膀胱炎(ぼうこうえん)
膀胱炎とは、大腸菌、球菌などの細菌が尿道から侵入して、膀胱に達して炎症を起こすもので、誘因としては、尿をがまんしたり、便秘、妊娠、尿道狭窄(きょうさく)などが考えられます。その症状としては、尿が近い「頻尿」、尿がにごる「尿混濁」、排尿の終わりに痛みがある「排尿痛」などが、一般的にあらわれます。

治療方法も、原因となる細菌の種類に応じた方法をとることになりますが、漢方でも、水分代謝を調節する、炎症を鎮める、再発の予防といったことを主眼に、病状の程度や軽重によっても、それぞれ使い分けていきます。

「膀胱炎(ぼうこうえん)」(民間薬)
ウツボグサ サルトリイバラ ヒトツバ ミソハギ        
薬用植物名 採集時期 成分 薬効 用法説明
ウツボグサ 地上部・花穂(9月頃) トリテルヘ°ノイト゛・カロチノイト゛・タンニン 利尿・消炎・腎炎 @地上部を刈り採り、日陰で干す。A1日5〜10gを300mlの水に、1/2になるまでゆっくり煎じる。B3回に分け、食間の空服時に飲む。C花穂を刻み、茶剤として飲用。
薬草の用い方は「健康を維持するための薬草・用法から」健康補助食品・飲料の各コンテンツをご覧ください。