インドジャボク (キョウチクトウ科ラウウォリフィア属:常緑低木:樹高 〜1メートル:花期  月)

薬効
製薬原料
分布生育場所

科名:キョウチクトウ科/属名:ラウウォリフィア属
和名:印度蛇木/学名:Rauwolfia serpentina
インド、タイ、マレー半島などの熱帯アジアに分布
日本では研究用などに温室で栽培

見分け方・特徴

インドジャボクは、熱帯アジアの湿気のある森林地帯に自生する常緑小低木
幹の高さ1メートル、葉は、披針形で表面は緑色でつやがあり、裏面は白色を帯び、3〜5枚が輪生する
花は、1年中淡紅色で内面は白色の花を茎頂に多数つけ、球形の果実が黒く熟す
採集と調整
温室などで栽培され、3〜4年した樹を、根茎及び根を掘り取り、水洗いして、天日で乾燥させたものを、生薬名で、ラウオルファイア根と呼ぶ
薬効・用い方
有効成分:レセルピン、アジマリンなど

血圧降下薬として製薬原料に用いられたが、現在は、有効成分は化学的に合成されている

インドでは、精神病の治療に用いられていて、民間薬としては、ヘビの毒やサソリの毒の解毒、解熱に用いられ、老化防止の妙薬としても知られる
その他
名の由来は、学名serpentina(セルペンティナ)は、蛇(へび)の意味のセルペントで、根が蛇のように見え、インドに野生することから、インドジャボクの名になった

また、学名Rauwolfia serpentinaの、ラウオルフィアは、ドイツ医師で東洋植物を研究されたラウオルフィア氏の名からつけられた