カワラハハコ       (キク科ヤマハハコ属:多年草:草丈 〜50センチ:花期 8〜10月)

薬効
黄疸
分布生育場所

科名:キク科/属名:ヤマハハコ属
和名:河原母子/学名:Anaphalis margaritacea var.yedoensis
北海道〜九州の河原の砂地、海岸、線路沿いの土手

キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ(山母子)
キク科ハハコグサ属ハハコグサ(母子草)

見分け方・特徴

カワラハハコは、カワラホウコとも呼び、日本特産の種
茎の長さ30〜50センチ、全体に白色の細毛がある
葉は、細く裏には白い毛が多くつく
花は、9月頃から茎の上部が枝分かれして茎頂に数個の白花をつける
花には両性花と雌雄花があり異株
小さな5弁花に見えるのが両性花、糸のように見えるのが雌花
採集と調整
夏の開花期に全草を採取して天日で乾燥させる
薬効・用い方
黄疸(おうだん)には、乾燥した全草を1日量8〜12グラムと、水約0.4リットルを半量まで煎じて3回に分けて服用する

若芽、若葉は、茹でてさらしてから、おひたし、和え物にして食べる
その他
名の由来は、そのまま、ハハコグサに似ていて河原に生えているから、カワラハハコになった

ハハコグサとの違いは、ハハコグサは越年草で、カワラハハコは多年草が違う

河原などに群生していて、開花期に採取して乾燥すると、ドライフラワーになり芳香があり楽しめる