オニノゲシ            (キク科ノゲシ属:越年草:草丈 〜150センチ:花期 〜12月)

薬効
山菜
 
分布生育場所

科名:キク科/属名:ノゲシ属
和名:鬼野芥子/学名:Sonchus asper
ヨーロッパ原産の帰化植物
日本全土の空き地、荒地、田の畦(あぜ)など
明治時代に、ヨーロッパ原産で渡来した帰化植物

見分け方・特徴

茎は、中空で高さ50〜100センチにもなる越年草、地域により1年草
茎には縦にすじがあり切ると白い汁が出る
ノゲシ(ハルノノゲシ)と比べると、葉縁の鋸歯が硬い刺(とげ)状になり触ると痛い
葉は柄がなく、茎を抱き不規則に深裂、葉縁は刺状になる
花は、通常は4〜10月、日の当たる所など比較的暖かい場所では、通年つける
花の色は、黄色の舌状花で、茎頂につけ、花後綿毛(かんもう)をも種子をつける

ノゲシには、ノゲシ(ハルノノゲシ)があり、似た植物は、ノゲシより大型で、葉の羽裂が深く硬い、オニノゲシ、秋に花が咲く、アキノノゲシがある
採集と調整
春の若葉、茎につく若葉の刺(とげ)の痛くない葉を採取する
薬効・用い方
かるく塩を入れて茹でて、水さらしてから、胡麻(ごま)あえ、煮びたし、油いためにして食べられる
その他
名の由来は、ノゲシ(ハルノノゲシ)に似ていて、葉縁の刺(とげ)から、オニノゲシの名になった