薬用植物名 採取時期 成 分 薬 効 用法説明
アカメガシワ 樹皮、葉(夏) 樹皮(ベルゲニン・ルチン・タンニン)葉(ゲラニイン・マロツシン酸) 皮膚炎・リュウマチ 樹皮、茎、葉を利用。
アロエ
アロエチン・アロミチン・アロエウルシン 便秘・糖尿病・痔・水虫・ニキビ @生葉をよく洗いそのままおろし金ですりおろして、数倍に水で薄めて痔・水虫・ニキビに湿布する。Aまたは、煮出して患部を洗浄する。Bアロエのおろし汁をコップ1杯程度を、ガーゼに包んで入浴剤として使用。
イブキジャコウソウ 茎葉(6〜7月) 精油・フラボノイド・トリテルペノイド 咳止め 香りつけの目的で、浴剤に配合される。
ウド 茎根(秋) 精油・テルペノイド 肩こり・頭痛・めまい 葉や茎を刻み、利用する。
オトギリソウ
全草(8〜11月) セレニウム・タンニン・アントラキノン類・タンニン・フラボン類 止血・肝炎・抗癌・リュウマチ・打撲・打ち身・切り傷 @夏の土用後、花房が結実しない前に根元から全草を採取A日干しにして乾燥して細かく刻むB1回量2〜4グラムを水0.3リットルで半量まで煎じて飲用する。Cまたは、お茶のようにお湯を注いで飲用。D20グラムを水0.5リットルで、半量まで煎じて患部を洗浄する。E葉や茎を刻み、利用する。
オドリコソウ 全草(開花期) テルペノイド・ラマルピド、アルカロイド・スタキドリン 腰痛 腰痛には、乾燥したオドリコソウ適量を、木綿の袋に入れて、薬湯料として入浴する
カワミドリ 地上部(開花期) 精油・メチールキャビコール 頭痛・消化不良・食あたり・腹痛 茎、葉を利用。
キンミズヒキ 全草(開花期) フェノール類・イソクマリン類・フラボノイド配糖体 疲労回復 茎、葉を利用。
シシウド 根(秋〜春先) クマリン類・脂肪酸 神経痛・リュウマチ 300gを袋につめ水のうちから風呂に入れて沸かす。
シソ 葉(6〜7月) 抗ヒスタミン成分・シアジン・カロチン アトピー・皮膚炎・ぜんそく・健胃・解毒 @アカジソの葉は6〜7月の開花前に採取A半日程度日干しB風通しの良い場所で陰干しC1日量5〜10グラムに水0.4リットルを加えて、半量まで煮出して飲用。Dお茶のようにお湯を注いで飲用。
Eシソを葉を煮出して患部を洗浄。Fシソの薬湯は、皮膚病・アトピー治療にも使用される。
ショウブ 根茎(5〜6月) 精油(アサロンカリオフィレン) 神経痛・リュウマチ 根茎と葉を荒切りにして、袋に入れて入浴する。
スイカズラ 花蕾(5月)・葉(夏〜秋) 苦味配糖体・フラボノイド 腰痛 葉茎を袋に入れて利用。
スギナ 春〜初夏(茎) サポニン・ケイ酸・ベーターシトステロール・タンニン 抗癌・糖尿病・胆石・関節痛・皮膚炎・しもやけ・あかぎれ・湿疹 @春〜初夏採取してよく洗うA天日で乾燥B細かくして保存C1日5〜10グラムで、1リットル水を沸騰する。2分程度で火を止める。1日3回飲用。D半量に煎じた液で患部を洗浄。E葉茎を袋に入れて利用。
ドクダミ 花・葉・開花時期
イソクエルシトリン・クエルチトリン・デカノイルアセトアルデヒド・ラウリールアルデヒド・クロロフィル・フラボン 高血圧・アトピー・蓄膿症・便秘・胃炎・十二指腸潰瘍・神経痛
@花が咲くころに新葉と一緒に採取するA日陰の風通しのよい場所で数日乾燥B天日干しして、ぱりぱりになるまで乾燥して保存C1日5〜10グラムを水1リットルで、中火で5分程度煮出して3分の2程度にするD食前の空腹時に飲用。ハトムギ(ドクダミの半量)やハブ茶(適量)と混ぜてもかまわない。Eまたは、お茶のようにお湯を注いで飲用。
F半量に煎じた液で患部を洗浄。G茎や葉を浴剤として用いる。
ナギナタコウジュ 地上部(秋) 精油・モノテルペノイド 神経痛・リュウマチ 茎や葉を浴剤として用いる。
日々草 全草(葉・茎・根) アルカロイド・ビンクリスチン・ビンブラスチン・アジュマリシン・セルペンチン 抗癌・リウマチ・心臓病・高血圧・アトピー・皮膚病
@4〜5月(原種)の種をまくA一番生育して元気のいいときに日々草を根から引く抜くBよく洗い泥やゴミを落とすC天日で数日干すD乾燥するまで、風通しのよい場所につるす。E細かく裁断して保存F1回5グラムで熱湯を0.4リットル程度いれて10〜20そのままにしてから飲用する。
F煎じた液で患部を洗う。G適量の茎や葉を浴剤として用いる。


ニワトコ 花(4月)・茎、葉(7〜8月) トリテルペノイド 神経痛・リュウマチ 300g程袋につめて煎じ、袋ごと風呂にいれる。

ビワ 精油・サポニン・ビタミンB1・ブドウ糖・クエン酸・タンニン ガン治療・肝臓病・風邪・アトピー・皮膚病・水虫・捻挫
@必要なときに数枚採取して葉の裏の毛をたわしで取るAそのまま、適当な大きさに切るB葉3枚に、0.5リットル程度の水で半量に煎じて飲用C乾燥葉は5グラムに水1リットルで10分程度細火で煎じて飲用。D煎じた液で患部を洗う。E適量の茎や葉を浴剤として用いる。
ミヤマトウキ 根・茎葉(秋) 精油・ブチルフタリド・セダノン酸ラクトン 血行をよくする 茎葉を袋につめて利用。

ミョウガ 全草(葉・茎・根) アルファーピネンなどの精油。茎葉、根茎にはタンニン 眼の疲れ、浴湯料、食用 茎葉、葉は、乾燥してから、疲労回復などに、浴湯料
リュウノウギク 花・葉・茎 左旋性カンフェン、非旋光性カンフェン 冷え性、腰痛、リウマチ、神経痛 陰干しした適量のリュウノウギクを、木綿の袋等に入れて、風呂に入れて入浴して、木綿の袋で肌をこする
ヨモギ
茎葉(6〜7月) クロロフィル・精油・タンニン・脂肪酸・ビタミンA〜D 抗癌・肥満・婦人病・関節痛・アトピー・動脈硬化・老化防止・アトピー・痔の止血・腰痛 @十分成長して花の咲く前に新葉茎葉を採取A日陰で乾燥して細かくして保存B1日量5〜8グラムを水0.4リットルで半量まで煮詰めて食間に飲用Cまたは、1分ほど沸騰させて、ハチミツを入れて飲用。一般的には「もちぐさ」のこと。D煎じた液で患部を洗う。E適量の葉を袋につめて利用。