TE8.三陽絡(さんようらく)

取穴部位:陽池穴の上4寸、総指伸筋と小指伸筋の間

禁鍼穴

筋肉:総指伸筋小指伸筋

運動神経:橈骨神経

知覚神経:後前腕皮神経

血管:後骨間動脈

 
 主治・対象疾患

耳鳴り

難聴

歯痛

構音障害

前腕橈側痛

前腕橈側の知覚障害

前腕伸筋の運動障害

便秘

発熱

腱鞘炎

片麻痺

頭痛

   
TE8)三陽絡san1yang2luo4)(さんようらく)・通間・通門・過門

【取穴】

前腕後面、橈骨と尺骨の骨間の中点、手関節背側横紋の上方四寸。

※TE4)陽池と肘頭を結ぶ線上で、陽池から1/3にある。

【名の由来】

本穴にて手三陽経が交会する事から。

穴名からは手三陽経が交会する様に思われるが、古典に記述はない。

【作用】

〔瀉〕開竅聡耳・利咽鎮痙攣・通経止痛

【弁証主治】

手少陽経病

多汗・耳鳴、急性の強い難聴・歯痛・喉痛・上肢痛、ひきつれ、マヒ・胸脇痛など

手三陽経筋病

視力低下・ろれつが回らない・項頚部痛・肩痛・肩胛骨痛・発熱による筋肉痛など

 【配穴】

+委中腰痛〔瀉法〕