クワズイモ (サトイモ科クワズイモ属:多年草:草丈 〜 センチ:花期
〜8月)
|
薬効 |
切り傷 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
分布生育場所 |
科名:サトイモ科/属名:クワズイモ属
和名:食わず芋/学名:Alocasia macrorhiza Schott
四国南部、九州南部、沖縄に自生する大型多年草
台湾、中国南部、マレーシア、インドなどに分布
サトイモ科コンニャク属コンニャク(蒟蒻)
|
見分け方・特徴
|
根茎は太く芋状、葉は長柄に盾形につき、長さ20〜60センチ、9〜13対の側脈があり、基部はやじり形
花は、5〜8月、太い花柄を出し先端に長さ8〜16センチの黄緑色の苞がつき、太い棒状肉質の花茎に多数の花被のない雌花が筒状の中につき、雌花の上部には花被のない中性花と雄花の集まったものがつく
花後、紅色の果実がつく |
採集と調整 |
随時、長い葉柄を採取して、生のものを用いる |
薬効・用い方 |
有効成分は、シュウ酸カルシウム、フィトステロール様物質、果糖、ブドウ糖、根茎には約3%のデンプンを含む
沖縄地方の民間療法では、切り傷に、生の葉柄の切り口を火にあぶり、泡が出たら、傷口につけるという
中国明時代の「本草綱目(ほんぞうこうもく/1590/李時珍著)」には、クワズイモを漢名海芋として、「腫れ物や熱病に用いる」と記述されている |
その他 |
名の由来は、葉などがサトイモに似ているが、食べれない芋から、食わず芋(くわずいも)の名になった
室内の観賞植物として人気があり多くの方が栽培している |