や現病歴、既往歴、身体の状態などを細かくお聞きして重要な診断材料とします。
切診・・お腹(腹診)や背中(背診)の状態、ツボや経絡の状態(切経)、両手の脈の状態(脈診:右上図)をみて証決定の重要な診断材料にします。

icon治療開始
ここでは基本的な型でご説明いたします。四診により決定した証に基づいて適切な経穴(ツボ)に刺鍼します。最初は本治法と呼ばれるお身体の状態の本質に対する処置を手足の経穴(ツボ)に行います。その後、本質の部分から寒熱の影響を受けた経絡や部位に刺鍼し、腹部や足の補助穴、特功穴などに刺鍼や施灸をします(※2)

※2 タイミング後、AIH後、胚移植後、妊娠中は腹部への施術は特別な場合を除き行いません。

icon次にうつ伏せなって頂き、同様に背腰部及び身体後面を証に基づいた選穴をし、適宜刺鍼していきます。ここでも仰向け時同様、本質の部分から寒熱の影響を受けた経絡や部位、補助穴、特功穴などに刺鍼や必要があれば施灸します。うつぶせ時はこのまま約15分程置鍼します。
※妊娠中などでうつ伏せが出来ない方は側臥位(横向き)や座位(座った状態)で治療いたします。

icon置鍼が終わりましたら抜鍼後、最後にもう一度仰向けになっていただいて脈を診させてもらって治療を終わります。後はお着替えいただいて会計を済ませれば全て終了です。 

治療の周期

基本的な方針

体質改善等

・お休み期間中の方
・服薬や注射等で月経を止めたり、ホルモン値等の数値の調整をしている方
・これからクリニックを受診しようと考えている方
・妊活に関心がありこれから妊活を始めようと思われている方

icon身体全体の底上げ(妊娠しやすい母体作り)やホルモンバランス等を整えるのを中心とし、概ね7~10日程度に1回の治療をしていきます。(個々の状況により適宜調整)

マタニティ鍼灸

icon安胎、安産

状況で多少変わってきますが、概ね週1~2週に1回程度

icon他の症状等については種類、週数、軽重等によってかなり違いがあります。ここでは割愛させて頂きますが、詳しくは各院へお問合せ下さい。

 

ご予約/お問合せについて

ご予約/お問合せにつきましては、各院それぞれにお問合せ下さい。
また施術担当者の指名が出来ます。ご希望の方はご予約時に遠慮なく申し付け下さい。
一定の期間施術可能な人数に限りがありますので、ご検討中の方はお早めのご予約をおすすめ致します。
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。

女性特有の症状(各種婦人科疾患)について

一口に女性疾患といっても様々な症状があります。
当鍼灸院はご来院の約8割以上が女性の患者様なので、様々な女性特有の症状に対峙しております。

主に対応している症状としては
icon 不妊症(自然妊娠、クリニックとの併用)
icon 妊娠中のトラブル(初期流産予防、つわり、各種痛み、逆子、安産、カゼ、自律神経症状など)
icon 産後のトラブル(腰痛、便秘、下痢、痔疾など)
icon 月経に関するトラブル(生理痛、生理不順、月経過多・過少、PMSなど)
icon 更年期障害による様々な症状
icon 冷え症、のぼせなどの寒熱症状
icon 便秘、食欲不振などの消化器症状
icon 肩こり、腰痛、頭痛、関節痛、神経痛などの各種こりや痛み
icon 自律神経・内分泌(女性ホルモン)系の乱れによる様々な症状
icon その他

※不妊治療や妊娠中の健康管理についての詳細は以下をご覧ください

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東洋医学からみた婦人科疾患

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
女性特有の様々な症状、すなわち今現在起こっている様々な症状は、五臓の虚から発生した寒または熱、或いは瘀血の影響を受けて出ています。
寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、寒熱は肝・脾・肺・腎の各臓それぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。 http://yuseido.jp/images/line.gif

治療

治療は東洋医学的病理考察に基づき、症状を引き起こしている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。
・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対する処置(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対する処置
・局所(症状)に対する処置
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対する処置

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ご予約について

当院は予約優先になっております。
予約なしでも対応させて頂くことは出来ますが、事前予約の患者様が多数おられますので直ぐには対応できず、数時間お待ち頂く事になってしまう場合があります。
ですので、ご来院前の電話確認をおすすめいたします。  

美容に鍼灸?

美容鍼灸とは、鍼灸(東洋医学)の特徴である『健美(美は健康を基礎として成り立つ)』を活かして「キレイになる事」そして「キレイを保つ事」を目的に行う美容法です。

美容先進国のフランスやアメリカでは、現在効果に優れ、副作用がなく安全で信頼できる最先端の美容法として「鍼(ハリ)」が使用されています。多くのハリウッドスターをとりこにし、そして日本でも数多くの雑誌・メディア等で紹介され、芸能関係者や著名人が「鍼(ハリ)」を健康法だけでなく、美容法としても活用し、東京では予約1ヶ月待ちのサロンが出る程になってきています。

「キレイになる事」に実年齢は関係ありません。

もう一度身体の内側から「健美」を見直し、『内なる美』を引き出してみませんか?

美容鍼灸(美顔鍼、美容鍼)の効果

美容鍼(美顔鍼)の効果には以下のような事が挙げられます。

icon 血行を促し、リンパの還流を促進する
icon 鍼刺激により、たるんだ筋肉(表情筋)を引き締めたり、同時に表情筋の緊張や凝りをとり柔らかくする
icon 皮膚の新陳代謝を高め、新しい皮膚への生まれ変わりを促進する

【具体的な例で言うと】

くすみ・むくみ、多汗、脂汗、毛穴、肌のはり、乾燥肌、小顔、目元くっきり、目の下のくま、小じわ、眉間のしわ、頬齢線、たるみ、顔が腫れぼったい、化粧ののりUP、デトックス効果、アンチエイジング、リフトアップ、美肌、美顔 etc.....

等に効果があります。

全身調整+顔鍼でさらに効果UP!

東洋医学の疾病観では、例え局所の皮膚の状態といえども内蔵機能(東洋医学では臓腑経絡)との関連は深いとしています。

例えば便通とお肌の調子との関係やストレスとお肌の調子との関係、あるいは生理周期とお肌との関係などは誰もが経験している事と思います。

このような事から、美容鍼は「身体の内側からキレイになる事」を促進するのが本来の目的ですので、身体全体の調整を行った上で顔面部への刺鍼を施した方がより良い効果が期待できます。

当院は東洋医学の生理・病理に基づく全身のバランスの調整、体質の改善等の治療を得意とする治療院ですので、エステサロンなどで行われている表面的な処置、あるいは他院で行われているような顔のみの施術よりももっと深い部分から調整し、同時にお身体の様々なトラブルも合わせて調整いたします。

美容鍼(美顔鍼)の流れ

icon顔面部への施術のみの場合
☆スタンダードコース
(メイクは落して頂きます、ふき取りタイプはご用意しています)

①問診及び美容鍼の説明
②顔への刺鍼と置鍼
②梅花針による調整
③丁寧な顔へのマッサージ(専用クリーム使用)
④蒸しタオルで保湿
⑤ローラー鍼で調整
⑥終了

☆プレミアムコース
上記、スタンダードコースの内容にプラスして
アンチエイジングとデトックス効果を併せ持った金粉入りのシート状高機能パックを行います。

※使用針について
顔面部に使用する針は通常身体に使用しているものとは別の針を使用しています。
柄の部分がプラスチックで出来ていますので使用感が軽いのも特徴です。また、非常に細いもの(直径0.10ミリ~0.14ミリ)を使用していますので殆ど痛みはありません。
当然1回きりの使い捨てですので感染の心配はありません。

また、仕上げには梅花針やローラー鍼という接触針を用いた調整や丁寧な美顔マッサージ、高機能パックも行っており、他院にはない充分な満足感がリーズナブルな料金で受けられます。

icon全身調整+美容鍼の場合
通常のお身体の治療及び調整の後、上記コースを行います。

ご予約について

当院は予約優先になっております。
予約なしでも対応させて頂くことは出来ますが、事前予約の患者様が多数おられますので直ぐには対応できず、数時間お待ち頂く事になってしまう場合があります。
ですので、ご来院前の電話確認をおすすめいたします。

自律神経失調症・心身症・不定愁訴

 

自律神経失調症とは?

自律神経は各種内臓・血管・分泌腺などに広く分布し、不随意的(自分の意思とは関係なく)に各臓器・器官を調節することによって、外的環境の変化や内的環境の変化に対して自身のホメオスターシス(内部環境)を維持する機能を果たしている神経系です。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は能動的で、主に活動している時や緊張している状態の時に優位になると言われています。対して副交感神経は同化的で、食事や睡眠など主に休息している時や緊張が緩む状態の時に優位になると言われています。そしてそれぞれがバランスよく保たれている事が良好な状態なのですが、このバランスが崩れてしまうと様々な症状が現れてくる事があります。これを自律神経失調症(不定愁訴症候群)といいます。

自律神経失調症は一般に種々の自律神経性愁訴を有していますが、これに見合うだけの器質的病変(検査では異常が出ない)がありません。

自律神経失調症は疫学的には思春期から40歳代の間に好発し、男性より女性に多く、症状としては自覚的なものが多く、頭痛・肩こり・めまい・疲労感・不眠・ふるえ・四肢冷感・熱感・発汗異常・動悸・息切れ・胸部圧迫感・胸痛・食欲不振・胃部(腹部)膨満感・便秘・下痢など多彩です。(下図参照)また臓器選択性をもつ場合もあり、心臓神経症・胃腸神経症・呼吸神経症などの名称があります。自律神経失調症の診断はまず器質的疾患のない事を確かめなければならない事が絶対条件です。

自律神経失調症の症状

頭・耳・口・目・のど

頭痛・片頭痛・頭重感・めまい・耳鳴り・耳がつまった感じ・口渇・味覚異常・疲れ目・涙目・目があかない・目の乾き・のどの異物感・のどの圧迫感・イガイガ・のどがつまる など

心臓・血管

動悸・胸部圧迫感・立ちくらみ・冷え・のぼせ など

呼吸器

息苦しい・息がつまる・酸欠感・息切れ・息が深く吸えない など

消化器

食道のつかえ、熱感・異物感・吐き気・腹部膨満感・下腹部の張り・腹が鳴る・胃部不快感・便秘・下痢・ガスがたまる など

手足

手足のしびれ・手足の痛み・手足の冷え・足のふらつき・手足が重だるい など

皮膚

多汗・汗が出ない・冷や汗・皮膚の乾燥・痒み・にきび・吹き出物・肌が荒れる

泌尿器

尿の回数が多い・尿が出にくい・残尿感・夜間尿 など

生殖器

インポテンツ・早漏・射精不能・生理不順・外陰部のかゆみ・生理痛 など

筋肉・関節

肩こり・筋肉痛・関節痛・関節がだるい・力が入らない など

全身症状

倦怠感・疲れ易い・微熱・フラフラする・ほてり・寝つきが悪い・全く眠れない・睡眠途中で目が覚める・眠ったような気がしない・起きるのがつらい など

精神症状

不安・恐怖心・驚き易い・イライラ・落ち込む・怒りっぽくなる・集中力がない・やる気がでない・小さい事が気になる・記憶力低下・注意力低下・悲しくなる・憂うつ など

自律神経失調症の症状は、身体の一部のみが悪くなったり、精神的な状態が悪かったりと人によって症状の現れ方は様々です。またいくつか症状が重なって出たり、症状が出たり消えたりする場合もあります。これは自律神経系の乱れによる様々な種類の自覚症状なので、症状の現れ方が不安定な為のものです。

また、体質・性格・ストレスに対する感受性によっても、症状の現れ方は違ってきます。

自律神経の調子が乱れる原因

俗に言う「ストレス」とは身体に反応を起こさせる刺激(ストレッサー:ストレス刺激)の事を言います。このストレッサーはいくつかの種類に分けられます。
☆物理的なもの・・・・・・・騒音、振動、過度の明るさなど
☆化学的なもの・・・・・・・排煙、排気ガスに含まれる種々の化学物質など
☆生理的なもの・・・・・・・細菌やウイルスの感染、外気の変化、過度の労働、不摂生、睡眠不足、食生活の乱れ、ホルモンバランスが変化など
☆心理社会的なもの・・・・・一般的によく使われている「ストレス」の殆どで、人生に起こるさまざまな出来事(職場、学校、家庭等における人間関係・入学・転校・試験・失恋・就職・転職・転勤・昇進・結婚・出産・育児・行事・生別・死別など

上記を見る限り自分達の周りは実にストレッサーだらけと言えます。
本来人間はこのストレス刺激に対して、それなりに適応する力を持っています。逆に毎日何の緊張もなく、頭や体を働かせる必要もなしにただ漠然と過ごしていると、心身を鈍らせ退化させてしまいます。

人間の身体にとって、適量のストレス刺激は、私たちの行動を適度に活性化して、快適で張りのある生活をもたらす為にも必要です。しかし過剰なストレス刺激は、病気や不快感など心身に害をもたらします。現代では種々のストレス刺激が適量でない為、身体に悪い影響を与えている傾向にあるようです。

自律神経失調症や不定愁訴の諸症状にハリ・きゅう・マッサージは有効

自律神経失調症の諸症状に対して、はり・きゅう・マッサージなどの手技療法がある程度の成果を上げている事はそれなりによく知られています。

これは身体の表面からの刺激が体性感覚神経を介して内臓の働きやホルモン分泌などに影響を与える自律神経反射の中の「体性-内臓反射」を応用させたものです。

例えば、腹痛の時にお腹をさすったり温めたりすると、痛みが和らいで楽になった経験は誰にでもあるでしょう。これは腹部への刺激が自律神経を介して痛みを和らげる働きをしたからです。

東洋医学は全体(陰陽)のバランスを整える

東洋医学は「心身一如の医学」です。つまり病気の原因・症状・体質・精神状態などを総合的(全体的)に捉え、治療も全身的な調整に重きをおいて行います。そして「病気を診るのではなく病人を診る、病気を治すのではなく病人を治す。」と言われるように個人個人の状態に合わせて適宜調整しながら治療を行います。(オーダーメイドの治療)

また、西洋医学ではつかみどころの無い自律神経失調症や心身症・不定愁訴の諸症状ですが、東洋医学は身体に起こっている全ての現象を総合的に捉えるのに長けている為、東洋医学の理論では、その症候群が関連付けし易く、かつ把握し易くなっています。これは「今現在起こっている身体現象」つまり「患者さんの訴えるありのままの状態」を重視して経験的に治療を行ってきた英知であり、今現在も決して廃ることなく続いている素晴らしい治療法なのです。

自律神経失調症の諸症状は東洋医学が得意とする症候群といえるでしょう。

治療

当院では自律神経失調症・心身症・不定愁訴の諸症状に対応しています。
icon自律神経失調症・心身症の諸症状

・証(東洋医学的診断名)に基づく全身の調整
・主訴となっている症状に対するアプローチ
・他の付随した症状があればその症状に対してのアプローチ

治療の経過、成果につきましては、各個人の体質や状態によって違いがあります。治療頻度や期間は出来るだけ各個人の状況に合わせて適宜調整していますので、遠慮なくご相談下さい。

ご予約について

当院は予約優先になっております。
予約なしでも対応させて頂くことは出来ますが、事前予約の患者様が多数おられますので直ぐには対応できず、数時間お待ち頂く事になってしまう場合があります。
ですので、ご来院前の電話確認をおすすめいたします。

首こり、肩こり

いわゆる肩こり

いわゆる肩こりとは、首(前、横、後ろを含む)から肩、上背部にかけての痛み、圧迫感、違和感などの事をいいます。現在肩こりの病態については不明な点も多いのですが、筋肉の疲労による代謝産物(老廃物)の蓄積によって筋の痙直・浮腫・硬結をきたすものと肩周辺の結合織炎とする説があります。
肩こりの原因は現代医学的には以下のものが考えられています。

・頚椎及びその周辺の軟部組織の病変によるもの
(頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、胸郭出口症候群など)
・労働や精神的ストレスによるもの
・内臓諸器官からの関連痛によるもの(胃腸、肝臓胆嚢疾患など)
・頭部の疾患(目、鼻、口、歯、喉など)からの影響をうけたもの
・その他様々な疾患からの影響をうけたもの(高血圧、更年期障害、精神疾患、外傷の後遺症、風邪など)

東洋医学(経絡治療)からみた肩こり

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。肩こりも例外ではありません。また、肩こりは東洋医学的に言えば全ての証(東洋医学的診断名)に起こりうる症状ですので決してあなどれる症状でもありません。現に単なる肩こりと思ってマッサージや整体などの手技(物理)療法を局所的に受けても症状が改善しない、あるいは返って悪化したなどの経験をお持ちの方が大勢いらっしゃいます。これは「肩こりにも色々」という事を意味していますし、それゆえに「病理も色々」ということになります。

肩こりは局所的にみればその部分を流れている経絡が、寒または熱の影響を受ける或いは瘀血により気血の循環・発散が悪くなることによって起こります。肩周辺には主に陽の経絡が流れています。肩周辺を巡る陽の経絡には【手の陽明大腸経 足の陽明胃経 手の太陽小腸経 足の太陽膀胱経 手の少陽三焦経 足の少陽胆経】があり、主としてこれらが寒熱や瘀血の影響を受けていますが、時に上焦(上半身)にある陰の経絡【手の太陰肺経 手の少陰心経 手の厥陰心包経】 にまで寒熱の影響が及ぶ場合もあります。

では、寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、寒熱は各臓(肝、脾、肺、腎)のそれぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

すなわち肩こりは、首肩を流れる経絡が、各臓(肝、脾、肺、腎)より発生した寒または熱の影響を受けて、或いは瘀血によって、その部位においての気血の循環・発散が悪くなったために起こったものです。そしてその結果、凝り感や痛み、引きつりなどの症状を発生させます。

治療は痛んでいる部位も当然治療部位になり得ますが、それ以上に症状を引き起こさせている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

各臓に関連する原因(病因):首肩のこり

 

各臓に影響しやすい病因、関連疾患

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、目の疾患、出産、婦人病、イライラ、肝虚体質など

脾虚
(気・血・津液)

長時間の座り仕事や手仕事、暴飲暴食、胃腸などの内臓疾患、思い悩む、脾虚体質など

肺虚(気)

熱病の初期、気の廻りが悪い、憂鬱、肺虚体質など

腎虚(津液)

労働、房事過度、耳の疾患、高血圧、腎虚体質など

肝実(瘀血)

婦人病、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、内臓疾患、肝実体質など

悪化しやすい事柄

・クーラーなどで冷えると悪化しやすい
・入浴後、発汗後に冷えて悪化することがある
・天候で悪化することがある
・原因となることを長く続けることによりさらに悪くなる
・不摂生
・寒証の肩こりは局所のマッサージや強い刺激の針治療で悪化しやすい
・発熱時のマッサージは悪化させる場合が多い。

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・局所に対するアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

寝違い、寝違え

いわゆる寝違え

いわゆる寝違いとは首、肩、肩甲骨内側の筋肉が急激に硬直し、首の可動が痛みにより制限された状態のことをいいます。通常は動作時痛が主ですが、自発痛がある場合もあります。また、全く動かない時もあります。
原因は肩こりをそのままにしておくと起こりやすいのですが、肩が凝っている状態に冷えが加わって寝違いを起こすことがもっとも多いようです。

寝違いは通常の肩こりと違って急性で症状もきついものですので、別物のように思われがちですが肩こりが根底にありますので東洋医学から見た病理は同じです。ただ気をつける事は局所のマッサージは慎重にしないといけません。早く治りたいのであれば鍼治療が有効です。

寝違いの病理は肩こりと同じですので上の表を参照してください。

悪化しやすい事柄

・クーラーなどで冷えると悪化しやすい
・入浴後、発汗後に冷えて悪化することがある
・不摂生
・局所のマッサージは悪化しやすい

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・局所に対するアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

http://yuseido.jp/images/line.gif

むち打ち症

むち打ち症とは主に自動車の追突、衝突、急停車等の交通事故によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したものをいいます。 「むち打ち症」とは傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。

主な症状としては首肩の痛み、腕の痛みやしびれ感、背部痛などの筋肉や神経の症状から、めまい、吐き気などの自律神経症状を伴うこともあり、これらが継続したり,不時に発現したりします。

むち打ち症の病理

むち打ち症の東洋医学的な病理を端的にいいますと、事故直後いわゆる急性期は血虚に陥っている状態です。血虚とは肝の蔵している血が不足している事を指します。
この状態を放置しておくと、そのまま血虚が進んでいくこともありますが、多くは血の停滞が局所で起こり、やがて瘀血証に移行していきます。

むち打ち症の場合、大抵は事故処理による保険の関係もあって、鍼灸院に来られる場合はある程度月日が経っているケースが多く、この場合瘀血証に移行している事が多いのも特徴です。

初期から伝統的手法に基づく鍼灸治療を施していけば、かなり早い段階でむち打ち症が軽快しやすいのでおすすめしたい所ではあります。

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・局所に対するアプローチを丹念に行う
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

腰痛、ぎっくり腰 

腰痛、背部痛

腰痛は鍼灸治療が最も適応する疾患の一つです。
原因は様々なものがありますが、以下に整理してみます。

・腰周辺の筋肉や軟部組織の疲労・炎症・捻挫などによるもの。これは外傷・過労・特定作業・不良姿勢などによって起こります。これには急性と慢性があり、急性は俗にいう「ぎっくり腰」と呼ばれるものです。一般的にこのタイプの腰痛が最も多いです。
・骨の変性によるもの(椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、腰椎分離すべり症、骨粗しょう症など)
・内臓の病変によるもの(腎臓結石、胆石症、胃・十二指腸潰瘍、糖尿病、子宮筋腫など)
・その他の病変(椎間関節捻挫、仙腸関節捻挫、髄膜炎、腫瘍など)
・心因性(ストレス性)によるもの

東洋医学(経絡治療)からみた腰痛、背部痛

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。腰痛、背部痛も同様です。
腰痛は局所的にみればその部分を流れている経絡が、寒または熱の影響を受ける或いは瘀血により気血の循環が悪くなることによって起こります。腰周辺は主に種々の陰陽の経絡が流れています。腰周辺を巡る陽の経絡には【足の陽明胃経 足の太陽膀胱経 足の少陽胆経】があり、主としてこれらが寒熱や瘀血の影響を受けて腰痛を訴える事が多いのですが、時に陰の経絡【足の厥陰肝経 足の少陰腎経】にまで熱の影響が及ぶ場合もあります。足の厥陰肝経に熱が波及した場合を肝実証(瘀血証)といいます。

では、寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、寒熱は各臓(この場合:肝、脾、腎)のそれぞれに影響を及ぼしやすい病因によって、各臓それぞれが蔵している血や津液が不足した為に発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で発生し、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

すなわち腰痛は、腰周辺を流れる経絡が各臓(肝、脾、腎)より発生した寒または熱の影響を受けて、或いは瘀血によって、その部位においての気血の循環が悪くなったために起こったものです。そしてその結果、痛み、違和感、引きつりなどの自覚症状や動作時痛などを発生させます。

治療は痛んでいる部位も当然治療部位になり得ますが、それ以上に症状を引き起こさせている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか、どの経絡の変動か)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

ギックリ腰

朝洗面時にグキッとなって動けなくなった、重いものを持ったときに・・・・など、急に腰が痛くなって動けなくなった症状のことを俗に「ギックリ腰」といいます。これは東洋医学的にみれば、根底には肝虚や腎虚による気血の循環が悪いのが存在し、その上過労などで更に肝や腎の働きが低下し、腰の状態が悪くなって起こります。特に朝は気血の循環がまだ充分ではありません。「起床時」や「洗面時」にぎっくり腰になった例が多いのはこの為です。

ぎっくり腰を東洋医学的に治療を行うには「どの臓の虚から起こったものなのか」、「寒証か熱証か」をはっきり区別して、その上で特に足のツボを多く使用して治療を行った方が確実に治りが早いです。患部への直接的なアプローチは出来るだけ軽いものにしておかないと返って悪化させてしまうケースが多いので注意が必要です。
特に患部へのマッサージや整体による矯正法には注意が必要で、結構な方がその方法で悪化させてしまった後で来院される様なケースも珍しくありません。

各臓に関連する原因(病因):腰痛・背部痛 

 

各臓に影響しやすい病因、関連疾患

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、歩きすぎ、出産、婦人病、肝虚体質など

脾虚(血・津液)

内臓疾患、リウマチ様の関節炎、脾虚体質など

腎虚(津液)

労働、立ち仕事、過度の性交渉、骨の疾患、腎虚体質など

肝実(瘀血)

婦人病、外傷(事故・手術など)、内臓疾患、側湾症、肝実体質など

悪化しやすい事柄

・寒証の腰痛は足腰を冷やすと悪化する
・ぎっくり腰は飲酒や入浴後に冷えると悪化しやすい
・季節や天候に影響される場合がある
・過度の労働や同一姿勢は悪化させやすい
・柔らかいベットは腰痛になりやすい
・男性の場合過度の性交渉が最も悪い
・不摂生
・急性期(ぎっくり腰)にマッサージを行うと悪化しやすい

治療の基本

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・局所に対するアプローチ
・付随した症状があればその症状に対するアプローチ

頭痛・片頭痛

頭痛には血管性頭痛・筋収縮性(緊張性)頭痛・心因性による頭痛などがあります。また脳疾患・副鼻腔炎・中耳炎・虫歯・三叉神経痛・眼疾患など頭蓋内病変に基づくものや熱病などの全身疾患に基づくものもあります。前者を機能性頭痛、後者を基礎疾患に基づく二次性頭痛と呼んでいます。鍼灸治療院等で一般的に多くみられるのは機能性頭痛ですが、当院でもこのタイプの頭痛の患者さんが多いです。

東洋医学(経絡治療)からみた頭痛

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。

頭痛は痛む部分を流れている経絡、或いは関係する経絡が、各臓(肝、脾、肺、腎)より発生した寒または熱の影響を受けて、或いは瘀血の影響により、痛む部位の経絡の気血の循環・発散が悪くなることによって起こります。頭部は主に陽の経絡が流れています。頭部を巡る陽の経絡には【手の陽明大腸経 足の陽明胃経 手の太陽小腸経 足の太陽膀胱経 手の少陽三焦経 足の少陽胆経】があります。頭痛の場合主としてこれらが寒熱や瘀血の影響を受けている場合が多いのですが、上焦(上半身)にある陰の経絡【手の太陰肺経 手の少陰心経 手の厥陰心包経】にまで寒熱の影響が及ぶ場合や【足の厥陰肝経】の変動によるものもあります。

では、寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、寒熱は各臓(肝、脾、肺、腎)のそれぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

すなわち頭痛は、頭部を流れる経絡が、各臓(肝、脾、肺、腎)より発生した寒または熱の影響を受けて、或いは瘀血によって、その部位においての気血の循環・発散が悪くなったために起こったものです。

治療は痛んでいる部位も当然治療部位になり得ますが、それ以上に症状を引き起こさせている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

各臓に関連する原因(病因):頭痛・頭重

 

各臓に影響しやすい病因、関連疾患

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、目の疾患、出産、更年期、低血圧、高血圧、肝虚体質など

脾虚
(気・血・津液)

長時間の座り仕事や手仕事、冷飲食、飲みすぎ、熱病、胃腸などの内臓疾患、思い悩む、低血圧、脾虚体質など

肺虚(気)

熱病の初期、気の廻りが悪い、鬱病、心因性、肺虚体質など

腎虚(津液)

労働、房事過度、耳の疾患、高血圧、腎虚体質など

肝実(瘀血)

更年期、出産、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、鬱病、解熱後、内臓疾患、肝実体質など

悪化しやすい事柄

・天候で悪化する事がある
・月経時に悪くなる事がある
・原因となることを長く続けることによりさらに悪くなる
・不摂生
・素人マッサージは頭痛を悪化させやすい
・発熱時のマッサージは悪化させる場合が多い。

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・首・肩・肩甲骨間部が凝っている場合はその部位に対するアプローチ
・必要があれば痛む部位に対するアプローチ

痛む部位と関連経絡(寒熱や瘀血の影響を受けた経絡)

・前額部痛・・陽明経(手の陽明大腸経 足の陽明胃経)
・側頭部痛・・少陽経(手の少陽三焦経 足の少陽胆経)
・後頭部痛・・太陽経(手の太陽小腸経 足の太陽膀胱経)、陽明経(手の陽明大腸経 足の陽明胃経)
・頭頂部痛・・肝経(足の厥陰肝経)

鍼灸不適応

頭痛には様々なものがあり、その中には重大な疾患が隠れている場合もあります。以下は鍼灸不適応の目安となるものですので、心当たりのある方は早めに専門医を受診してください。
・顔面蒼白、苦悶顔貌、痙攣、麻痺がある
・言語障害、意識混濁、痛みに耐えられない、などがある
・頭が割れるような激烈な頭痛で嘔吐がある
・突然頭痛がして徐々にひどくなり、吐き気・視力障害・めまいを伴う
・首筋が強ばって前に曲げることが出来ない
・高熱

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頭痛・片頭痛

頭痛には血管性頭痛・筋収縮性(緊張性)頭痛・心因性による頭痛などがあります。また脳疾患・副鼻腔炎・中耳炎・虫歯・三叉神経痛・眼疾患など頭蓋内病変に基づくものや熱病などの全身疾患に基づくものもあります。前者を機能性頭痛、後者を基礎疾患に基づく二次性頭痛と呼んでいます。鍼灸治療院等で一般的に多くみられるのは機能性頭痛ですが、当院でもこのタイプの頭痛の患者さんが多いです。

東洋医学(経絡治療)からみた頭痛

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。

頭痛は痛む部分を流れている経絡、或いは関係する経絡が、各臓(肝、脾、肺、腎)より発生した寒または熱の影響を受けて、或いは瘀血の影響により、痛む部位の経絡の気血の循環・発散が悪くなることによって起こります。頭部は主に陽の経絡が流れています。頭部を巡る陽の経絡には【手の陽明大腸経 足の陽明胃経 手の太陽小腸経 足の太陽膀胱経 手の少陽三焦経 足の少陽胆経】があります。頭痛の場合主としてこれらが寒熱や瘀血の影響を受けている場合が多いのですが、上焦(上半身)にある陰の経絡【手の太陰肺経 手の少陰心経 手の厥陰心包経】にまで寒熱の影響が及ぶ場合や【足の厥陰肝経】の変動によるものもあります。

では、寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、寒熱は各臓(肝、脾、肺、腎)のそれぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

すなわち頭痛は、頭部を流れる経絡が、各臓(肝、脾、肺、腎)より発生した寒または熱の影響を受けて、或いは瘀血によって、その部位においての気血の循環・発散が悪くなったために起こったものです。

治療は痛んでいる部位も当然治療部位になり得ますが、それ以上に症状を引き起こさせている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

各臓に関連する原因(病因):頭痛・頭重

 

各臓に影響しやすい病因、関連疾患

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、目の疾患、出産、更年期、低血圧、高血圧、肝虚体質など

脾虚
(気・血・津液)

長時間の座り仕事や手仕事、冷飲食、飲みすぎ、熱病、胃腸などの内臓疾患、思い悩む、低血圧、脾虚体質など

肺虚(気)

熱病の初期、気の廻りが悪い、鬱病、心因性、肺虚体質など

腎虚(津液)

労働、房事過度、耳の疾患、高血圧、腎虚体質など

肝実(瘀血)

更年期、出産、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、鬱病、解熱後、内臓疾患、肝実体質など

悪化しやすい事柄

・天候で悪化する事がある
・月経時に悪くなる事がある
・原因となることを長く続けることによりさらに悪くなる
・不摂生
・素人マッサージは頭痛を悪化させやすい
・発熱時のマッサージは悪化させる場合が多い。

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・首・肩・肩甲骨間部が凝っている場合はその部位に対するアプローチ
・必要があれば痛む部位に対するアプローチ

痛む部位と関連経絡(寒熱や瘀血の影響を受けた経絡)

・前額部痛・・陽明経(手の陽明大腸経 足の陽明胃経)
・側頭部痛・・少陽経(手の少陽三焦経 足の少陽胆経)
・後頭部痛・・太陽経(手の太陽小腸経 足の太陽膀胱経)、陽明経(手の陽明大腸経 足の陽明胃経)
・頭頂部痛・・肝経(足の厥陰肝経)

鍼灸不適応

頭痛には様々なものがあり、その中には重大な疾患が隠れている場合もあります。以下は鍼灸不適応の目安となるものですので、心当たりのある方は早めに専門医を受診してください。

・顔面蒼白、苦悶顔貌、痙攣、麻痺がある
・言語障害、意識混濁、痛みに耐えられない、などがある
・頭が割れるような激烈な頭痛で嘔吐がある
・突然頭痛がして徐々にひどくなり、吐き気・視力障害・めまいを伴う
・首筋が強ばって前に曲げることが出来ない
・高熱

便秘と下痢 

現代医学と東洋医学の「便秘」と「下痢」の概念の違い

現代医学では便秘とは便が大腸内に長く停滞し、排便回数・排便量が減少した事をいいます。そして下痢とは液状ないし半流動性の便を排泄する状態をいいます。これは腸の運動性や機能性を重視した考え方に基づいているものと考えられます。
これに対して東洋医学では便秘と下痢の概念や捉え方に若干の違いがあります。東洋医学では腸の機能性といった捉え方ではなく、排便を熱や水の排泄の一つの現象として捉え、便の形状や硬さ、水分の量などで区別しています。
例えば便が数日出なくても出る時軟便であれば下痢とし、出る時最初硬い便であとから軟便または水様便であればこれもまた下痢と考えます。また、毎日排便していても硬くて黒い便であるならばこれは便秘と考えます。

東洋医学(経絡治療)からみた便秘と下痢

東洋医学では全ての疾患・症状を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
胃に入った飲食物は小腸→膀胱を経て小便として排泄され、小腸→大腸を経て大便として排泄されます。これが排泄の基本で、これらの腑(小腸、大腸、膀胱)を支配しているのは「脾」なので排便異常は脾虚から起こるのが原則です。しかし、「腎」は下焦(下半身)・二陰(大小便の出口)を支配し、その影響は腸にも及びますので、腎虚に関係する便秘や下痢もあります。また肝虚は腎虚も伴いますのでこれにも便秘や下痢があります。「肺」も大腸とは表裏の関係にあるので排便異常が起こりやすいです。という事は便秘や下痢は「肝虚」「脾虚」「肺虚」「腎虚」から起こり、そしてこれらにはそれぞれ寒証と熱証がありますので、全ての証に現れるという事になります。

各臓に関連する原因(病因):便秘・下痢

 

各臓に影響しやすい病因、関連疾患

便秘と下痢の特徴

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、産後や手術後、婦人病、イライラ、肝虚体質など

熱証(便秘ぎみ、便秘はさほど気にならない、下痢はない)
寒証(月経中に下痢、常に下痢か軟便、下痢して冷える)

脾虚(気・血・津液)

思い悩む、考えがまとまらない、暴飲暴食、冷飲食、内臓疾患、熱病、脾虚体質など

胃実熱証(便秘して苦しく下痢して気持ちよい)
胃虚熱証(便秘して腹が張る、便秘と下痢を繰り返す、腹痛の伴う下痢、下痢して気持ちよい時がある、裏急後重)
寒証(常に軟便か下痢、下痢して疲れる、小便回数と量も多い)
肝実熱(便秘または兎糞便)

肺虚(気)

熱病の初期、肺虚体質

熱証(体質としての下痢は気もちが良い、冷たいものを取ると下痢、熱病の経過中に下痢する時がある)
寒証(冷えると下痢、肺気の停滞で便秘する事がある)

腎虚(津液)

労働、房事過度、立ち仕事、高血圧、恐怖、腎虚体質など

熱証(便秘して小便回数増、腹痛ない下痢して小便回数減)
寒証(腹痛のない下痢、)

肝実(瘀血)

婦人病、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、内臓疾患、うつ病、肝実体質など

便秘の傾向、兎糞便、硬い便



悪化しやすい事柄

・過度のストレス
・感情の乱れ
・暴飲暴食・飲酒・冷飲食・コーヒーなどの刺激物
・体を冷やすと下痢や便秘になりやすい
・軟らかいものや肉類ばかりを食べていると便秘しやすい
・不摂生

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・腹部へのアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

不眠症 

不眠症の定義

不眠症の定義
不眠症とは眠りたいにもかかわらず、思うように眠れない為、これを苦にして悩んでいる状態の事をいいます。すなわち不眠症には「眠れない」という事と、それを苦にしているという二つの側面があります。

東洋医学(経絡治療)からみた不眠

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
古典書物においては人体の生理・病理を陰陽で説明している事がよくあります。当然不眠の事も記されています。それによると、「昼間は陽気が陽の部位に旺盛になり、夜になるとその陽気は陰の部位に入る、それで眠れる。そして、朝になると再び外に出てきて目覚める」とあります。つまりこの陰陽の交流が正常であれば不眠は起こらないというわけです。逆に言えば不眠症は、臓腑経絡の陰陽のバランスを整える事により改善されるということにもなります。

不眠を臓腑経絡的にみますと、主に上焦(上半身)を流れている経絡が、熱または寒に押し上げられた熱の影響を受ける事により気血の循環・発散が悪くなって熱の停滞が起こり、その上夜になれば外に出ている陽気が内に入ってきてこの上焦熱と陽気が合わさることによって起こるものと、脾と胃の陰陽のバランスの乱れによるもの。そして、瘀血の影響を受けたものとがあります。

では、寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、不眠の場合、寒熱は(肝、脾、腎)の各臓それぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

※古典書物にはもう一つこのような事も記されています。

「人、臥すれば、血、肝に帰る」

これは、「夜になって眠る時に血(けつ)が肝に帰ってくる」という事ですが、これを不眠症で解釈すれば、「夜になって血(けつ)が肝に帰れなければ不眠になる」という事になります。肝の発生作用により必要に応じて全身に送られていた血(けつ)が肝に帰れない理由は二つあります。一つは血(けつ)を必要以上に使いすぎて帰るだけないという事(肝虚)、そしてもう一つは血(けつ)が停滞している為、或いは流れが悪い為に帰れないという事(肝実瘀血)です。

治療は東洋医学的病理考察に基づき、不眠を引き起こさせている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

各臓に関連する原因(病因):不眠症

 

各臓に影響しやすい病因、関連疾患

不眠の特徴

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、産後や手術後、婦人病、イライラ、考えすぎ、肝虚体質など

眠った気がしない、夢が多い、途中覚醒、全く眠れない(寒証)、運動すると余計不眠

脾虚
(気・血・津液)

思い悩む、考えがまとまらない、暴飲暴食、冷飲食、胃腸などの内臓疾患、、脾虚体質など

入眠障害、酒を飲んだら眠れなくなる或いは途中で目が覚める、寝起きが悪い、空腹になりすぎると眠れない

腎虚(津液)

労働、房事過度、立ち仕事、高血圧、腎虚体質など

早朝覚醒、途中覚醒、夜間尿

肝実(瘀血)

婦人病、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、内臓疾患、うつ病、肝実体質など

全く眠れない、うつ病の為に不眠

悪化しやすい事柄

・過度のストレス
・頭の使いすぎや喋り過ぎ
・興奮
・原因となることを長く続けることによりさらに悪くなる
・不摂生

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

食欲不振・過食 

食欲異常

食欲とは食べたいという欲求の事をいいます。そしてこの欲求が低下した状態を食欲不振といいます。逆に欲求が亢進した状態を過食などと言われています。ここでは比較する為に食欲異常として両方を取り上げてみました。

東洋医学(経絡治療)からみた食欲異常

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
食欲の状態は胃の働きの状態によって変わってきます。基本的には胃熱があれば食欲が亢進し、胃寒があれば食欲が減退します。これは胃が寒熱の影響を受けた為に起こる現象ですが、この寒熱はどこで発生するのかと言えば、寒熱は(肝、脾、肺、腎)の各臓それぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液の何れかが不足する事により発生します。そして寒熱がどの臓の虚からのものなのかによっても現れる病症が違ってきます。例えば胃寒て食欲が低下したしたとします。しかしこれには胃そのものが冷えたものと他からの寒の影響を受けたものとがあり、その病理によって現れる病症に違いが出てくるという事です。

食欲に変化をもたらすものの要因の一つに瘀血の影響を受けた為のものもあります。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

治療は東洋医学的病理考察に基づき、食欲不振や過食を引き起こさせている根っ子の部分(どの臓の何の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

各臓に関連する原因(病因):食欲異常/食欲不振・食欲亢進

 

各臓に影響しやすい病因、
関連疾患

食欲の特徴

肝虚(血)

精神・肉体労働、何かを根気よく行う、目の使いすぎ、産後や手術後、婦人病、イライラ、肝虚体質など

熱証(食欲あり、怒ると食欲亢進)
寒証(食欲ないが食べたら入る又は空腹は感じるが思った程入らない)

脾虚
(気・血・津液)

思い悩む、考えがまとまらない、暴飲暴食、冷飲食、内臓疾患、熱病、拒食症、過食症、脾虚体質など

胃実熱(食欲旺盛)
胃虚熱(食欲に変動あり)
胃寒(食欲なし、小食)
肝実熱(食欲なし)

肺虚(気)

熱病の初期、肺虚体質

熱証(食欲に変化なし)
寒証(小食の傾向)

腎虚(津液)

労働、房事過度、立ち仕事、高血圧、恐怖、拒食症、過食症、腎虚体質など

熱証(食欲旺盛)
寒証(空腹は感じるが思った程入らない、または小食)

肝実(瘀血)

婦人病、怒りの我慢、外傷(事故・手術など)、内臓疾患、うつ病、肝実体質など

食欲ありの傾向、但し内臓疾患やうつ病は食欲不振が多い

 

悪化しやすい事柄

・過度のストレス

・感情の乱れ

・物暴飲暴食・飲酒・冷飲食・コーヒーなどの刺激

・喫煙

・不摂生

治療の基本(鍼灸治療)

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

美容に鍼灸?

容鍼灸とは、鍼灸(東洋医学)の特徴である『健美(美は健康を基礎として成り立つ)』を活かして「キレイになる事」そして「キレイを保つ事」を目的に行う美容法です。

美容先進国のフランスやアメリカでは、現在効果に優れ、副作用がなく安全で信頼できる美容法として「鍼(ハリ)」が使用されています。多くのハリウッドスターをとりこにし、そして日本でも数多くの雑誌・メディア等で紹介され、芸能関係者や著名人が「鍼(ハリ)」を健康法だけでなく、美容法としても活用しています。

「キレイになる事」に実年齢は関係ありません。
もう一度身体の内側から「健美」を見直し、『内なる美』を引き出してみませんか?

美容鍼灸(美容鍼、顔鍼)の効果

美容鍼灸(顔鍼)の効果には以下のような事が挙げられます。

・血行を促し、リンパの還流を促進する
・鍼刺激により、たるんだ筋肉(表情筋)を引き締めたり、同時に表情筋の緊張や凝りをとり柔らかくする
・皮膚の新陳代謝を高め、新しい皮膚への生まれ変わりを促進する

具体的な症状で言うと

くすみ・むくみ、多汗、脂汗、毛穴、肌のはり、乾燥肌、小顔、目元くっきり、目の下のくま、小じわ、眉間のしわ、頬齢線、顔が腫れぼったい、化粧ののりUP、デトックス効果、アンチエイジング、リフトアップ、美肌、美顔 etc.....
等に効果があります。

全身調整+顔鍼でさらに効果UP!

東洋医学の疾病観では、例え局所の皮膚の状態といえども内蔵機能(東洋医学では臓腑経絡)との関連は深いとしています。

例えば便通とお肌の調子との関係やストレスとお肌の調子との関係、あるいは生理周期とお肌との関係などは誰もが経験している事と思います。

このような事から、美容鍼灸は「身体の内側からキレイになる事」を促進するのが本来の目的ですので、全身のバランスを整えた上で顔面部への刺鍼を施した方がより良い効果が期待できます。

当院は東洋医学の生理・病理に基づく全身のバランスの調整、体質の改善等の治療を得意とする治療院ですので、エステサロンなどで行われている表面的な処置よりもっと深い部分から調整し、同時にお身体の様々なトラブルも合わせて調整いたします。

美容鍼(顔鍼)の流れ

顔面部への施術のみの場合
☆スタンダードコース
(メイクは落して頂きます、ふき取りタイプはご用意しています)

①問診及び美容鍼の説明
②顔への刺鍼と置鍼
②梅花針による調整
③丁寧な顔へのマッサージ(専用クリーム使用)
④蒸しタオルで保湿
⑤ローラー鍼で調整
⑥終了

顔鍼  顔鍼  顔鍼 顔鍼


☆プレミアムコース
上記、スタンダードコースの内容にプラスして
アンチエイジングとデトックス効果を併せ持った金粉入りのシート状高機能パックを行います。


※使用針について
顔面部に使用する針は通常身体に使用しているものとは別の針を使用しています。
柄の部分がプラスチックで出来ていますので使用感が軽いのも特徴です。また、非常に細いもの(直径0.10ミリ~0.14ミリ)を使用していますので殆ど痛みはありません。
当然1回きりの使い捨てですので感染の心配はありません。

また、仕上げには梅花針やローラー鍼という接触針を用いた調整や丁寧な美顔マッサージ、高機能パックも行っており、他院にはない充分な満足感がリーズナブルな料金で受けられます。

icon全身調整+美容鍼の場合
通常のお身体の治療及び調整の後、上記コースを行います。

ご予約について

当院は予約優先になっております。
予約なしでも対応させて頂くことは出来ますが、事前予約の患者様が多数おられますので直ぐには対応できず、数時間お待ち頂く事になってしまう場合があります。
ですので、ご来院前の電話確認をおすすめいたします。

ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。