クリスマスローズ(キンポウゲ科クリスマスローズ属:多年草:草丈〜30センチ:花期 〜4月)

薬効
有毒 強心
分布生育場所

科名:キンポウゲ科/属名:クリスマスローズ属
和名:---/学名:Helleborus orientalis
ヨーロッパ原産、南ヨーロッパ・中央ヨーロッパ・トルコなどに自生
鉢植え、庭木として広く植栽されていて、園芸品種として広く栽培されている
野田交配/今川交配品種/ガーデンハイブリダス/ピンク系(ピンクスポット)/黄スポット系(「クリスマスローズ最新花コレクション」の著者野田卯一郎氏の生産)のクリスマスローズ販売

見分け方・特徴

葉は根生、掌状に切れ込み、花茎15センチで茎頂に少し下向きに1〜3個の花をつける、多くの園芸品種がある

クリスマスローズと春咲きクリスマスローズがある

クリスマスローズは、12〜2月ころに咲き、ヨーロッパ原産

春咲きクリスマスローズは、3〜4月ころに咲き、ギリシャやトルコ原産、一般には両方ともクリスマスローズの名で呼ばれている
採集と調整
葉は、夏に採取、根茎は秋に採取
薬効・用い方
強心配糖体のヘレボリン、ヘレボイレ、ヘレブリンを含有。
ジキタリスと同様の病理作用があるので有毒植物として使用してはならない

有毒部位:葉、根茎

有毒成分:ヘレボリン、ヘレボイレ、ヘレブリン

中毒症状:嘔吐、激しい痙攣(けいれん)、呼吸麻痺

その他
ヨーロッパでは、クリスマスローズを紀元前1400年には精神病の治療に用いられていたという

英名ヘレボラスは、紀元前約300年、古代ギリシャのパルテノン宮殿の地域一帯にクリスマスローズが群生していたことから、ヘレニズムの時代のヘレニズム文明からついた名だという

ヨーロッパで昔は、少量を寫下、強心、駆虫、通経に服用したというが現在は毒性が強く用いていない