ST34.梁丘(りょうきゅう)

取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上2

要穴:郄穴

筋肉:外側広筋

運動神経:大腿神経

知覚神経:外側大腿皮神経大腿神経前皮枝

血管:外側大腿回旋動脈、外側上膝動脈

主治・対象疾患

大腿前面痛

大腿前面の知覚障害

大腿の運動障害

片麻痺

膝関節前面の知覚障害

膝関節痛

膝関節の運動障害

膝関節水腫

胆石

胃痛

胃炎

胃けいれん

虫垂炎

腹痛

脳性麻痺

疲労感

下痢

リウマチ

腰痛

ST34 梁丘(りょうきゅう)
  • 経絡:足の陽明胃経
  • 要穴:胃経の郄穴
  • 穴性:通経活絡、理気和胃
梁丘(りょうきゅう)|足の陽明胃経|ST34 Liangqiu 梁丘(りょうきゅう)|足の陽明胃経|ST34 Liangqiu

 

解剖学的データ

筋肉

外側広筋

大腿四頭筋の一つで、大腿骨大転子下部から起こり、膝蓋靭帯を経て脛骨粗面に停止する筋肉。大腿神経が支配し、膝関節の伸展作用がある。

運動神経

大腿神経‐筋枝

腰神経叢の第1~第4腰神経から起こる神経。大腿神経は、大腿四頭筋・大腰筋・縫工筋・恥骨筋などの筋肉を支配する筋枝、大腿前面の皮膚の知覚を司る前皮枝、股関節や膝関節の知覚を司る関節枝、膝関節下部~下腿内側の知覚を司る伏在神経に分かれる。

知覚神経

外側大腿皮神経

第2、第3腰椎から出て前方へ向かい、腰の部位で急激に曲がって鼠径部の辺りから皮膚の下に出て、大腿の前面と外側の皮膚に分布する神経。

大腿神経‐前皮枝

腰神経叢の第1~第4腰神経から起こる神経。大腿神経は、大腿四頭筋・大腰筋・縫工筋・恥骨筋などの筋肉を支配する筋枝、大腿前面の皮膚の知覚を司る前皮枝、股関節や膝関節の知覚を司る関節枝、膝関節下部~下腿内側の知覚を司る伏在神経に分かれる。

血管

外側大腿回旋動脈

外腸骨動脈から分岐した貫通動脈からすぐ分岐する動脈で、大腿骨頭や大腿上部前外側の栄養などを担っている。

外側上膝動脈

腓腹筋起始部の上で膝窩動脈から分岐し、大腿骨下端の外側およぴ内側を前方へまわる動脈。膝関節周辺組織(外側)を栄養する。