アクシバ             (ツツジ科アクシバ属:落葉低木:樹高 〜90センチ:花期 〜7月)

薬効
食用
分布生育場所

科名:ツツジ科/属名:アクシバ属
和名:灰汁柴/学名:Hugeria japonica
北海道、本州、四国、九州の山地の林内、山すその木陰

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見分け方・特徴

属名 ツツジ科スノキ属、学名 Vaccinium japonicum
落葉小低木、樹高20〜50センチ、樹皮は緑色、枝は多く分岐して水平に広がります。
葉は、濃緑色、単葉で柄がなく互生。葉身は卵形か卵状楕円形、長さ2〜6センチ、幅0.7〜3センチ、葉の表面は緑色で葉脈上に毛があり、裏面は粉白緑色で無毛です。
葉縁は細かい鋸歯があり、葉先は尖り、側脈は5〜7対あります。
花は、葉腋に淡紅色の花が1個ずつ垂れ下がってつき、花冠は深4裂して、裂片が外側に反り返り、雄しべ8、花粉袋は赤褐色で、花冠の外に、くちばし状に突き出します。
果実は液果で、直径7〜8mmの球形で、9〜10月に赤く熟し薄い味がして食べられます。
採集と調整
薬効・用い方
赤く熟した果実を食用にします。甘酸っぱい味がする。
その他
アクシバ(灰汁柴)の名前の由来は、枝が緑色をしていて、木丈が低く弱弱しい雑木ということから、青木柴と呼ばれていたものが転訛して、アクシバの名になったという説や、昔は、アクシバの木を燃やした灰で、灰汁を作って用いたことに由来して、灰汁柴(あくしば)の名がついたという説があります。

アクシバは、九州から北海道まで広く分布していて、アカワンノキ、ハナシキビの別名もあります。
また、庭木などにも用いられることもあります。