ウンラン          (ゴマノハグサ科ウンラン属:多年草:草丈 〜10センチ:花期 8〜9月)

薬効
利尿 緩下
分布生育場所

科名:ゴマノハグサ科/属名:ウンラン属
和名;海蘭/学名:Linaria japonica
日本全土の海岸の砂地に自生

見分け方・特徴

海岸の砂地に自生する多年草
全体に緑白色で無毛、高さが10〜15センチ
葉は、対生か3〜4枚の輪生、楕円形
花は、夏に枝の先端に大型の数個の珍しい花をつける
がくは緑色、花冠は仮面状で距(きょ)があり、外は白色、中は黄色
果実は、球形のさく果、翼のある種子を四方に飛ばす
採集と調整
地上部の全草を、6〜8月ころに、刈り取り、水洗いして日干しにして乾燥させる
薬効・用い方
利尿、緩下には、乾燥した全草5〜10グラムを水0.4リットルで半量まで煎じて、1日3回に分けて服用する
その他
名の由来は、海岸に咲く蘭(らん)から、海の蘭が転訛して、海蘭(ウンラン)の名になったという

別名として、珍しい花の様子から、キンギョソウ(金魚草)の名があり、水槽に入れると、泳ぎだすようにも見える