LI19.禾髎(かりょう)

取穴部位:水溝穴の外5

禁灸穴

筋肉:口輪筋

運動神経:顔面神経

知覚神経:上顎神経

血管:上唇動脈

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LI19)
口禾髎(kou3he2liao2)(こうかりょう)・長頻・長頬

【作用】

〔瀉〕散風清熱

【弁証主治】

手陽明経病

歯痛・頚部の腫脹・上肢のマヒ、悪寒、炎症など

【主症主治】

尸厥・鼻づまり〔透迎香〕・三叉神経痛・顔面神経マヒ

【配穴】

+上星鼻血

【症例/個人的見解】

・「禁灸穴」とある。

・検証:得気は、口腔内、上顎第一切歯上の歯茎に響く。

 【取穴】

顔面部、人中溝中点と同じ高さ、鼻孔外縁の下方。(顔面部、人中溝の上から1/3と同じ高さ、鼻孔外縁の下方とも)

※GV26)水溝の外方五分にある。

【名の由来】

「禾=食物」「髎=骨際の陥凹」。本穴が口-鼻の間に位置する事から

尸厥発作性の昏倒。手足の冷え・鳥肌・顔色が青黒い・うわごと・咬い締め・めまい・呼吸微弱、脈絶微弱など。