サンカヨウ                 (メギ科サンカヨウ属:多年草:草丈 〜70センチ:花期 〜7月)

薬効
果実を生食
分布生育場所

科名:メギ科/属名:サンカヨウ属
和名:山荷葉/学名:Diphylleia grayi
北海道、本州(中部以北)の深山、亜高山地域
サハリンにも分布

見分け方・特徴

亜高山の針葉樹林下などの深山に自生する多年草
根茎は太く、茎が直立して高さ30〜70センチ、めったに自生を見れない
茎の上部に付く葉は2枚、下の葉は葉柄があり大きく腎造形で両端が深く湾状に切れ込み、葉縁に欠刻状のの鋸歯があり、上の葉は同形で少し小さい、ほどんど無毛
花は、5〜7月茎頂に3〜10個の白花をつけ、直径約2センチ、がく片6枚が花弁状になり、雄しべ6個、雌しべ1個
花後、楕円形の液果が青藍色に熟す


採集と調整
夏に楕円形の液果が青藍色に熟したら採取


薬効・用い方
青藍色に熟した液果を生食する、ブドウのように甘くて食べられる


その他
名の由来は、サンカヨウの葉を、ハス(ハスの葉を漢名で、荷葉(かよう)と呼ぶ)の葉に見立てて、山のハスから、山荷葉(さんかよう)の名になった

夏の気温が余り上がらない場所に自生していて、めったに自生をみることができない植物のひとつ