下痢(過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、慢性の下痢や便秘の症状のことです。腸そのものに病気はなく、精神的な疲れや環境の変化などが影響しておこります。

 

過敏性腸症候群の原因は?

仕事でのプレッシャー・対人関係・受験などの心配事や、転勤・転職・などの環境の変化などさまざま事がきっかけとなって過敏性腸症候群はおこります。

心と腸はとても親密な関係にあります。

心配や不安・緊張した状態が長く続いていたり、過労・睡眠不足・食事や排便の時間が不規則な生活が続いて身体や精神的に負担がかかると、腸の働きを調節する自律神経の働きが乱れ、下痢・便秘を引き起こします。自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経がバランスを保つことで、私たちの身体は調子よく機能してくれます。しかし、どちらか一方の働きが強くなったり逆に低下してしまうことで、様々な内臓機能に不調が生じるのです。

注意が必要な慢性の下痢

注意が必要なのは、慢性の下痢がおこる原因に、潰瘍性大腸炎・クローン病・腸の腫瘍やガンなど、重大な病気が原因の場合もあります。自己判断は避けて下さい。また、下痢・下痢が続く・胃痛・吐き気・発熱・・・などは感染症の疑いもありますので、早めに病院を受診して下さい。

 

当院の鍼灸治療

東洋医学では、下痢は、脾(ひ)胃(い)の働きが弱くなることでおこると考えます。治療では、脾胃の経絡・ツボに鍼やお灸をしてその働きを整えます。また、小腸や大腸の運動も深く関係していますので、消化器系全体を考えて症状に合ったツボを選んで治療していきます。体質によっては、「腎陽」(じんよう):身体を温める力を助ける治療を加えます。

脾胃虚弱(ひいきょじゃく)タイプ

便は軟便か水様の便で、未消化物が混じることがあり、排便回数も多いです。お腹をさすったり、温めたりすると気持よく感じることが多いでしょう。

腎陽虚(じんようきょ)タイプ

身体を温める力が弱く、お腹が冷えて痛みを伴ったり、明け方に下痢をもよおすことがあります。お腹を温めると痛みが和らぐでしょう。

心と身体はつながっている

東洋医学では、「心身一如」(しんしんいちにょ)といって、「心と身体はつながっているよ」という考えがあります。胃や腸の働きは、心の状態が反映されやすく、悩み事や考え事をしすぎると「脾」を傷めると言われています。長引くストレスや心の負担によって胃痛・腹痛が起きた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?その為、当院では、精神活動を調節している肝(かん)という臓器の調整にもツボに鍼・お灸の治療を行って、感情の働きのバランスを取る治療をしております。

 

身体の中に届く、ツボの効果

長引く下痢や便秘の症状は辛く、仕事や生活にも不便がでてきます。

下痢の原因によっては、薬が効かなかったり一時的な対処になってしまうことがあります。特に長引く下痢は、生活の中で長く続けてきた習慣によることのが多く、食事・アルコール・長引くストレスなどを少しずつ改善していくことも必要です。下痢が続くと、栄養の吸収が悪くなったり、大腸や直腸に負担をかけ続けることで痔が起きることもあります。胃腸は、身体のエネルギーを消化・吸収する大切な臓器です。鍼やお灸で胃腸を養生しましょう!身体の中に届く、ツボの効果をどうぞお試しください。

過敏性腸症候群の気になる症状がありましたら、お気軽にご相談下さい。