貧血
貧血とは、血液中の赤血球の数や赤血球にふくまれる血色素の量が減って、健康人の90%以下になった状態をいい、体がだるい、寒さを感じる、息切れ、心臓の鼓動が強くなる、下肢がむくむ、微熱が出るなどの症状が表われて、顔や耳たぶ、つめにいわゆる血の気がなくなります。

貧血には、体内の鉄分の欠乏によって起こる、鉄分欠乏症をはじめ、悪性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血、随伴性貧血があり、これらは治療法がそれぞれ異なりますので、専門医の治療が必要ですが、漢方では、消化器系統を強め、全身の諸器官を正常にして、造血臓器である骨髄を丈夫にして機能を高めるようにします。

「貧血」 (民間薬)
アカヤジオウ キハダ トウキ コンフリー(ヒレハリソウ)        
薬用植物名 採集時期 成分 薬効 用法説明
アシタバ
若芽(春〜夏)
ゲルマニュウム・ビタミンB12・クロロフィル・ビタミン類・ミネラル類
抗酸化作用・動脈硬化・高血圧・貧血・強壮
@春から夏にかけて、なるべく若い芽か若葉だけを採取して、生で用いるか、さっと水洗いしてよく水をきる。A手で細かくちぎってから2〜3日程度日干しにするBよく乾燥するまで、日陰でほす。C乾燥葉に熱湯を注ぐか、1日量20〜30グラムを煎じて、茶剤として飲用。Dまたは、お茶のようにお湯を注いで飲用。
マツ
新葉(初夏)
テルペン精油・ピネン・ジペンテン・リモネン
強壮・脳梗塞・ボケ・痴呆・心筋梗塞・動脈効果・高血圧
@松(赤松が一番いい)の新葉青々としたものを採取A刻んで天日干してカラカラにするBミキサーで粉末にして保存C5グラムに水0.5リットルを30分細火で煮出して飲用Dまたは、お茶のようにお湯を注いで飲用。
薬草の用い方は「健康を維持するための薬草・用法から」健康補助食品・飲料の各コンテンツをご覧ください。
「貧血」 (漢方薬)
温清飲(うんせいいん) 加味帰脾湯(かみきひとう) 帰脾湯(きひとう) 柴胡桂枝干姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
四君子湯(しくんしとう) 四物湯(しもつとう) 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう) 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
人参湯(にんじんとう) 六君子湯(りつくんしとう)