LU4.俠白(きょうはく)

取穴部位:上腕部にあり、腋窩横紋前端から尺沢穴に向かい下4寸、上腕二頭筋の筋溝

筋肉:上腕二頭筋

運動神経:筋皮神経

知覚神経:内側上腕皮神経外側上腕皮神経

「俠」は「夾」と同じ。本穴はちょうど上腕の内側にあり、
肺の両側に位置している。肺は五色では白に属し、本穴は肺を夾んでいることから、俠白と命名されている。

 

上腕には上腕二頭筋、上腕三頭筋、上腕筋、烏口腕筋などの筋肉がありますが、ツボの位置から上腕前面の上腕二頭筋の痛みや上腕二頭筋が関係する肘関節、肩関節の痛みに使われます。
上腕二頭筋は肩関節の前から肩甲骨につながっていきますので、肩を動かすと痛む、動かしにくいなどの症状があるときは上腕の筋肉のチェックが必要となります。

肺経ですから胸痛、咳などの呼吸に関わる疾患と上腕の筋肉や神経に関わる痛みの治療に使われます。
五十肩、四十肩、スポーツで肩に痛みがある場合は、上腕の筋肉を押さえたり、つまんだりして硬くなっていないか、痛みが強く出ないかなどをチェックしてみてください、五十肩の場合は、前面の筋肉だけでなく後ろの筋肉に押さえたり、つまんだりすると痛みが出ることがあります。

肩関節は多くの筋肉に包まれていて、肩を包む筋肉は、腕から肩、胸から肩、背中から肩へと肩関節に集まってきます。
肩関節の障害で、痛みが肩関節周囲だけでなく広く多くの筋肉で問題を起こすのはこのためで、鍼・マッサージ治療もこれを踏まえて行っていくことになります。