BL10.天柱(てんちゅう)

取穴部位:瘂門穴の外、13

筋肉:僧帽筋頭半棘筋頭板状筋

運動神経:副神経頚神経叢筋枝、脊髄神経後枝

知覚神経:大後頭神経

血管:後頭動脈

 
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sub-katakori

筋肉

僧帽筋僧帽筋 (そうぼうきん)

外後頭隆起・項靱帯・上項線・第7~第12胸椎から起こり、鎖骨の外側1/3・肩甲骨の肩峰と肩甲棘に停止する筋肉。主に肩甲骨を上方・下方・内側に引っ張る働きと回転させる働きがある。

 

頭半棘筋

頭半棘筋 (とうはんきょくきん)

第1~第6胸椎横突起・第4~第6頸椎関節突起から起こり、上項線と下項線の間に停止する筋肉。主に頭部および脊柱を後屈、側屈、反対側へ回旋させる働きがある。

 

頭板状筋

頭板状筋 (とうばんじょうきん)

第3~第7頸椎項靭帯・第1~第2胸椎棘突起から起こり、側頭骨の乳様突起と後頭骨の上項線の外側部に停止する筋肉。主に頭部を背屈・側屈・回旋させる働きがある。

運動神経

副神経 (ふくしんけい)

第11脳神経とも呼ばれており、大後頭孔から頭蓋を出て、同側の胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する神経。

 

頸神経叢筋枝 (けいしんけいそうきんし)

第1~4頸神経前枝が集まったものを頸神経叢といい、そのうち頸部の筋肉を支配するために出ている神経の枝を筋枝と呼ぶ。

 

脊髄神経 (せきずいしんけい)

脊髄に出入りする末梢神経のことで、頸神経・胸神経・腰神経・仙骨神経・尾骨神経よりなる。脊髄神経の前枝は後頭部・胸部・腹部・上肢・下枝の筋肉や皮膚を、後枝は肩背部・腰部・臀部の筋肉や皮膚を分節的にする。

知覚神経

大後頭神経 (だいこうとうしんけい)

第2頸神経後枝のことで、頭半棘筋・頭最長筋などを支配する筋枝と後頭部の皮膚の知覚を司る皮枝がある。

血管

後頭動脈 (こうとうどうみゃく)

外頸動脈から起こり、顎二腹筋後腹の下方を通り、後頭部へと向かう動脈。後頭部の頭皮や胸鎖乳突筋、背中と首の深部の筋肉を栄養する。

 主治・対象疾患

頭痛

頭重感

後頸部のこわばり

頸部痛

肩こり

寝違え

不眠症

高血圧

眼筋けいれん

眼瞼下垂

眼精疲労

眼痛

視力減退

眼の充血

鼻づまり

鼻炎

鼻血

鼻涙管閉塞

自律神経失調症

うつ症状

不安感

脱毛症

心胸痛

心臓弁膜症

心内膜炎

心筋炎

心不全

動悸

不整脈

狭心症

脳梗塞

脳出血

脳充血