キョウチクトウ (キョウチクトウ科キョウチクトウ属:常緑低木:樹高 〜5メートル:花期 〜8月)

薬効
打撲傷(うちみ)
分布生育場所

科名:キョウチクトウ科/属名:キョウチクトウ属
和名:夾竹桃/生薬名:夾竹桃葉(きょうちくとうよう)/学名:Nerium indicum
日本全土の庭木、街路樹、工場の敷地などに植栽。

見分け方・特徴

キョウチクトウは、常緑の比較的大型の低木で高さが5メートルにもなり枝が多く分岐する。
葉は、革質で線状皮針形(ひしんけい)で茎に3枚ずつ輪生(りんせい)して、夏に枝端から集散花序(しゅうさんかじょ)を出して、淡紅色の花をつけます。
花冠(かかん)は細長い筒から盆形に開いています。花弁(かべん)は5枚、雄ずい5、雌ずい1です。また、全体に乳液を含んでいます。
果実は、細長いさやで種子には両端に絹毛があります。

キョウチクトウの種類には、セイヨウキョウチクトウ、シロバナキヨウチクトウ、ウスキョウチクトウがあり、庭園、公園などに観賞用に植栽されますが、多くは八重咲きの品種のために実が結実しません。
採集と調整
キョウチクトウの葉や樹皮を必要なときに、採取して、水洗いした後に天日で乾燥させます。
これを生薬で、夾竹桃葉(きょうちくとうよう)といいます。
夾竹桃葉(きょうちくとうよう)は、有毒ですので一般では飲用してはいけません。
薬効・用い方
打撲のときのはれ、痛みに、葉、樹皮の乾燥したものを10〜20グラムと水0.4リットルで煎じて、患部を洗います。

強心、利尿作用はありますが、素人療法として心臓病などの治療に使用するのは非常に危険です。絶対に用いてはいけません。

有毒成分は、葉のオレアンドリンなどで、飲用すると嘔吐、激しい痙攣(けいれん)、呼吸麻痺(まひ)などが起こります。
その他
キョウチクトウは、インド原産で、日本には享保(きょうほ)9年(1724年)に渡来しています。

近年は、比較的乾燥にも耐えて、塩風や公害にも強い特徴をいかして、広く、石段の上、傾斜地、海岸、街路樹、工場地帯や都会の緑地植物として植栽されています。
特に関西地方には多く見られるようです。
また、キョウチクトウの花は淡紅色が一般的ですが、白色、紅色、八重咲きなどがありますが、すべて有毒ですので家庭では用いてはいけません。