キバナノアマナ      (ユリ科キバナノアマナ属:多年草:草丈 〜15センチ:花期 〜4月)

薬効
山菜
分布生育場所

科名:ユリ科/属名:キバナノアマナ属
和名:黄花甘菜/学名:Gagea lutea
北海道、本州の中部以北、兵庫県や岡山県まで稀に見られる、四国では稀に見られる。比較的湿気のある林縁、草地などに自生
千島、サハリン、朝鮮、中国、シベリア東部、ヨーロッパに分布

見分け方・特徴

少し湿った場所を好む多年草 で群生はしないでぽつぽつ生える
地下には卵形の鱗茎があり大きさ1〜1.5センチ
葉は、鱗茎から1〜2枚の流線形の長さ15〜20センチの柔らかい葉を出す
花は、3〜4月、花茎を8〜15センチ伸ばして先端に3〜5個の小型の淡黄色の花をつける
花は、花びらに見える花被片が6個、雄しべ6個、よわよわしく咲く
初夏には、地下の鱗茎(りんけい)を残して地上部は枯れてしまう
採集と調整
花が咲く前の柔らかい若芽、若葉を切り取り、熱湯を軽く流して、汁の実に浮かべる
白い鱗茎も食べられるが、個体数が少ないので、絶対に採取はしてはいけない
薬効・用い方

 
その他
名の由来は、球根(鱗茎・りんけい)を煮て食べると甘みがあることから、甘菜(あまな)の名にり、黄色の花から、キバナノアマナになった
また、食べられる山野草には、菜(な)が付く