11.足の少陽胆経 43穴(日経委では44穴)GIIBladde,(GB) MERIDIENDELAVESICULElILIAIRE

流 注 胆経は、手の三焦経の終りである瞳子膠より始まって、耳のうしろ完骨穴に至る。完骨とは現在の乳様突起のことで、その後縁にある経穴であるから完骨と呼んだのである。これより再び前面に返って、額より日の内眼角の膀胱経の晴明にきたり、また反転して側頭部に向い後頸部の風池穴に至り、これより肩に下り、後に向って督脈の大椎穴に達する。大抒、葉風穴を過ぎて鎖骨上駕の欠盆の外に入る。

支脈は、後頸部の風池より前に走って耳中に入る0それより出て再び起始部である睦子掛こ還る。さらに下顎骨下縁の大迎(胃経)、頬骨下縁の顧膠(小腸経穴下顎骨の後下縁の頬車穴(胃経)等を経て先の欠盆にくるものと合流する。このように、胆経は側頭部、顔面部を幾度も往復する経でぁる。欠盆より下って期門穴のところで肝臓を給い、日月の部位にて、胆に属会する。ここより脇下章門穴(第11肋骨端)を経て、恥骨の上より股関節の内に入る。







 

本経は、欠盈より腋下に至り、ななめ前下方に向って日月から肋骨下縁を通って、第12肋骨端の京門穴を経過して側腹部を下行し、支脈と同じように股関節の中に入り両脈が合する0これより、大腿と下腿の外側面を下行し、足の第4指端爪甲根部外側に終るのである。支脈として、足の甲、第4中足骨外側の臨泣穴より母指端に出て肝経に交わるものがある。このように、月旦経は側頭部、側胸部、足の外側と体の側面をめぐる経脈である。

 

 1.睦 子 膠 (別名、太陽前関、後曲)(GB1

部 位 外眼角の外方約5分、骨の陥凹部にある。

取り方 外眼角の外方約5分のところの骨上で、指端でさぐれば骨に少し陥凹するところがある、ここに取る。

【筋肉】眼輪筋

【血管】浅側頭動脈の分枝である頬骨眼窟動・静脈、洩側頭動・静脈 

【神経】三叉神経第1枝の分枝の眼高上神経外側核、顔面神経頬骨枝

【主治症】頭部疾患、主として眼疾に効果があり、炎症性(実証性、虚証性)、視力減退、育盲(緑内障)、翳(角膜白斑)等にまで効果がある。鍼刺入は直鍼の場合は34mmであるが、斜鍼の場合は15cmぐらい、また灸拍は実証の場合は、′ト灸一壮で充分効果があり灸痕も残さな。虚証の場合でも温熱灸として小指頭大の文を用い、熱を感じたら除去(知熱灸)する方法で行うが、実に効果がある。顔面の灸治は一般に用いられないが、こういう使い方であれば灸痕も残らないし、灸治の特質を充分活用できると

 

(別名、聴呵、後関、機関)Ⅴ■B2T2

知・′任地左下で、占少しふ方、ナ下盛骨の後巌。を開紬ばくぼむところにある。

取り方 耳珠の下部で下顎骨(関節突起頸部)の後縁陥中に取る。

【筋肉】前耳介筋、攻筋 

【血管】浅側頭動・静脈

【神経】三叉神経第3彼の分枝である耳介側頭神経、顔面神経、攻筋神経

【主拍症】主として、耳と歯の痛み、下顎脱臼に用いられる。耳のやまいには聴宮、耳門から角孫以下、翳風等の耳の周囲の諸穴と共によく効く。

 

客 主 人 (別名、上関、客主)(GB3

頬骨弓の中央の上際にある。

取り方 頬骨弓の上際で、壁髪(もみあのの前の髪際の少し入ったところで強圧すると痛むところに取る。この穴の頬骨弓を隔てた下方は胃経の下関穴で、関節突起と筋突起の間に位置する

【筋肉】側頭筋、側頭筋膜

【血管】浅側頭動・静脈

【神経】三叉神経第3枝の分枝である耳介側頭神経、深側頭神経

【主治症】客主人は、耳、目、口のやまい、片頭痛等に効くが、顔面神経麻療の治療として鍼にも灸にも欠くことのできない穴である0また三叉神経痛、特に上歯痛には不可欠の穴である0頬骨弓の下を越えて斜めに15分ぐらい刺針し、数分ないし数10分置針すればたいていの歯痛は頓挫(とんざ)的に効果を現わすものである0下歯痛の場合は、客主人の刺鍼に鮒力軍キ、‡閻葦二師;モ㌍書・と.甲腎苧果があ発∴・繍廟、乙

針暴前表部の両ご額:張‡艶ij品る。・領や

 

 

阜竺少神庭の外方45分のところに頭経穴がある。この下約1寸で、俗に米噂(こめかみ)というところにある。頚椎から下方寄主人に向って側頭筋をもむと痛む線がある、この線の上に請厭、懸鮫、懸盤の3穴をならべて取るのである。(神庭、鼻上髪際に入ること5分にある)

【筋肉】側頭筋、側頭筋膜

【血管】浅側頭動・静脈

【神経】三叉神経第3彼の分枝である耳介側頭神経、深側頭神経

【主拍症】次の懸戯、懸糞と共にこめかみのところであって片頭痛のとき   に痛む部位であり、また風邪のときにもよく痛むところである。このような実証の時には、局所的に強い治療よりも、ごく軽い治療で本給法に主力を注いだ方がよいと思う。もちろん、慢性虚証の場合は局所治療もまた効果がある。

 

 

5.懸靡 (別名、髄中、米噛)Ⅴ.B5 Siuannlou (GB5

部 位 前額部の両側、額角髪際の後部、頴厭の下1寸にある。

取り方 頭椎(神庭の外側45分)の下2寸で米喝(こめかみ)の部にある。ものを噛めば筋肉が動くところ、強圧すれば痛むところに取る。

【筋肉】側頭筋、側頭筋膜 

【血管】浅側頭動・静脈

【神経】三叉神経第3彼の分枝である耳介側頭神経、深側頭神経

【主治症】感冒その他の発熱により顔面部の充血による面熱(顔面熱感)、日華、歯痛、頭軒数痛等に琴く

 

 

8ト懸   聾 Ⅴ.B66 Sl11afln1iGB6

 

由 位∴前額部の両側、額

髪  ∵\.仁ノ∵ノ 態」藤お嶺部、懸腰の下1寸にある。

頭錐(神庭の外側45分)の下3寸で米囁(こめかみ)の部にある。ものを咽めば筋肉が動くところ、強圧すれば痛むところに取る。

【筋肉】側頭筋、側頭筋膜

【血管】浅側頭動・静脈

【神経】三叉神経第3枝の分枝である耳介側頭神経、深側頭神経

打㌣症】窯?驚に同攣L二・一メ肋J

 

 

7.曲   堅 (別名、曲髪)Ⅴ.B7 TsiouPingGB7

 

部 位 側頭部、頬骨弓の上方1寸、耳輪脚の前上方の髪際にある。

取り方 頬骨弓の上方1寸で、馨髪(もみあげ)の後髪際、和膠穴(類骨弓 車庫一 庵の上線、鋭髪「もみあげの下端」の後下際)より角孫穴(上耳角の当るところの髪際陥中)に向う髪際のほぼ中間に取る。

【筋肉】側頭筋、前耳介筋 

【血管】浅側頭動・静脈、前耳介動・静脈

【神経】三叉神経第3彼の分枝の耳介側頭神経、深側頭神経、顔面神経の分枝

【主治症】前同様、頭、顔面部、とくに眼疾や歯の痛みに効果がある。

 

 

8.卒   谷 (別名、率骨)VB8 ChoaekouGBr8

 

部 位 側頭部、耳上点の上、髪際に入る15分の陥中にある。

取り方 角孫穴(上耳角の当るところ髪際陥中)の直上15分の点のわずか前方でくぼみのあるところに取る。

【筋肉】側頭筋、上耳介筋、側頭筋膜

【血管】浅側頭動・静脈

【神経】三叉神経第3枝の耳介側頭神経、深側頭神経、顔面神経の分枝の側頭枝

【主泊症】この穴は胃症状に効く特質があって、高血圧、熱性疾患、飲酒か議苛管猿濁殿一胃欝誓深三蒜与る

 

IMG_0002

部 位    衝 Ⅴ.B15 TientChrongGB9

側転妻ぬより上方2寸の点のわずか前方で卒谷の後にある。

取り方 耳複の髪際とは、耳輪を後に押し当てて、髪際に当るところをいい、その下方の交わる点より上方2寸、しかもこれより前方約3分くらいのところに取る。

【筋肉】側頭筋、上耳介筋、側頭筋膜

【血管】後耳介動・静脈

【神経】′ト後頭神経、三叉神経第3枝の耳介側頭神経、深側頭神経、顔面神経分枝の側頭枝【主油症】癒痛、片頭痛、歯肉炎等に効く。

 

 

    10・浮  白 Ⅴ.B16FeouPaeGB10

 

部 位 側頭部、天衝の後下方1寸にある。

取り方 天衝から完骨との間の耳後髪際をまわる弧線上で、天衝の後下方約1寸に取る。

【筋肉】側頭筋、後耳介筋

【血管】後耳介動・静脈

【神経】小後頭神経、三叉神経の第3彼の耳介側頭神経、深側頭神経、顔面神経の分枝の側頭枝

【主治症】頭部のやまいとして耳や歯の疾患に効くが、熱性病や高血圧、また反対に低血圧等の場合、この付近に常に圧痛があり、充血性の不快

 

 

11・寮  陰(別名、枕骨)Ⅴ.B18Tsia。・inGB11

 

部 位 乳様突起基底の陥凹部にある。

取り方 天衝から完骨に至る弧線上で、乳様突起の上方、後頭骨上項線の下の陥凹部に取る。強圧すれば痛みがとおるところである。

【筋肉】後頭筋

【血管】後頭動・静脈

【神経】ト後頭神経、顔面神経の分枝の後耳介神経後頭枝

【主治症】前穴同様、耳疾患に効き、脳充血性の諸症状に効く。鍼も灸もでダ..讐琴後実に気持のよくなるところである

 

 

 ∴弓旋そ■′′・、義範憲子Ⅴ.B17a。。.k。。。。B_12

部 位 乳様突起後縁、突起尖端より後上線に上ること約1横指の陥凹部にある。

取り方乳様突起尖臥1横指上方の陥凹部で、耳後髪際より約4分のところにある。

【筋肉】胸鎖乳突筋起始部、後頭筋

【血管】後頭動・静脈

【神経】小後頭神経、後耳介神経

【主治症】天柱や風池と同様に、脳神経系の諸疾患によく効くところである。三叉神経痛、顔面神経麻痺はもちろん、神経衰弱、片頭痛、または血圧異常による後頭部、後頸郡のこりや違和感に鍼灸いずれでもよく効き、ただちに気持のよくなるところである0鍼は前上方にななめに1寸ぐらい入れただけで頭の中がすっとして気分爽快となる0したがって不眠症には実に効果のある名穴である。

 

 

13.本   神 Ⅴ・B9 PennChenrlGB13

 

部 位 前額髪際、神庭の外方3寸にある。

取り方 神庭(鼻上髪際より5分入る)の外方3寸の点で、外眼角の直上髪際に入ること5分のところに取る。髪際は年齢により毛髪の禿(は)げ方によりまちまちであるが、頭と額の肌目(きめ)が臭っている。またヽ両眉の間の上25分を髪際として上方に測る。

【筋肉】前頭筋

【血管】眼窟上動・静脈【神経】三叉神経第1枝の分枝の限駕上神経外側枝

【主治症】この穴は、脳神経系のやまいに効き、頭痛、眩華、後頭部の緊上警滴冨写翠謁竃翠憲㌫粧、

 

 

一)4・陽 白Ⅴ・B10IangpaeGB14)ふ√」  張過度か

部 位 眉毛中央の上方約1寸、瞳孔の直上にある。

取り方 眉毛のほぼ中央部の上方1寸で、指でさぐれば骨上に陥凹部があり、ここを強圧すれば痛みが頭の中にとおるところがある。せている。 

 

 

 15.臨   泣 Ⅴ.B11LinntSri615) (預の臨泣ともいう) ̄ブヨ

部 位 前頭部、瞳孔の直上、髪際に入ること5分のところにある。 ここに取穴する。

【筋肉】前頭筋

【血管】眼駕上動・静脈

【神経】三叉神経第1枝の分枝の眼裔上神経外側核

【主治症】瞳孔の直上にあり、眼嵩上神経経路に当るところにある関係上、主として眼に効く。赤く腫れ、痛む等の実証性のものから、夜盲等の虚証性のものにも効く。左右の陽白穴を指頭で強くもむと痛みが脳の内部 までこころよく透り、頭がはっきりするところから、著者は、夏季の学校や講習会の講義のとき、ねむけざまし法とし誓右耳㌍んなさこ行当さ

 

 

取り方 眼を正視して、鷹孔の直上で、髪際に入ること5分のところに取る。髪際で外眼角直上の本神穴と内眼角直上の曲差穴との中間にある。

【筋肉】前頭筋

【血管】眼蕎上動・静脈 

【神経】眼窟上神経外側枝

【主治症】多く目のやまいに取穴されるが、また鼻のやまい、蓄膿症にもよく効く。印堂(両眉の間)の下方に浅く刺鍼して、臨泣穴に施灸するだけでも、すぐに鼻粘膜の欝血が散って鼻の通りがよくなる。鼻のやまいには肩背部の諸穴も欠かしてはならないととはいうまでもない。まき.)脳出血や人事不省に用いても効果がある

 

 

.∧で●ざ料誓い恵子月禁、至栄)Ⅴ一B12Mou血蒜-16

位前頭部、臨恕如傾如寺にある。」垂頭臨泣(瞳孔直上髪際に入る5分)の後1寸、髪際より15分のところに取る。

 

【筋肉】帽状腱膜

【血管】眼寓動・静脈

【神経】眼裔上神経外側枝

【主治症】諸種の眼疾患、顔面浮腫、頭痛に使われる。

 

17.正   営 Ⅴ.B13 TchengingGB17

 

部 位 頭頂部、瞳孔直上の線、目窓の後方1寸にある。

取り方 目窓(瞳孔直上髪際より15分)の後方1寸で、したがって瞳孔直上髪際より25分のところ。おおよそ臨泣と脳空の中間にとる

【筋肉】帽状腱膜

〔血管】浅側頭動・静脈の分枝

【神経】三叉神経第1枝分枝の眼窟上神経外側枝

 

 

取り方 正営(瞳孔直上、髪際より25分)の後方15分、したがって瞳孔の直上の緑、髪際より4寸のところに取穴する。百会穴のわずか後方に当る。

【筋肉】帽状腱膜

【血管】浅側頭動・静脈分枝

【神経】大後頭神経

【主治症】脳や脊髄の炎症からくる発熱、麻痺、痙攣、眩費、頭痛等に応用される。また、鼻田血、喘息にも使われる。

部 位

 

 

乳、空(別名、顧顧)Ⅴ・B19NaoKrongGB19)ク

姦姦弧承霊の後方15分、上項線の直上部にある。

取り方 後頭骨、外後頭隆起の外方で上項操の上際、頭部正中線の外方約二横指半の陥凹部に取る。按圧すると痛む。

【筋肉】帽状腱膜

【血管】後頭動・静脈

【神経】大後頭神経

【主治症】脳脊髄の疾患からくる後頸部の緊張過琴、後学軍の徴準.′耳鳴等に使われる?

 

 

  20.嵐  晶葛Ⅴ,B2F。。gNtChreGB2。)

後頭部、脳空の下方の髪際、僧帽筋と胸鎖乳突筋の起始腱の問の陥凹部にある。

取り方 後頸部髪際で、脳空(外後頭隆起の外方上項線の直上、正中線の外方約2横指半のところ)の下方、乳様突起の内方の陥凹部で、僧帽筋と胸鎖乳突筋との問にあた.るところに取る。天柱穴(項寓の外側二横指)の外方78分のところに相当する。

【筋肉】頸長筋、僧帽筋と胸鎖乳突筋の間

【血管】後頭動・静脈

【神経】小後頭神経、大後頭神経、頸神経前枝の筋枝

【主拍症】この穴は、膀胱経の天柱穴と同様、頭部にある諸器官、目や耳、鼻、脳神経系統のやまい一般に効果があるので用いられる重要な経穴である。とくに著しい治効はこの穴への刺鍼によって頭部の充血が取れることで、脳充血、脳出血の予防、充血性頭痛、耳鳴、肥厚性鼻炎、蓄膿症等に、刺鍼または施灸が行わ叫声。.

 

 

脾井) VB21TienntSingGB21

繭成し羞法名前縁、乳頭線直上の部にある。僧帽筋の前縁の部で、乳頭を上った線、すなわち、欠盆穴の直上にも当り、強圧すれば痛むところである。むかしから第2、第3、第4指の三本指をそろえて肩上にあて、第3指尖端のあたるところに取ると記されている。

 

                  医学六法の図

 

 

【筋肉】僧帽筋、棟上筋

【血管】肩甲上動・静脈、頸横動・静脈

【神経】鎖骨上神経、副神経

【主治症】この穴は、肩こりの最も顕著にあらわれる部位で、頸肩部の筋肉の疲労、精神の過労、胃疾患、婦人科疾患、脳神経系疾患、上肢神経痛、歯、日、耳等の疾患、感冒の種々の原因から肩こりが起る。肩こりは、先般来日したドイツのシュミット博士の話では、ドイツにはあまりないということであり、仲国の去典を塾ても日本一のように革質祝さ年てい程い。ところが日本人は中年以後になれば、ほとんどの人が多少なりとも肩こりを覚え、とくに病人となると肩こりを訴えない者はまれである。

 この理由は、体質か、生活様式か、風土か、いずれにもとづくかということは研究に価するものであると思う。この肩こりの多くは、肩井穴を中心として、上は風池、天柱、下は巨骨まで僧帽筋の前縁部と、肩井から後下方に向って天膠、膏青天にいたる線に沿って最も著明に表われ、圧痛点もこの付近に出るものである。

 肩井穴がどのようなやまいに効くか、というと前記の肩こりの内因とされる疾患が列挙されることでうなずかれるが、肩こりを治療することによってその原因であるすべての疾患がただちに治るという考え方は本末願倒である。しかし肩こりだけを取っても歯痛や頭痛、耳、眼のやまいが治ってしまう場合もずいぶんある。

 肩井穴はまた、脳神経系と子宮の収縮に直接関係があるようである。著者にこんな治験がある。55歳の婦人で長年ヒステリーをやみ、種々の治療を試みたが効果がなく、鍼をやっていた著者の学友から績まれて診察し、経絡治療をやったが一カ月ばかりしてもたいした効果がなかった。それで肩を見たら、肩こりを別に訴えないが、右側の肩井大の部の僧帽筋の前縁が箸(はし)を横にしたようにかたく張っている。これに沿って1寸以上

刺鍼し23分間撚鍼し翌日から本治法のほかにこの刺鍼を行なったらたちまちに全快した例がある。また、ほかに37歳の農家の妻で78年間、

 家庭問題からヒステリーに悩んでいた者が経絡治療で78分通り治って いたが、もう少しというところでなかなか全治に至らなかった。この患者Jに前記の経験から肩井の久撚法を行なったところたちまちに全快し、その後4年たった現在も元気で働いている。、有井穴は古典に妊婦駆り£恕ぶたは別書に難産に効あり、と記載されているところから子宮の収縮に関係があるようである。私は妊婦に23実験したが別に異状はみられなかった。しかし、流産癖の者、流産しやす‡.い状態の場合は危険であるから避けるべきだと思う。 一般に肩こりは肩井穴、天膠穴、膏青などに皮内置鍼を行う

 

 

月夜 (別名、腋門、泉腋)Ⅴ.B22Iuannie (GB22

部 位 腋窟中央(極泉)より下方へ3寸の肋間にある。

取り方 腕をあげて極泉穴の下3寸の肋間、乳頭の当る肋間をななめ外上方に4寸のところにあって、通常第4肋間に当る。この線には乳中穴と淵月夜穴との間に、天地(心包)、天齢(牌)、鞭筋(牌)の3穴が乳中より外方へ、おのおの1寸づつの間隔で並んでいる。著者は、乳中(胃)、神封(腎)、腹中(任)を連ねる線を乳中線と名付けている。

【筋肉】前鋸筋、内ノ・外肋間筋

【血管】胸背動脈、肋間動・静脈

【神経】肋間神経外側皮枝、長胸神経

【主治症】淵腋穴は、堕堅竪琴里にぎ苧?あるところで、胸膜炎、肺炎、気管支炎等に使われる。また、肋間神経痛には圧痛点のよくあらわれる部で、乳中、神封、腰中穴とともに一つの腺をなしている。また、腋窓リンパ節腫にもよく使われるところである。

 

 

  2古・報   筋 Ⅴ.B23 TchretSinnGB23

 

部 位 腋喬中央より下方へ3寸の淵腋の前1寸にある。

取り方 腋窟の極泉穴の下3寸、すなわち乳中線(第4肋間)で淵腋の前1寸のところに取る。

【筋肉】前鋸筋、内・外肋間筋

【血管】胸背動脈、肋間動・静脈

【神経】肋間神経外側皮枝、長胸神経

【主治症】前の淵腋同様、呼吸器、肋間神経痛に効果のあるところであプチ票弊も淵腋加どではないやよく叱るところである

 

 

  月 (別名、神光)(胆寡夫)Ⅴ・B24Jeiue  (GB24

部 位 第9肋軟骨付着部の下際、期門穴の下5分にある。

心意(みずおち)のところから肋骨の端を斜め下へ押し下げていくと第8肋軟骨付着部の陥凹があり、その次にあるくぼみが第9肋軟骨付着部である。期門穴をここに取り、その少し斜め下5分に日月穴を取る。乳腺よりやや内側に位置すタ

【筋肉】腹横筋、内・外腹斜筋

【血管】上腹壁動・静脈、浅腹壁動・静脈

【神経】肋間神経外側横よおび筋枝

【主治症】胆経の募穴、すなわち胆経の気が腹部に通ずるところであることから、感情や意志に異常をきたしたやまい、神経衰弱、ヒステリー、ヒポコンドリー(心気症)に効き、また胃疾患や肝臓疾患にもしばしば用い

また、弼の付着掛こ近いと、ミラーを、う、華きななめ上方に向けて深く、刺入し、そ空痙攣、すなわちしやつくりを止めるのに効果の奉るところである。

 

(謂んきょ)(賂買雷)(腎募穴)   Ⅴ.B25 TsingmennGB25

部 位 側腹部、第12肋骨先端の下際にある。

取り方 伏臥して、第12肋骨を脊柱よりその下縁を押していくと先端に至る、第2腰椎棟突起外方の腎愈および志墓穴のななめ上方に当る。また、第11肋骨先端の章門大の後方にある。

【筋肉】広背筋、腹横筋、内・外腹斜筋

【血管】後肋間筋・静脈、上腹 壁動・静脈【神経】第12肋間神経外側皮枝および筋枝

【主治症】旦徹すなわち、腎気の通ずるところであるから、経絡治療では腎経の虚実に本治準として常に使う貫である。標治法としては、虜準のや零\吋て、轡牢、小便赤く喝る等ヱチ聖、立た、腸炎、/腸仙痛、腰痛、脊柱起立筋痘攣(後弓反張)/等にも常に用いて効果の多い穴である。

 

 

 ・2Gl\∴ 帯   豚 Ⅴ.B26 TaemOGB26

由 佳 側腹瓢、第11肋骨先端、章門の下方18分にある。

側臥して第11肋骨先端を取り、その下18分のところに帯脈を取る。帯を締めるところに当り、正常の腹ではほぼ臍と同じ高さに当る。

【筋肉】広背筋、腹横筋、内・外腹斜筋

【血管】後肋間動・静脈、外側 腹壁動・静脈

【神経〕肋間神経外側皮枝および筋枝

【主治症】帯脈穴は、婦人病の専門穴といってもよいくらいに、急性、慢性の婦人病に効く穴で、子宮、卵巣、卵管等のやまいによく帯脈に圧痛が現われる。また、これらの器官が腸や腹膜に癒着して起る帯脈から五枢、維道にかけて引きつるような痛みにも、よく用いて効果がある。

 

 

ノカ木十奈1.→す-㌧れ項軒軒蠍照軋雉湖

 古典には、婦人′ト腹痛、裏急、月事不調(月経不順)、赤白帯下を主(つかさど)る、とあるが、みな上記のやまいからくる症状である。

 

 

車 27.五 靂27

側腹部、帯脈の下3寸にある。

取り方 第11肋骨先端の下18分が帯脈穴、その下3寸が五枢穴であるが、これは腸骨陵に号って内下方にななめに下ったところに取る。

【筋肉】腹横筋、内・外腹斜筋

【血管】外側腹壁動脈、静脈

【神経】腸骨下腹神経、肋間神経外側皮横顔よび筋枝

【主治症】帯脈と同様に、婦人科諸疾患にも効くが、卑属男子生殖器疾患にも使って効果のあるところである。精巣(睾丸)炎、精巣上体(副睾丸)炎に取穴される。これらの慢性症のときによく帯脈から五枢、維道、それから下腹部、下肢の内側にかけて引きっるような獲みが起ることがある。

 また、身体を冷やしたり、過労のときなどに健から下腹部、側腹部にかけて同様の痛みが起る人がよくある。このような場合に、五枢または藤脈は

 

 

28・練  達(別名、外枢)Ⅴ.B280etaeGB28

部位章門(第11肋骨先端)の望耳、?剣;挙る0

取り方 章門から53分、五枢の下5分に取る。

【筋肉】腹横筋、内・外腹斜筋【血管】浅腸骨回旋動・静脈

【神経】腸骨下腹神経、肋間神経外側皮枝および筋枝

 【主治症】『鍼灸究英』に「嘔吐止マズ、水腫、三焦トトノワズ不調食ヲ噂マザルヲ主ル」とあるが、三焦不調とは、上中下の三焦の不調和で、嘔吐止まず、食欲不振等の症状から見て、おもに腸疾患で、その機能がおとろえ水穀の移動が不充分であるため、胃内の食物がくだらず吐き出す場合を指しているのであろう。盲腸部やS状結腸部が常に張っている者によくみかける症で、ときおりひどくなると嘔吐が起る。そうかといって腸閉塞や虫垂炎まで進んでいるほど重鷺でもない。維道は、この程度のやまいに効果がある。(三焦約(つづまる一働きが弱まるの意)は大′ト便閉の症であるからこれは進行したやまいである。)

 

 

29.屈・  膠 VB29 TsiutSiaoGB29

部 位 章門(第11肋骨先端)の下83分にある。

取り方 本穴には異説があるが、『十四経発揮』その他の古典にしたがえば「章門ノ下83分、監骨ノ上陥中二在り」とあるので、維道の下3寸となる。「監骨の上」とは、現在でいう寛骨の上方の意味でなく、その上層、すなわち腸骨上の陥凹部をさしていると解釈すべきで、上前腸骨棟の縫工筋付着部の後方、大腿筋膜張筋の付着部の陥凹部、圧して痛むところに取る。

〔筋肉】大腿筋膜張筋

【血管】浅腸骨回旋動・静脈

【神経】陰部大腿神経、上殿神経

【主治症】腰痛、ト腹痛に使われ、胸と手が攣急(引きつりこわばる)する幣を照芥され

 

嵐濃膿潮紅 Ⅴ・B30RoanntiaoGB30) 跳(別名、解枢、解厭、枢中、旗骨)

 

部 位 股関節部、大転子の前方にある。

取り方 倒伏して下側の脚を伸ばし、上側の脚の股および膝関節を曲げ、困学六法より股関節外側にできる横紋の頭(内端)に取る。

【筋肉】大腿筋膜張筋、中・小殿筋の前縁

【血管】下殿動・静脈

【神経】外側大腿皮神経、上殿神経

【主治症】股関節部にあるので、股関節のリウマまや神経痺ヽ脚己よる運動麻痺に使われ、また、大腿および下腿外側の胆経の経絡にくる神経痛屯ふ著効のある穴で毎号。また、場合によっては喚陽炎に著効を現申すこともある。普通、胸膜炎は半表半真のやまいに該当する場合が多く、胆経は半表半裏の経であるから、主治症として合致する場合が多いのである。陽陵泉から下の穴が呼吸器疾患に効果があるというのはその意味である。

 

 

GB31)は266ページにあり。

溝 (別字、中穏)Ⅴ.B32 SiatOuGB32

部 位 大腿外側、膝上5寸、筋肉のわれめの間の陥中にある。

取り方 大転子の下、大腿筋膜脹筋と外側広筋との間が胆経の通りであるから、この筋溝の下方で膝関節外側上方5寸のところに取る。

【筋肉】腸脛靭帯(大腿筋膜張筋腱)

【血管】外側大腰回旋動・静脈

【神経】外側大腿皮神経 【主治症】主として足のやまいで、半身不随や置鍼は、熱を取るにも、痛みを取るにも非常に効果がある。

 

 

  弘 陽 陵 泉(別名、筋会、陽之陵泉)(合土穴、筋会)

                 VB34Iang1ingtSiu nnGBq34

部 位 下腿外側、膝下1寸の陥中、排骨頭の前下部にある。

磨垂脚気、あるいは膝関れう。l妾呈イ捏J一丁

 

(別名、寒府、関陽) Ⅴ・B33Iangkoann

部 位 陽陵泉の上3寸、大腿外側上棋の上の陥凹部にある。

取り方 陽陵泉(俳骨頭の前下部)から上方3寸中漬大の下5寸、大腿骨外側上顆の34分上の陥凹部で押さえると痛むところに取る。

【筋肉】腸脛靭帯と大腿二頭筋勝との間中

【血管】外側大腿回旋動・静脈

【神経】外側大腿皮神経

【主治症】膝関節のやまいの場合に取る。リウマチ、膝関節炎、またはその後遣症としての運動時における関節痛は、多くは外側上顆の下で脛骨との関節部にあるものである。陽関穴はその56分上にあるが、臨床的にはその下の外側関節裂隙部に治療点を求める場合が多いようである。浅い下腿の外側で膝関節の下約1寸のところに排骨頭がある。その下

に長聯骨筋の腱があり、その腱の前縁、緋骨頭の前下部に取る。三里のわずかななめ上にあたる。

【筋肉】長俳骨筋腱、長指伸筋

【血管】前脛骨動・静脈の分横、大伏在静脈の分枝

【神経】外側緋腹皮神経、浅・深誹骨神経

【主沿症】別名にある筋会(きんえ)とは、筋の病的症状で運動がうまくできなかったり、また引きつったりした状態のことで、このような場合に筋会を使うという意味である。また、陽陵泉は胆経の合土穴で、胆のやまいが牌におよんだ場合、あるいはこれを未然に防ぐ場合に補潟を行う重要な穴である。また、陽陵泉は標治法として用いても非常に効果の現われる穴で、足のやまい一般に効くことは三塁と似ている。ただし三里は足の前側と前外側のやまいに、陽陵泉は外側に現れたやまいに効く。場合によっては、半表半真の症状である胸膜炎に使われ、また胆実証としての高血圧

 

 

「了ト3i.牒、も溝∴笥Jそ潤誓)Ⅴ●B35Ia謁票蒜

 取り方 下腿を伸ばして、足関節を強く外反すると筋肉(長俳骨筋の収縮)の状態がよくわかる。陽陵泉(俳骨頭の前下部)から下方に指で押し下げて行き外果の上7寸(承山とならぶ線)のところで長胱骨筋の上に取る。男子は、足を外反し力を入れると、俳骨頭から外果の上に至る筋肉が緊張し溝が現れる。この中に取る。

【筋肉】長・短聯骨筋

【血管】前脛骨動・静脈、大伏在静脈

【神経】外側排腹皮神経、浅俳骨神経筋枝

【主治症】陽陵泉と同じような主治症を持つもので、胸膜炎、面歴、扁桃炎、膝の痛みに効く、また月旦のやまいとして、驚、狂、神経衰弱等にも効果がある。

 

 

 冨臥 外   丘 (部穴)Ⅴ.B36 0aetSiouGB36

部 位 下腿外側、外果の上7寸、陽交の前3分のところにある。

取り方 長聯骨筋の後縁で、陽交(外果上の7寸)の前約3分のところに取る。勝胱経の承山穴(下腿後側外果の上7寸)を目当てに取るのが便利である。外丘の前方に胃経の下巨虚がある。

【筋肉】長・短胱骨筋、長指伸筋

【血管】前脛骨動・静脈、大・小伏在静脈

【神纏】外側排腹皮神経、深・浅排骨神経

【主治症】環境痛と犬毒(狂犬病)に効く特徴を持つほかに、この部は陽陵泉から下にかけて痛む俳骨神経痛に効く。

 

 

光   明(または、こうめい)(絡穴) Ⅴ・B・警讐Oang(ヂで?

部 位 下腿外側、外果の上5寸にある。

取り方 俳骨頭より外果に至る長俳骨筋の前線に取る。陽陵泉、陽交を結ぶ線上に当る。

【筋肉】長誹骨筋、短排骨筋

【血管】前脛骨動・静脈、大・小伏在静脈

【神経】外側俳腹皮神経、浅俳骨神経

【主治症】月旦経の変動に原因する発熱で、汗がでないで熱が陰にこもり、脳症状をきたしたような場合に、強い鴻法を施す。また足の外側が痛んだり、麻痺の場合に効果がある。

 

 

輔(経火穴)(別名、絶骨、分肉)Ⅴ.B38Iangf。。(GB38

部 位 下腿外側、外果の上4寸にある。

取り方 外果の上4寸であるが、陽陵泉の直下の線上ではなくて、前方約3分のところに取る。すなわち長排骨筋の前縁にあたる。この部の直下は筋肉がないので『十四篠発揮』その他では「絶骨ノ端ニアリ」といっている。絶骨とは俳骨のことである。

【筋肉】長俳骨筋、短排骨筋

【血管】前脛骨動・静脈、大伏在静脈

【神経】外側聯腹神経、浅俳骨神経

【主治症】扁桃炎や腋窟リンパ節腫に効くが、また全身の関節がすべて痛む場合、月旦経中通りの脚の痛みをこ使

 

 

トご、独t.攣.繁(掴、絶骨、髄会)Ⅴ・B39SiuanntChong  (G839

下腿外側、外果の上3寸にある。

取す方 ふたたび陽陵泉の線にもどって、長俳骨筋腫の前線に取る。俳骨の上で筋肉はふれない。

【筋肉】長排骨筋腱

【血管】前脛骨動・静凪大・小伏在静脈

【神経】外側排膿皮神経、浅俳骨神経

【主治症】この穴は、痔出血、戯血、項、頸の強(こわばり等の症状があり、高血圧、動脈硬化症等に原因する場合に著効がある。また脳出血に、三軍断も効く

 

 

束・′黙凱′盲し■∠原穴;もⅤさ・-40Ts0三・三;こ(GB40

部 位 足の外果の下端より3分前方の陥凹部、第4指の通り、踪泣の後方3寸にある。

取り方 足を強く底屈すると外果のナぐ前下方にくぼみができる。そこを雛や寿いあるヤ、は胃炎に使ってもよい。

                                        

指先で強く押すと痛みがとおる。■ここに取る。

【筋肉】下伸筋支帯 【血管】前外果動・静脈、/ト伏在静脈

【神経】俳腹神経

【主治症】12原穴の一つで、経の虚実のいずれにも効果のある穴で、この部は原穴として胃経の衝陽、膀胱経の京骨とならんでいるが、いずれも治効が著しい穴である。丘墟は胆経の特質として、日(肝は敏一あな-を目に開く)、

胸膜炎(寒熱、咳敗、半表半裏)痛気(月旦経の流注)によく効く。あるいは肝実、脾虚としての胃炎の痔痛、胃癌攣(神経性胃痛)等に著効を現わすこともある。また足の痛み、足関節のリウマチ、捻挫等に圧痛が現われ、局所治療穴としてよく使われるところである。

 

 

4t 臨   泣 (食水穴)Ⅴ.B41LinnriGB4ユ)

 

部 位 足背、第4と第5中足骨底との間の陥中、第4、第5中足骨接合部にある。

取り方 第4中足骨と第5中足骨との間を、指先の方から指で押し上げて行き、指の止まるところに取る。

【筋肉】長指伸筋腱、短指伸筋【血管】.背側中足動・静脈、足背動・静脈

【神経】聯腹神経、浅俳骨神経

【主拍症】月経不順、月経痛に効果があり、腋賓リンパ節腫、乳腺炎、心臓病の諸症に効果がある。また胃痛や月旦石仙痛にも効き、子宮、胃、月旦等の痛みに対して強く作用する穴といえる。

 

 

42:鞄.五 会(別名、地五)Ⅴ.B42TiLOurOeGB42

部 位 足背、第4と第5中足骨との間の陥凹部、侠彩の後1寸にある。

取り方 第4および第5中足骨の間で、中足指節関節の後方の陥凹部に取る。侠節穴の後1寸のところの陥凹部で、指を背屈すると長指伸筋腱が現われる。.

【筋肉】長指伸筋臥背側骨間筋

【血管】背側中足動・静脈、足背静脈網

【神経】排腹神経、外側足背神経

【主治症】呼吸器疾患の胸痛・喀血の症に用いられ、また乳腺炎にも効果がある。

 

 

 媚・侠  紺(別字、爽彩)(栄水穴)Ⅴ.B43Si。_tSri (GB43

部 位 足背、第4指基節骨底と第5指基節骨底との間、第4中足指節関節内側の前にある。

取り方 第4、第5指中足指節関節の間で、皮膚の肌日(きめ)の陽面(足背面)と陰面(足底面)との境に取る。

【血管】背側中足動・静脈、背側指動・静脈

【神経】排膿神経、浅聯骨神経

 治症】胸膜炎や肺結核に用いられ、また発熱性疾患で汗が出ないで、熱が内にこもっている場合に発汗鍼として用いられる。一般に十指閏といわれる手足の指間は発汗作用に著効がみるもので、侠彩のみではない。た摩し応用には東わ注意ナづ卓である。すなわち、感冒、急性胃腸炎のようなやまいが浅く、体の内部が美し、熱がこもっている場合に適応する。また、麻疹でまだ発疹しない場合に、発汗法をおこなえば熱が早く陽に浮いてきて、陰に内攻させるようなことがなく発疹を早め、早く全快させるものである0胸膜炎や肺結核等にむやみに発汗させると、一時は下熱するが、陰虚内熱はさらに防塵を導き、ますまナ虚してしまう恐れがある;

 

 

うチ■・賢]てフJ陰(井金穴)Ⅴ・B44TsiaoinnGB44

部 位 第4指外臥爪甲根部の外方1分のところにある。

取り方 第4指の爪甲根部の小指側に取る。

【血管】背側指動・静脈‥【神経】胱腹神経、浅膵骨神経

【主治症】目聖.をチ効き†胸痛、咳蠍、運熱を朗呼吸器痺患紅型ジーて効果のある穴である。また頭痛、手足の焼熱、心焼等、熱によってひきぉこされる症状∫ぁるいは胸苦しさ等に効果がある。

(欧州の書ではⅤ.B31を風市として正穴に加えている)

 

         胆 経 緯 論

 

抄さ里㌘腰に対する腑であり琴で卒盈0吾経で笹本き墜ち号J 経は目一側頭一耳一後頭一欠盈一側胸一季脇(下部側胸部)一股関節一大腿・下腿外側一第4指端というように流注し、この経の変動によりおこるやまいに関係し、卑畏臥、鱒(鱒)、埠をつかさざってY、皐q_∴華畏率嘩や最志等の精神機騒も肝きとも旦∈つ、串ゝさどるところであり、以下述べるような病的症状も月旦経の諸穴によって治療されるのである流注関係によって、撃蜃空輿望io瞳謂から風他までの頭臓両部の諸穴は、歯、咽喉のやまい、頭痛、片頭痛にも効くことはいうまでもない。月終末?轡泉、陽交、陽輔、伏臥琴鱒等惣一郎規取運面の腫れ等に効果カや至

 2.脳神経系疾患

 前述のように、月旦は感情や草季長周係終るqや適度轡†′魔直抄‘また高血圧私頭痛、片頭痛、吸血、晩翠筆に効i未が多い。そのうちでも、鯉、陽陵冬懸鐘等?科蔓槻埠聖教卓璽、伝来からそれらの響多軸、されてい予タ、後頭部碩準、甲をき撃堅聖拶痛のような場合によく効き、不眠症の名穴でもある。

 3.呼吸器系疾患

 肺結核とまで進まない、半表半真の託といわれる寒熱往来の胸膜炎や、経)気管支炎のような疾病笹最もよく効くので、結核でも初期のうちであれば、効果をあげることもしばしばある。また、腋寓リンパ節腫にもよく効く。これらのやまいは肩井、淵腋、板筋等の辱雰の穴のほかに、股関節以下の足の諸穴、特に堅整㌍禦準野間卵ミ今時撃室長上牒}、ている。

 

 4.そ の 他

 足腰の神経痛、または脚気や半身不随に使われる重要な穴も非常に多いことは上記のとおりである。

 婦人病に対しては、草野、五私選拳苧琴畢、ど側腹師手かけての匁で、しこりや痛みがでるところを用いるノ滋r、診察、疲療の上でともに歪蓼毎穴で卒タ0壁掛担杢卸ミ勢くも 最後に消化器病に対しては、日月、京甲維道、轡鐘、丘墟、晦箪旦五会など数多くの効果聖ある太雌打る。

 

 11.足の少陽胆経・主治一覧表 43

泉 キー 大  名 部位 第1症(共通症) 第2症(特に効ある症)

1.睦子膠        外眼角            頭(日+-青首、翳)

顔面神経麻痺 熱病汗不出 頸肩腫物 背寒 喘息

2.聴 会         耳前  側頭 ′            (耳、歯痛、牙関脱白)

息 客主人                  僚聖款謂毀苦痛)

旬.頴 厭                   (耳鳴、青盲、片頭痛)

華堅厩                       (窟熱、ヲ赤、歯痛、頭)

7 身で 新        也懸盤 (面熱、日赤、片頭痛)

7.曲 賓                    (頻腰、虫歯)

8.率.谷                    (竺管纂謂霊痛)

9.天 衝                    (歯肉痛、頭痛、癌)

10.浮 白        後 頭 (耳、歯痛、頭痛)

11.寮 陰                   (耳+目一脳風)

年少完 骨                  (塞こ態戎、窟等の炎)

13.本 神        前 頭 脳(馨こ窮義官き去偏風)

14.陽 白              (目+-)

15.臨 泣        前 頭 (目-、鼻)卒中風

酋 目 窓                   (面腰、目+頭痛)

17.正 営                   (歯痛、片頭痛)

18.承 霊        後 頭 脳風、既

19.脳 空              脳風、頭風、頸項強直   心悸 婦人難産、腰痛

紗し 風 池           頭(一般)脳神経疾患一般

躯,1 2享【・肩 井              脳十一 肺結核

22.淵 腋              呼(駄気管)      肋間神経痛、腋窟リン パ節腫脹

11.足の少陽雄経)

穴 名!部位l1症(共通症)l2症(特に効ある症)

23.鞭 筋

庭日 月

25.京 門

27.五 枢

28.維 道

29.居 膠

30.環 桃

31.風 市

32.中 演

33.陽 関

多/陽陵泉

35.陵 交

36.外 丘

37.光 明

38.陽 輔

@懸鐘

40.丘 墟

41.臨 泣

野・地五秦

43.侠 齢

44.薮 陰

呼(鮎気管)

婦(孟墓?腎葉ぼ下、)

婦(同上)

呼(肋膜炎)

頭(面腫)呼(肋膜炎)

ク(面脛、喉痺)呼(同)

    呼(寒熱)

頭(喉痺)るいれき

〝臆協誌霊湯)

頭(目翳)呼(肋胸痛)

呼(肺)

呼(肺、肋)

呼(禦薫)

胃、神経衰弱(肝募)

(膀胱募)小便赤濁、小

腹腫痛、腸炎、腰痛、反折

精巣炎、活気、肩背痛

三焦不調(吐、食欲不振)

腰/ト腹痛、胸手攣急

月旦経の痺痛

(リウマチ様疹痛、

中風性、腰脚の痛

運動不随

脚気、中風

脚気、足部の痛、麻痺

腰痛

足のやまい一般、足冷、

高血圧

腰痛、驚狂、神経衰弱

頸項痛、犬毒

熱病汗不出、卒狂、足柄

百節痛、足病、月旦経痛

消(胃笑張)足(遠雷性麻)

消(胃炎)脚気、活気

貿(謂)産室芸意義ぎ

乳腺炎

熱病汗不出

頭痛、手足煩熱、心煩

1一 頭部疾患(目、耳、鼻、喉)

1.脳神経系疾患(癖、頭痛、眩、政一一高血圧)

1.呼吸器疾患(胸膜炎、肺結核、結核性リンパ節腫脹)

1.その他(足腰痛、婦人病、消化器疾患)(半表半真のやまい)