オニタビラコ      (キク科オニタビラコ属:越年草:草丈 〜80センチ:花期 〜10月)

薬効
山菜 
 
分布生育場所

科名:キク科/属名:オニタビラコ属
和名:鬼田平子/黄瓜菜/学名:Youngia japonica
北海道、本州、四国、九州の畑、道端、荒地など
朝鮮、中国に分布

キク科オニタビラコ属ヤクシソウ

見分け方・特徴

高さ20〜100センチになる、越年草か1年草
葉は、根生葉がロゼット状になり冬越をして、タンポポの葉に似て羽状に裂け、質は柔らかく、茎、葉は、紫褐色を帯び細毛がある
花は、5〜10月頃に茎は20〜100センチ立てて枝先に多数の黄色の直径約8ミリの頭花をつけ、茎は空洞
花は黄色の舌状花で、花後に、わた毛に種子が飛ぶ
タビラコ属で、花後わた毛になるのはこの、オニタビラコだけ
採集と調整
3〜5月頃の花茎の伸びる前の若芽、若葉を摘む
10〜12月頃の、ロゼット状の冬越しの葉を摘む
花茎が伸びると葉の苦味が強くなる
薬効・用い方
3〜5月頃の花茎の伸びる前の若芽、若葉、10〜12月頃の、ロゼット状の冬越しの葉は、塩を入れた熱湯で茹でて、数時間水にさらして苦味を抜く

和え物、おひたし、油いためなどにして食べる
その他
名の由来は、タビラコ(田平子)は、田で葉をロゼット状に平らに広げる様子を、田平子で、タンポポより小型から子(こ)がついたという
また、タビラコ(コオニタビラコ)より大型で、茎や葉が紫褐色を帯びることから、鬼(おに)が付いたという

春の七草の、ホトケノザは、オニタビラコ属の、コオニタビラコ(タビラコ)をいうが、近年は自生が少なくなったという