| 
             オランダイチゴ      (バラ科オランダイチゴ属:多年草:草丈 〜 センチ:花期 〜 月) 
             | 
          
          
            | 薬効 | 
          
          
            | 滋養強壮  | 
            食用  | 
            薬用酒 | 
             | 
             | 
             | 
          
          
             | 
             | 
             | 
             | 
             | 
             | 
          
          
            | 分布生育場所 | 
          
          
            | 
             科名:バラ科/属名:オランダイチゴ属 
            和名:和蘭苺/学名:Fragaria ananassa Duchesne 
            南米原産、徳川時代末期にオランダから渡来 
            一般にはイチゴと呼ばれる 
             | 
          
          
            | 
             見分け方・特徴 
             | 
          
          
            葉腋から匐枝(ふくし)を伸ばして増える多年草  
            葉は、根生葉と互生し楕円形、小葉は3枚、大きな鋸歯がある  
            花は、5〜7月に白色5〜8弁花をつけ、顎裂片同数、雄しべ雌しべは多く、花托は半球形  
            肥大して多肉質の果托になり、痩果は小形で、肥大した果托の表面のくぼみにつき、イチゴ状の偽果になる  | 
          
          
            | 採集と調整 | 
          
          
            赤く熟した偽果を採取  
            一般には、八百屋などでイチゴとして販売  | 
          
          
            | 薬効・用い方 | 
          
          
            有効成分:ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、糖、アントシアン色素フラガリンなど  
             
            イチゴ酒  
            滋養強壮には、熟したイチゴ600グラム、砂糖200グラム、35度ホワイトリカー1.8リットルに、イチゴを洗い、へたをとり水切りして、瓶に入れて3〜4ヶ月冷暗所に保存し随時拡散して布で濾して、1日20〜30CC飲用する
             | 
          
          
            | その他 | 
          
          
            名の由来は、元禄のころには、ナワシロイチゴなどの野いちごを、伊知古、以知古と呼び、天保11年(1840)に、オランダ人が長崎で栽培したことから、オランダイチゴの名になった
             
             
            飯沼慾斎(いいぬまよくさい)「草木図説(そうもくずせつ・1856)」には、オランダイチゴをヘビイチゴの一種として記載され、食用・薬用に供し、やや強心の効ありという記述がある
             
             
            オランダイチゴは、北アメリカ原産のバージニアイチゴと南アメリカ原産のチリイチゴの交雑種で、果実が大きくなる。食べる部分は、花托の肥大した部分で偽果と呼ぶ、また、偽果は他には、リンゴ、ナシがある
             
             
            日本で促成栽培が普及したのは、明治の中頃に、フランス系の品種を改良して、福羽逸人(ふくばいつじん)が、香りが強く、果実は赤くて甘い、早生イチゴの福羽イチゴをつくり、有名な品種になった
             
            戦後、アメリカから、ダナーという品種が輸入されて、福羽イチゴより小粒で甘く味が良いことから、日本全土で栽培された、路地栽培は、初夏ころ実が赤くなるが、現在は温室による促成栽培により、1年中食べられるようになった
             
             
            新潟県では、越後姫を県育成の品種として春のハウス栽培専用品種としている。 
            2月〜6月ころまで出荷され、食味は、大果実で香りと甘みが良いとして知られる。 
            生産量は、1,310トン。主な産地は、新潟市、五泉市、新発田市 |