涌泉 (ゆうせん)
穴名:涌─涌出;泉:水泉;水上出為涌泉,穴居足心陥中,経気自下而上,如涌出之水泉。
取穴部位:足底中央のやや前方陥中で,足趾を屈すると最も陥凹する部;
功効:通関,開竅,安神,鎮静;
主治:人事不省,浮腫,腎炎等;
穴意:腎経の井穴,配人中,十宣,足三里治人事不省。
然谷 (ねんこく)
穴名解釈:然─然骨,古代称舟骨粗高為然骨;谷:山谷;穴在其下方凹陥処,如在山谷。
取穴部位:内果の前下方,舟状骨粗面の直下;
主治:月経不順,失音不語等;
配伍:配風池,合谷,支溝,間使治失音不語。
太渓 (たいけい)
穴名解釈:太─甚大;渓─溝渓;穴在内果与アキレス腱の凹陥処,如居大の溝渓。
取穴部位:内果与アキレス腱の凹陥処;
功効:調補腎気,通利三焦,強健腰膝;
主治:不眠症,腎疾患,冷え性等;
穴意:腎経の輸穴,原穴;配神門,三陰交治不眠症。
大鐘 (たいしょう)
穴名解釈:大─大きい;鐘:踵(きびす),かかと;穴在足跟,其骨較大,故名大鐘。
取穴部位:太渓穴下0.5寸,アキレス腱の内側;
主治:冷え性,かかとの痛み等;
穴意:腎経の絡穴,別走足太陽膀胱経;配委中,崑崙,行間治足跟痛。
照海 (しょうかい)
穴名解釈:照─光照;海:海洋;穴属腎経,気盛如海,意為腎中真陽,可光照全身。
取穴部位:内果の直下凹陥処;
功効:通経活絡,清熱泄火,利咽喉,安心神;
主治:配列缺治呼吸器疾患;配支溝治便秘;
穴意:①陰蹺脈所生之処;②八脈交会穴之一:通於陰蹺脈。
復溜 (ふくりゅう)
穴名:復─伏,深伏;溜:流動;穴在太渓直上,腎経之経気,経太渓復上行溜注於此穴。
取穴部位:太渓穴上2寸,アキレス腱の前方;
功効:滋腎祛湿;
主治:むくみ等;
穴意:腎経の経穴;配腎兪,水分,気海,足三里,三陰交治足のむくみ。
兪府 (ゆふ)
穴名解釈:兪─輸注;府:腑;腎之経気由此輸入内腑。
取穴部位:鎖骨と第1肋骨の間,任脈外側2寸;
主治:咳嗽,胸痛,心臓疾患等;
配伍:配風門,肺兪,膏肓,定喘,膻中治咳逆上気。
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